引き出しは開けっぱなし 靴下ぬぎっぱなし 私の夫は“やりっぱなし”のプロ 

子育てをしていると、何度言っても直らない生活態度にイライラ、毎日口うるさく注意してしまう自分に自己嫌悪。なんてことはよくありますよね。しかしわが家の場合、その対象は子どもだけではありません。何度言ったらわかるの! とイライラする相手はもう一人いるのです。

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家事にも育児にも協力的な夫

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 結婚して15年目になる夫は、社交的で明るい性格です。私の両親ともすぐに仲良くなり、あだ名で呼ばれるほど。料理が趣味で休日はいつも台所に立っています。

 家事や育児にも協力的で、良い旦那さんだねなんて言われることもありますが、私のイライラの原因はこの夫にもあるのです。
 夫は名付けて「やりっぱなしのプロ」なのです。彼の行動について紹介していきます。

夫のやりっぱなしエピソード

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 夫はなぜかコタツの中で靴下を脱ぎます。そしてそのまま置きっぱなしです。翌日、私が掃除をする時に見つけ、脱衣所まで片付けなくてはなりません。

 ドアは開けたら閉めません。開けっぱなしです。冷房や暖房をつけていてもお構いなし。
 「開けたら閉めてよ」と言うと嫌な顔をされるのでわざわざ私が閉めに行くことも珍しくありません。

 夜はテレビを見ている途中で寝てしまいます。つまりテレビも電気もつけっぱなしです。私はいつも夫より先に寝るのですが、夜中に子どもたちの布団を掛け直すために目を覚ますと、リビングの電気がついているのです。

 私が目を覚ますことなく朝まで寝ていた時は、夫も朝までテレビと電気をつけたままリビングで寝ていたこともあります。

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 料理をしていても、お皿を出すときや調理器具を出すときに開けた引き出しは全て開けっぱなしです。自分で開けた引き出しにぶつかったり、開けっぱなしの食器棚の扉に頭をぶつけている光景は見慣れたものです。

 料理にこだわるあまり、見たこともない調味料を買ってくることもあります。結局一度きりしか使わずに賞味期限が切れてしまった物も数知れず。買いっぱなしです。

 洗濯物も同じです。ズボンの裾や、上着の袖を捲ることはみなさんもありますよね。洗濯に出すときには元の状態に戻してから洗濯機に入れると思うのですが、こちらも捲りっぱなしです。毎回私が元の状態に戻してから洗濯をするという手間が増えます。

 さらに夫は、レシートやお菓子のゴミなど何でもポケットに入れる癖があります。ある日、会社の大事な手帳をポケットに入れたまま洗濯に出していたことが発覚。私も気づかずに洗ってしまい大慌て!

 1ページずつに新聞紙を挟み重しを乗せて皺を伸ばしたり、インターネットで見た対処法を参考に、冷凍庫で凍らせてみたり。どうにかこうにか手を尽くして事なきを得ましたが、全て粉々になっていたらと思うと呆れてものも言えません。

子どもへの注意は未来への投資

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 何度注意しても「やりっぱなし」の常習犯である夫。私は毎日のように子どもたちに
 「お菓子を食べたらゴミはすぐに片づけて」とか
 「読んだ本は本棚に戻して」と言っていますが、大人でも直らないのですから、子どもが直せないのも無理はないのかなと思ってしまいます。

 夫のお母さんは私よりもおおらかで、あまりガミガミ叱るタイプではありません。それでも私が注意するたびに
 「子どもの頃、母親からも同じこと言われたなぁ」と言っている様子を見ると、お母さんも苦労したのだろうと感じます。

 子どものころから言われているのに直せないということは、今私がわが子に繰り返し注意していることも無駄なのだろうかと思ってしまいます。それでも、諦めたらそこで試合終了なのです。

 今は「うるさいなぁ」と思っていることでしょうが、いつか「あの時お母さんが言っていたのはこういうことだったのか」と気付いてくれる日がくると信じて…。未来への「投資」だと思えば、すぐに結果が出なくても落ち込むことはありません。

 ちなみに夫は、つい口うるさくあれこれ言ってしまう私とは違い、私の行動に対して何か言ってくることはありません。しかし私自身にも他人から見れば直した方が良いと感じることはたくさんあるのでしょう。

 夫から見た私は果たして何のプロなのでしょうか。ガミガミのプロ、ネチネチのプロなんて言われてしまうのでしょうか。今度じっくり聞いてみたいと思います。

(ファンファン福岡公式ライター/はる)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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