九州国立博物館だより【館蔵品紹介】

 東京・奈良・京都に次ぐ全国で4番目の国立博物館として、2005年10月に「太宰府天満宮」の隣に開館した「九州国立博物館」。特別展はもちろん注目されますが、実は常設展や様々なイベントも充実しているなど、隠れた楽しみ方がたくさんあるんです。  そんな九博の魅力を今後定期的に発信していきます。  まず第1回は、九博が所蔵する貴重な「館蔵品」の一部をご紹介します。

目次

館蔵品紹介 ~刀剣篇~

刀 銘九州肥後同田貫上野介

出典:九州国立博物館

年代:安土桃山時代 16~17世紀 王貞治氏寄贈。 南北朝時代に九州の肥後へ移り住んだ来派の末裔が、加藤清正のお抱え刀工となった同田貫一派。

刀 伝光忠

出典:九州国立博物館

年代:鎌倉時代 13世紀  小田勉氏寄贈。 光忠は備前国(現岡山県)長船派の祖として著名な刀工。華やかな刃文と豪壮な姿で知られています。古来、武家の贈答品としても非常に好まれました。

刀 無銘則房【国宝】

出典:九州国立博物館

年代:鎌倉時代 13世紀  一文字派のなかで、とりわけ華麗な刃文で知られる刀工の一人が則房【のりふさ】。無銘ですが、その華やかな作風から則房と極められました。平成最後に九博へやって来た4件目の国宝。

館蔵品紹介 ~名品篇~

針聞書

出典:九州国立博物館

年代:室町時代 永禄11年(1568) 病気が内臓に寄生する様々な「腹の虫」により引き起こされるという考えに基づき、ハリによる治療法を紹介するもの。腹の虫は昆虫や爬虫類、魚類などを掛け合わせたユーモラスなものが多いです。

鬼瓦【重要文化財】

出典:九州国立博物館

年代:奈良時代  屋根の棟端を飾る鬼瓦で、西海道(九州)の政治的中枢である大宰府政庁に用いられていました。人の表情に近い立体的な造形が、憤怒の形相を際立たせています。

花鳥蒔絵螺鈿聖龕

出典:九州国立博物館

年代:安土桃山~江戸時代 金銀の蒔絵と螺鈿できらびやかに飾った聖龕。大航海時代に日本を訪れたキリスト教の宣教師たちが特注したものと考えられます。絵画を納める聖龕のうち最大の遺例です。

ウンスンカルタ

出典:九州国立博物館

年代:江戸時代 17世紀 ポルトガルから伝わったカルタを日本風にアレンジした全75枚。七福神と達磨の札5枚をウン(ポルトガル語で1)中国風の冠をかぶる男性の札5枚をスン(ポルトガル語sumo(最高の意)に由来)と呼び、その他に絵札と数札があり、図柄は5種類。

九州国立博物館

住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2 営業:9:30~17:00(入館は16:30まで) 休館:月曜日 電話:050-5542-8600(NTTハローダイヤル 8:00~22:00)

九州国立博物館

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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