師走ですぞ~年賀状希望者募集中~「サ日記」

 寒いですニャ。12月だから当たり前か。

 年の瀬を人間界では、「師走」と言って、普段落ち着いている先生も走り回るくらいあわただしいから、「師も走る」というのが由来らしい。おれたち猫族は年中のんびりしているように見えるかもしれんが、色々外敵もいて、年中気が休まらんのが実態だ。もっとも、おれのような家猫はのん気なもんだが。

 恒例の地域猫カレンダー紹介も今年は今回で最後だ。まず、ことわざ(?)がいつも書いてある方から。「古代、猫は神として崇められていた」らしい。そんなら、おれも古代に生まれたかったぞ。うちの連中はおれに一目置いているようだが、「神」とまでは思っていない。それにしても、この子猫は温泉にでもつかっているようなポーズを取っている。顔もなんか湯上りみたいだし。

 こちらは、ことわざ無しの方。切り株にワイルドなキジトラ猫が乗っている。手前側にいる茶トラ猫とは、お互いにあさっての方向を向いているな。気ままな外猫らしい有様だ。まあ、おれたち家猫も気ままであるが。このキジトラの顔は野性味の中にも穏やかさもあるようだ。肝がすわったやつなんだろう。

 のっけから「寒い」と書いたが、そんな日でもおれは外出することもある。騒がしい外猫の連中に時にはにらみをきかせときたいからニャ。最近、ギャアギャアうるさい声を上げて争う猫たちが耳にさわる。どうせ、気の荒いハチワレとクマあたりの仕業と思うが。

 「いざこざを起こしてる猫はいねぇがあ」。なまはげのような気持ちで見回る。

 おれが出て来るとおそれをなしてみんな逃げて行ってしまうのか。

 きょうは、うちの庭を荒らすヤツもいなさそうだから、ぼちぼち引き上げるとするか。

 ところで、前回おれとチョビからの年賀状を出すから、欲しい人はメールくれと書いたが、まだお二人からしかご希望がない。おれたちの人気も地に落ちたかと少々落ち込んでおる。

 よかったら、年賀状をもらってやっておくれ。宛先は、

 jun.kanekozuki@gmail.com

までどうぞ。いつも書くが、ご本人のご住所お名前をお忘れなくニャ。

 チョビの写真を載せるのを忘れていた。最近あんまし撮ってないからニャ。ちょっと恨みがましい顔をしているようにも見える。

 まあ、次回に期待しておくれ。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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