5歳・7歳の息子を持つママライター、永野栄里子です。
誕生日は1年に1度の特別な日。プレゼントを楽しみにしている子どもも多いのではないでしょうか。
小さい頃は年齢に合った定番のおもちゃや知育玩具など、子どもに「刺さる」誕生日プレゼントが比較的選びやすいですが、年齢を重ねるとどういったプレゼントを喜ぶのか、どれくらいの金額のものを渡すとよいか、わからなくなることもあります。
そこで今回は、小学生の誕生日プレゼントの金額相場やおすすめのプレゼント、選び方のポイントなどをまとめました。ぜひ参考にして、思い出に残る1日を過ごしましょう!
小学生の誕生日プレゼントの金額相場
早速、小学生の誕生日プレゼントの金額相場を見てみましょう。誕生日プレゼントは年齢だけでなく、家庭によっても金額に大きな幅があるようです。
低学年の金額相場
HugKum(はぐくむ)の調査によると、小学生の誕生日プレゼントの金額で最も多いのは、5,000~1万円、次いで3,000~5,000円という回答でした。
残念ながら、アンケート調査は「小学生全体」のものしか見つからず、低学年のみの具体的案数字データはありませんでした。しかし、上述のサイトに加え、誕生日プレゼントに関するさまざまなサイトに載っている「相場」を見てみると、低学年の金額相場は3,000~1万円程度のようです。
クリスマスプレゼントの平均予算は5,000円前後だったことから、誕生日プレゼントも大きな差がないのではと予想できます。
高学年の金額相場
高学年についても、「高学年のみ」の調査データはありませんでしたが、さまざまな情報から、誕生日プレゼントの金額は5,000~1万円が平均的だと予想できます。クリスマスプレゼントの金額に関する調査では、低学年よりも高学年のほうが平均額が高いことがわかりましたが、誕生日プレゼントも同様の傾向にあるといえるでしょう。
小学生が喜ぶ【誕生日プレゼント】予算や選び方は?男の子or女の子、低学年or高学年別におすすめを公開!友達へ贈るプレゼントも https://hugkum.sho.jp/59994
【小学生の誕生日プレゼント】喜ぶのは何?性別・年代別に解説
小学生の誕生日プレゼントの金額は5,000円を中心に、3,000円~1万円程度までのものが選ばれやすい傾向にあります。では、性別・年代別にどのようなプレゼントが喜ばれるのかを見てみましょう。
低学年女子が喜ぶプレゼント例
低学年の女の子には、ぬいぐるみや人形、メイキングトイ、クッキングトイ、キャラクターグッズなどが人気です。メイキングトイとは缶バッジやアクセサリーなどを簡単にハンドメイドできるおもちゃ、クッキングトイはお菓子や料理の材料・道具がセットになったものをいいます。
自転車や一輪車、ホッピングなど、外で体を動かすグッズも、アクティブな子どもには喜ばれるでしょう。
低学年男子が喜ぶプレゼント例
低学年の男の子には、ゲーム機やゲームソフトが人気です。また、地球儀や恐竜図鑑、プログラミングゲーム、ボードゲームなども、年齢の低い男の子に喜ばれるプレゼントだといえます。
外で使えるアイテムなら、自転車やスケートボード、グローブ、ボールなどがおすすめです。野球やサッカー、バスケットボールなど、好きなスポーツを日々楽しめるグッズを誕生日に選ぶ家庭も少なくありません。
高学年女子が喜ぶプレゼント例
高学年になると、女の子はぬいぐるみや人形、おもちゃなどをあまり選ばなくなります。本やマンガ、ゲーム、好みに合った文具、ファッション用品など、興味があるものによって、喜ぶものはさまざまです。
ファッションに興味がある女の子には、アクセサリーやコスメ、洋服、靴などがおすすめです。高学年になるとタブレット端末をプレゼントに選ぶ家庭もありますが、「少し早い」と感じる場合は、電子辞書などもよいでしょう。
高学年男子が喜ぶプレゼント例
低学年からゲームが好きな男の子は、学年が上がってもゲームソフトを欲しがることも多いでしょう。また、ドローンやラジコンなど「自分で操作できるもの」も、喜ばれます。
男の子も女の子同様、好きなものがはっきりとしてくることも多いです。スポーツやファッションに興味がある場合はスポーツ用品やユニフォーム、服、靴など、趣味を楽しめるグッズをプレゼントにするのもよいのではないでしょうか。
小学生の誕生日プレゼント選び……平均予算や選ぶポイントは? https://mamosearch.jp/column/category_parenting/07/
小学生の子供が欲しい誕生日プレゼント20選 https://giftpedia.jp/11308
【小学生の誕生日プレゼント】選ぶ際のポイントと注意点
誕生日は1年に1度きりなので、子どもがもらって笑顔になるものを選びたいと思う保護者も少なくないでしょう。しかし、「できれば普段から活用して欲しい」「親がよいと思うものを贈りたい」と、おもちゃやゲーム以外のものをプレゼントにしたいと思う人もいます。
小学生の誕生日プレゼントは、どのように選ぶと保護者は気持ちよく贈ることができ、子どもも喜んで受け取れるのでしょうか。
子どもの意見を尊重する
「子どもが喜ぶこと」を第一に考えるのであれば、子どもの意見を尊重して欲しいものを買ってあげるのがベストです。しかし「喜ばせること」ばかり重視すると、年々お祝いがエスカレートしたり、子どもも高価なものをもらうのが「当たり前」になったりするため、よいこととはいえません。
子どもの意見を尊重してプレゼントを決める場合も、予算内で買えるものにする、親子で相談して双方納得できるものにするなど、ルールを決めるとよいでしょう。
