暮らし上手のヒント(1)-安全な牛肉や豚肉を届ける食肉衛生検査所の役割と仕事-<PR>

牛肉や豚肉などの食肉は「と畜検査」という公的な検査を受けています。その役割を担っているのが食肉衛生検査所です。誰がどのような検査をしているのでしょうか。

1.食肉衛生検査所は何をしている?

●お肉になる牛や豚は、と畜場で「と畜検査」という検査を受けることが法律で決められています。
●この検査では、お肉が食用に適するかどうかをチェックしており、牛や豚を1頭ごとに全て検査しています。

2022年度の福岡市食肉衛生検査所での年間検査頭数は、牛が 約26,000頭、豚が 約117,000頭です。

2.どんな検査をしている?

●と畜検査は、獣医師の資格をもった「と畜検査員」が、あらゆる疾病や異常等の可能性を想定して検査を行います。
●牛や豚が生きている状態からと畜解体され食肉になるまでを通して細かくチェックし、食用に適さないものを排除しています。

こんなところをチェック

・病気や異常はないか
・動物用医薬品が残留していないか

検査の流れ

 このようにして、何段階もの検査に合格したものだけが、食肉衛生検査所の検印(合格印)を押され、食肉として出荷されます。

一言コラム:お肉の生食やレア焼きは危険

と畜検査で合格した健康な牛や豚であっても、食中毒の原因となる病原体(細菌、ウイルス、寄生虫)と共存しており、お肉や内臓には病原体が含まれていることがあります。その場合、牛や豚では症状がなくても、人では害が大きく、食中毒を引き起こす可能性も。
食中毒予防のため、お肉は中心部まで十分に加熱して食べましょう。

●問い合わせ
福岡市 保健医療局 生活衛生部 食品安全推進課
Email: shokuhinanzen.PHB@city.fukuoka.lg.jp

提供:福岡市保健医療局

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