快進撃を続ける2023年シーズンのアビスパ福岡。11月4日には初のタイトルをかけたルヴァンカップ決勝を控え、本日10月28日(土)14時からは「アビスパ2万人プロジェクト」と題した、ホーム・ベスト電器スタジアムでの横浜F・マリノス戦が開催。
「アビスパ史上、今が一番おもしろい」この盛り上がりにのって、一人のサポーターとして、より多くの方に、アビスパを応援する楽しさを体感していただきたいと切に願います!
私がアビスパ福岡を本格的に見出したのは、ここ5シーズンほどと比較的最近。自身サッカー経験者ではないので、当初はそんなに興味があったわけでもないのですが、今では生活に欠かせない存在となっています。
なぜこんなにもはまったのか。アビスパ福岡は、私の生活や人生に何をもたらしてくれているのか。「蜂」にかけまして「8つ」のアビスパ応援による効能効果(個人の感想)を、2万人プロジェクト当日ではありますがご紹介させていただきます。それではスタート!
1.行動的になり、活力が向上した
自身ミーハー気味なもので、わりかし色んなことに興味をもって手を出すものの「これだ!」という決定的な趣味がありませんでした。ときどき趣味を尋ねられても「飲酒ですかね」と苦々しいスマイルで答えていましたが、アビスパを応援するようになり答えが鮮明になりました。
アビスパ福岡を応援する前の私の週末は、平日の仕事(主に飲み)疲れで、その回復に費やす過ごし方が多かったように思いますが、そこは劇的に変わりました。アビスパの試合があることで、テンションがあがり、てきぱき行動するようになった。時折アウェイにも行くようになった。ひとことで言えば「活力が向上した」。
例えば2万人プロジェクト当日である今朝も、楽しみすぎて朝5時に目が覚めて、これを書いている状況。「いまひとつこれといった趣味がないんだよなぁ」という方は、ぜひ一度ベスト電器スタジアムへ足を運んでみてください!
2.喜怒哀楽を発散することによるデトックス効果
人にはよると思いますが、大人(著者は43才)になると、色々と感情を溜め込みがちになります。子供の頃のように、その場の感情だけで、怒ったり、泣いたり、腹を抱えて笑ったりすることは少なくなりました。
しかしアビスパを応援するようになって、例えば今シーズン、私は少なくとも5回は、スタジアムで泣いています。もう、号泣です。おじさんなのに、うえ~ん、と泣いてしまうのです。
「泣く」という行為は、例えば映画を見て泣いた後になんだかスッキリするように、ある種のデトックス効果があるとの説がありますが、アビスパ福岡は今、そんなドラマティックなシーンを私にたくさん提供してくれる。
ベスト電器スタジアムでアビスパを見ていると「嬉しい!悔しい!哀しい!楽しい!」という自身のプリミティブな感情を、解放できる。それが、自身の精神衛生にすごくプラスになっていると思うのです。
3.夫婦仲の改善
個人的な話になりますが、結婚して10年以上が経過しました。10年以上一緒にいると、それなりに衝突するトピックスは増え、一方で無関心も加速しがちです。結婚当初と比較すると子供たちに費やす時間が増え、夫婦間だけで会話する機会も減っていました。
しかしそんな中、妻もアビスパにはまったことから「アビスパ福岡」が夫婦間のコミュニケーションの媒介になっている節があります。アビスパが好きという共通項で、会話が増える。アビスパがなかったら、今頃夫婦仲が危険水域に達していた可能性さえ否めません!
