コロナげんか、コロナ離婚?! 「密」な6人家族の解決策とは?

 新型コロナウイルスの影響で、休校が続いた4人の子どもたち。さらに緊急事態宣言で、親もテレワークに。一気に家の人口密度が高くなり、家の中はハチャメチャ…。感染予防とは別の意味で、家族間にもソーシャルディスタンスを保つ必要があると痛感したのでした。

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「密」になった家庭内でイライラがたまり…

出典:Photo AC

 普段は、学校と部活動(クラブ活動)で土日まで忙しくしている4人の子どもたち。昨年、緊急事態宣言が出た時には、全てが休みになり、毎日家で過ごすことになりました。
 普段から家で仕事をしている私に、テレワークになった夫がプラスされて、家の中は「密」な状態でした。

 高校3年生で受験生の長男は、弟妹の騒々しさに我慢ならない様子で、ずっとイライラ。時々、壁を殴りつけて威嚇します。中学2年生の長女は、部活もできず、運動不足のダラダラ生活。友達とも会えずに引きこもり状態。小学5年生の次男と小学3年生の次女は、あり余る元気を家の中で発散(=うるさい)。毎日、きょうだいげんかが絶えません。

 子どもたちが騒いでいると、集中できなくて私の仕事がはかどりませんし、夫がずっといるのも気になります。仕事がはかどらないのは夫も同じようで、うるさい子どもたちを怒鳴りつけることもしばしばです。子どもたちも夫の雰囲気を察してか、私にばかりきょうだいげんかの仲裁を求めました。

 毎日、家族6人分の食事を準備するのもかなりの負担で、私の仕事時間は削られてしまいました。それでも、夫は自分の仕事だけをしてあとは知らんぷり。私を含め、家族みんなのイライラがたまっていくばかりでした。

家の中でもソーシャルディスタンスが必要!

出典:Photo AC

 これではダメだ! 家族とはいえ、距離が近過ぎる!
 家の中でも、お互いの距離を保つ必要があると思いました。そこで、家族会議を開催。それぞれがしたいこと(ゲームやTV)、しなければいけないこと(勉強や仕事)を挙げて、家の中での住み分け、時間分けを決めました。

 一戸建てに住んでいるものの、子どもたち4人は2階の子ども部屋を共同で使っているので、時間分けが必要でした。午前中は下の子3人が、午後は長男が子ども部屋で勉強することにしました。下の子3人は受験勉強の邪魔にならないように、午後は家の外で運動したり、1階でテレビを見たりして過ごします。

 私はいつも通り、午前中は1階のリビングで仕事。午後からは下の子3人の面倒を見ます。夫は終日、2階の寝室にこもって仕事。勝手に部屋には入らないルールも作りました。
 それぞれの時間と場所を確保することで、トラブルは減りました。とはいえ、狭い家の中で何カ月もこの状態を続けるのは無理があるかも…。状況に合わせて、臨機応変にルールを変更していく必要があると感じた体験でした。

 緊急事態の時こそ、さまざまな工夫をしながら、共同生活で他者を思いやる気持ちを育てていきたいと思いました。
(ファンファン福岡公式ライター/おきょうさん)

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