0歳児にビールを飲ませる義両親! 義父の捨てセリフにカチン

長男が0歳の時、義両親にビールを飲まされたことがあります。初めて会った時から「価値観がずれている人たちだな」とは思っていたのですが、もうびっくり! 義両親にとって息子は初孫で、当然可愛がってくれるはずだと油断していた私。義両親に息子を抱かせたまま席を外したことが、この騒動を引き起こしてしまったのです。

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帰省した義実家で悲劇が

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 大晦日。生後5カ月の息子を連れて、大阪にある義実家に帰省しました。義両親は大阪育ちのコテコテのザ・関西人です。
 息子は、義両親にとって初孫でした。近所に住んでいたこともあり、産後何度かは会わせていました。

 義実家に着くなり、義父は
 「昔の〇〇(夫)にほんまそっくりやな~! ぶさいくに産まれたな~。抱っこさせろ」とお決まりの文句を言ってきました。ぶさいくとは言うものの、ニコニコと笑顔。可愛いの裏返しで言っている言葉なのだろうと思うようにしていました。

 夫も傍にいるし、変なことはされないだろうと息子を義両親に託して、私は料理の準備や家事をするために席を外してしまったのです。

0歳児にビール?! 信じられない義両親

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 毎回ネガティブワードを言われるのは本当に嫌だしやめてほしかったのですが、「数時間の辛抱だ。家事手伝いをして、食事を済ませ穏便に早く家に帰ろう」と思って台所へと向かいました。

 しかし、背後から
 「お~! 飲みたがってる飲みたがってる!」
 「いい飲みっぷり!」という義父と義母の笑い声、夫の
 「まじ、やめろって」と焦った声が聞こえてきたのです。

 私が振り返ると、義父が息子を抱っこしたままビールの入ったグラスを持っています。私は瞬時に何が起こったかを悟りました。

 夫が止めたにも関わらず、またビール入りのグラスを息子の口に近づけ飲ませようとしている義父。隣に座って、止めもせず笑い続ける義母。他にも5人ほどの親族がいましたが、誰も止めようとせず見て見ぬふり。
 「0歳児にビールを飲ませようとしている?」思ってもみない展開に、私もパニックになり頭が真っ白になりました。

義父の捨て台詞にカチン

 「や、やめてください!!!」と私が震える声で言うと、私の声に気づいたからか、時間差でビールが苦いと感じたからか、激しく泣き始めた息子。義父は
 「こいつ(息子)が飲みたがってたからやで。おまえさん、大阪のノリにもっと慣れたほうがええで! おもんない」と怪訝そうな表情。私は半泣きになりながら、息子を義父から奪い返しました。 
 
 心の中では「助けて。誰か助けて、おまわりさん、現行犯で義両親を逮捕してください。お願いします!」ずっと泣き叫んでお願いしていました。自分の心臓の音がずっとバクバク聞こえてます。
 怒りや憎しみ、悲しみの感情がごちゃまぜになり、取り乱しそうになりましたが、とにかくこの場を去ることだけを第一に考えていました。

 「もう帰ります!」と私が言うと、義父は
 「おまえさん、よぉ肥えたなあ。また明日! 正月な」と、謝罪もなく悪びれる様子もなく私の体型をバカにするような言葉をかけてきたのです。泣くのを必死でこらえながら義実家を後にしました。

唯一の救い、夫からの言葉

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 帰る途中、止まらない涙、止まらない義両親への不信感、息子も泣いていたので2人でうぉんうぉん泣き続けました。夫が
 「本当にごめんな、ありえへんかったな」と優しく声をかけてくれたことが救いでした。

 私が義両親に対する悪口を言っても、否定せず怒ることなく、私の気持ちを受け止めてくれました。もし義両親をかばうことがあれば本気で離婚しようと考えていた私。「夫は私の味方でいてくれるんだ…、よかった」とまた違う感情の涙が溢れたのでした。

 結婚前までは毎年楽しみだった年末年始。しかし、結婚後は義実家に行くことが本当に苦痛で仕方ありませんでした。
 その後、コロナ禍に。今まで「長男の嫁だから」といい嫁を演じていましたが、何時代の話だ? と考えを改め、今は「どう思われようとも構わない、義両親といえども赤の他人だ、冠婚葬祭など必要最低限しか顔出しをしない」ことを決断しました。

 まさか義両親が0歳児にビールを飲ませるとは… 夢にも思いませんでした。夫が唯一、常識のある人で良かったと、胸をなでおろした今回の一件でした。

(ファンファン福岡公式ライター / merry)

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