長く使えそうなものを選ぶ
せっかく贈ったプレゼントをすぐに壊してしまったり、飽きて使わなくなってしまったりしては、プレゼントした側の気分はよくないでしょう。子どもが欲しがったものも、その場の「欲」だけでなく「長く大切に使えるか」を基準に、購入するかどうか決めるのがおすすめだといえます。
比較的高価なものだけでなく、相場より安いものも同様です。「3,000円程度だから飽きてもよい」「1,000円だし、すぐに壊れても仕方がない」というわけではないことも、しっかりと説明しましょう。
学校で使えるものを選ぶ
子どもの願いも聞き入れつつ、保護者が贈りたいものを誕生日プレゼントにしたい場合は、学校で使えるものを選ぶのも1つの方法です。実用性があるのは保護者にとって、好みのデザインを選べるのは子どもにとってのメリットになります。
子どもも「誕生日に買ってもらった」という特別な思いから大切に扱い、長く使用できる可能性も高まるのではないでしょうか。
きょうだいで遊べるものを選ぶのも◎
おもちゃやゲームを誕生日プレゼントにする場合は、きょうだいで遊べるものもおすすめです。年の近い同性のきょうだいがいる家庭では、「自分も欲しい」というトラブルをも避けられるでしょう。
複数人で遊べるものは、きょうだいだけでなく友達と遊ぶ際にも重宝します。しかし、誕生日を迎える子どもがまったく興味がない、欲しがっていないものを「コスパがいいから」などの理由で勝手にプレゼントにしてしまうのはNGです。
兄弟で遊べるものを選ぶ場合も、保護者の願望だけでなく子どもの意見も取り入れて選ぶようにしましょう。
予算オーバーの場合は話し合いも必要!
「誕生日ぐらい、願いを聞いてあげたい」と思っても、あまりに予算をオーバーする場合は、叶えるのが難しいこともあるかもしれません。
しかし、「ガッカリして欲しくない」「喜んで欲しい」と、一度無理をして予算以上のものをプレゼントすると、プレゼントのハードルが上がってしまいます。そのまま年々予算が上がる可能性もあるため、予算オーバーの際には親子での話し合いが必要です。
「なぜプレゼントできないか」「誕生日プレゼントとはどういうものなのか」を説明し、別のプレゼントに替えてもらう、足りないぶんは貯めていたお年玉で補填する、クリスマスプレゼントと合同にするなど、別の方法を考えましょう。
子どものお祝い「過剰」に注意! お金教育にもつながる3つのポイントとは https://benesse.jp/kosodate/202011/20201105-2.html
誕生日に現金はOK?現金をプレゼントするメリット・デメリット
小学生の子どもの誕生日プレゼント選びは、簡単なようで難しい場合もあります。欲しいものがあまりない子どももいれば、予算内で買えないものばかりを要求される可能性も、ゼロではありません。
「もう現金を渡して好きなように使ってもらえばよいのでは」と考える保護者もいるでしょうが、現金を贈る前にはメリット・デメリットを知っておくとよいでしょう。
誕生日プレゼントを現金にするメリット
誕生日プレゼントを品物ではなく現金にすると、子どもは好きなタイミングで、好きなことやものにお金を使えます。また、「貯金をしよう」「欲しいものができるまでとっておこう」「おこづかいで足りない部分で使おう」など、自分で使い道を考えるので、金銭感覚を養うのにも有効です。
誕生日プレゼントを現金にするデメリット
現金をプレゼントにすると「お誕生日感」が多少なりとも薄れてしまうのは否めません。また、「自由に使ってよい」と思って渡したとはいえ、そのお金を目的もなく無駄遣いされてしまうと、保護者も複雑な気持ちになるでしょう。
うまく活用できれば現金も立派な誕生日プレゼントになりますが、こういったデメリットがあることも忘れてはいけません。
現金を渡すかは年齢や家庭の方針で決めるのがおすすめ
子どもへの誕生日プレゼントを現金にする家庭は少なくありませんが、多くは年齢が上がった中学生や高校生からです。とはいえ、「まだ小学生だから現金のプレゼントはダメ」ということはありません。
現金をプレゼントにするかどうかは、子どもの年齢だけでなく、家庭の方針で決めるのも1つの方法です。年齢が大きくなれば「現金、ありがたい!」と思えますが、子どもの頃はたとえ中身がわかっていても、ラッピングされたプレゼントを開ける瞬間はワクワクするものでした。
「いつから現金!」という決まりはありませんが、個人的には「予算内で欲しいものが決まっている」あいだは、小学生の誕生日プレゼントは品物を渡すのがよいのではないかと思います。
子供の誕生日プレゼントは現金でも良い?何歳からか相場はいくら? https://hapirakilife.com/1876.html
小学生の誕生日プレゼントの金額や内容はそれぞれ!家庭で話し合いベストなプレゼントを考えよう
小学生の誕生日プレゼントの金額相場は5,000~10,000円が最も多く、学年とともに予算が少しずつアップすることも多いようです。子どもが喜ぶプレゼントは性別や年齢で異なりますが、保護者の希望も取り入れたプレゼントにするなら、学校や習い事などで使えるような、実用的なものがおすすめだといえます。
誕生日の考え方、誕生日プレゼントの在り方は家庭の方針により異なりますが、「子どもが素敵な1日を送って欲しい」と思う保護者も少なくないでしょう。親子で話し合いながら、楽しい誕生日になるようなプレゼント選びを進めてくださいね。