体の小さい小学1年生にとって、ランドセルの重さは結構な負担。それなのに、週末や月曜は体操服や給食当番の荷物が増え、その上、雨まで降ったら…。息子が1年生の頃も、荷物の多い雨の日には苦戦させられました。その時、工夫したことを紹介します。
雨の日も安全に登下校できるよう工夫してみたものの…
長男が小学1年生になって気が付いたのですが、ランドセルは大人が持っても相当な重さがあります。それだけでも、まだ体の小さな1年生にとっては大変なのに、月曜と金曜は特に荷物が多く、子どもたちの負担はさらに大きなものに。 授業に必要な学用品に、お茶の入った水筒、給食袋。週末に持ち帰り、週明けにまた学校に持って行く、上靴入れに体操服袋、給食エプロン。 まだ教科書の少ないはずの1年生のランドセルでも、パンパンです。全ては入りきらないため、ランドセルのフックに巾着袋を提げて、手には上靴入れを持つという状態です。 それでも天気が良ければまだいい方。雨が降って、傘で手がふさがったら大変です。重い荷物でバランスが取りづらいのに、傘が風にあおられたり、視界が狭くなったりしてとにかく危険。こんな状態では、車が来てもとっさによけるのは難しいでしょう。実際、長男は雨の日の通学途中に転んで、洋服がびしょびしょになってしまったことが何度もありました。 親としても、できるだけ安全に登下校できるように、いろいろな工夫をしてみました。 手荷物をコンパクトにまとめてみたり、レインコートを着せて両手をフリーにしてみたり。でも梅雨時期の大雨では、どんなに工夫しても子どもか荷物か、どちらかは必ず濡れてしまいます。風邪をひかないようにタオルや着替えなども持たせると、さらに荷物が増えるという悪循環。 長男も雨の日の天気予報を見ると、「はあ、荷物いっぱいの日なのに…」とため息をつくほど、悩まされていました。
自分たちではどうにもできない! 先生に相談すると
そんな時、長男のクラスで担任の先生と個人面談がありました。 そこで私は、週末・週明けと雨が重なった日の登下校の大変さについて、先生に話しました。すると、他の保護者からも同じような相談があったとのこと。「学校としても、子どもの安全のために対応を考えていきたい」という返事をもらいました。 その言葉通り、先生たちは次の学期からある工夫をしてくれました。それは「月曜と金曜に体育の授業を入れない」ということです。 これで、荷物の中で一番大きくてかさばる体操服袋を、週末・週明けに持ち運ばなくてよくなりました。荷物の量を分散できたことで負担が少し減ったので、長男は大喜び。先生がすぐに対応策を考えて実行してくれたという点も、子どもにはとてもうれしかったようです。 最近は、雨の日の手荷物を減らすため、ランドセルに装着できるサブバッグなども登場しているようですね。荷物をまとめて両手を空けることができれば、転倒した時のケガのリスクを減らすこともできそうです。 子どもが低学年のうちは、何かと心配の尽きない登下校。いろいろと工夫して、雨の日の通学を乗り切りたいものですね。 (ファンファン福岡公式ライター/minimix)