今年ホームで浦和レッズと対戦した試合の帰り道、アウェイで浦和から福岡に来られたと思わしきご高齢(70〜80代と推測)のご夫婦が、レッズのユニフォームを着て、空港までの道のりを手を繋いで歩かれているのを見ました。子どもたちが独立して、夫婦二人で暮らすようになったとき、アビスパの試合を一緒に見に行くことで繋がっていくのかもしれないと、未来を想起します。
4.反抗期突入しそうな息子とのコミュニケーションが円滑になった
またもや個人的な話になりますが、二人の息子のうち長男は小学校6年生で来春には中学生。反抗期の入り口に入っている節があります。特に私に対しては塩対応で、例えばLINEを送っても既読無視だったり「アザス」など3文字程度での返信。
ただ、ここにおいても「アビスパが好き」という共通項が、コミュニケーションの媒介になってくれています。アビスパの話をしだすと、延々と会話ができるし、アビスパを観戦にいく時は、一緒に外出する(それ以外は友達と遊びに行きがち)
今シーズン、とある試合で劇的な逆転ゴールが決まった際に、歓喜のあまりに息子と強く抱き合うことがありました。その後お互いに恥ずかしくなって、スラムダンク山王戦ラストの桜木と流川ばりに「プイっ」と離れましたが、アビスパはこういった瞬間も私に提供してくれています。
5.子どもたちの情操教育にめっちゃ良い
今のアビスパの選手たちはメンタル的に、人間的としても、素晴らしい選手が多いように思います。息子がサッカーをやっているということもあり、地元のプロチームにこういった選手たちがいるのは、子供達にとって最高の見本だと感じることが多いです。
例えば我が家の「推し」であり、長男が憧れているキャプテン「奈良竜樹選手」。先日ルヴァンカップ決勝進出を決めた名古屋戦の後のインタビューでも、対戦相手の名古屋やそのサポーター、その日ピッチに立てなかったアビスパの選手たち、もちろんアビスパサポーターにもリスペクトを述べた上で最後に
「僕達らしく、華麗ではないかもしれないですけど、泥臭く闘って、あと一試合、全員の力で戦い抜きたいと思います」
と言っているのを、長男、正座をしてじっと見ていました。サッカーをやってる子どもでもそうでなくとも、今のアビスパの姿に、学び感じて欲しいところがたくさんあります!
6.大人になっても友達ができた
大人になると、なんらか仕事や利害関係が発生しない間柄での交友関係、純粋な「友達」って、なかなかできにくいよなぁと思います。しかし、アビスパを応援するようになって、アビスパを好きという純粋な気持ちだけでの交友関係が発生しました。
特に今シーズン絶好調ということもあってか「実はアビスパファンだった人たち」が顕在化し、例えば自分の会社の中でも「アビスパ部」ができるといった現象が起こりました。
社内で酒を飲む時は、どうしても仕事の話題になりがちで、なんなら噂話やグチなどが中心にもなり得ます。しかし「アビスパ福岡」という共通項で結ばれた飲み会においては、全員が「アビスパ」の話しかしたがらず、見事に仕事や利害の話にならない。
利害関係や、役職や先輩後輩関係なく、ただアビスパ福岡を愛するという点においてコミットしている関係性は「友達」だと思われます。アビスパは大人になった私に「友達」を作ってくれました。
7.「只々、純粋に応援する」というピュアな感情を取り戻した
大人(著者は43才)になると、汚れちまった哀しみに、というやつですが、なかなかに打算にまみれてしまい、ピュアな気持ちが壊滅しつつあるのを感じます。日々、KPIとかマネタイズとかPDCAとか無機質なビジネス用語に囲まれる虚無感。
そんな中で、アビスパと出会い、スタジアムに向かう時は、本質的に「純粋に好きだから、心から応援したくなる」という気持ちになれます。打算などなく、ただ、アビスパ福岡が好きで、好きで好きで、好きで好きで好きで、応援したい。そんなピュアな感情をアビスパ福岡が私に取り戻させてくれました。
8.週末に「よし、来週もがんばろう」と思えるようになった
日曜日の夜は、いわゆるサザエさん症候群というやつで、日が暮れる頃に、あぁ明日からまた仕事か・・・とダウナーになることが多かったように思います。ビジネスマンの多くの方はそうなんじゃないでしょうか。
しかし週末にアビスパの試合を見ると。もちろん、その時の試合展開によって、テンションあがったりさがったりはあるのだけれども、選手たちの魂のこもったハードワークや強いメンタリティを見ると、スタジアムからの帰り道
「あぁ、私もがんばろう」
と思うのです。良い時も悪い時もありますが、アビスパと自身を重ねて、前を向いて歩こうと思う。そうやって、人生とアビスパが関わり合っている。言うてしまうと「明日からも、なんとかやっていけるパワー」をアビスパからもらっているような気がします。
俺たちの街には アビスパがある
アビスパの応援歌の中に「俺たちの街には」というものがあります。
「俺達の街には アビスパがある 俺たちの心に いつも生きている
君に会うたびに 心奪われて 皆君にハマって行くのさ」
福岡という街でアビスパに心奪われ、ハマって、8つの効能効果も手にした私としては、ぜひ多くの方に、ベスト電器スタジアムに訪れて欲しいと切に願います!