家で過ごす時間が増えたので、部屋でできる健康づくりに取り組んでみました。まずは、元々家にあったもののほったらかしてあった「足ツボ健康器具」です。大げさな名前ですが、要するに上に乗るだけで突起物が足裏を刺激するというシロモノ。痛いのを我慢して乗り始め十日ほど。効果はあるのでしょうか。
寝入っていた真夜中に、外から聞こえてくる若者たちの話声で目覚め、しばらく寝つけず、眠くてしょうがない久留仁譲二です。だいぶ暑くなってきて寝苦しいので、網戸にして少し風と空気を入れてるんです。クーラーはまだ早いし。
最近外出もしにくく、家にいる時間が長くなっています。体がなまってはいかん、と使ってなかった健康器具を引っ張り出しました。冒頭の写真がそれです。息子が買ってきて、1、2回乗ってみましたが、意外に痛いので、敬遠してました。 でも、「イタ気持ちいい」という言葉もあるくらい、痛いぐらいじゃないと、からだへの効き目は無いようにも思います。 家での時間があるこの機会に、じっくり活用してみることにしました。
見ておわかりのように、たくんさんの突起があります。効能があると思しき体の部位が書いてあります。私、特にどこがどうというわけではないのですが、とにかく乗っかってみます。「ちょっと乗るだけ」と板にも書いてあります。
靴下を脱いで裸足になり、おそるおそる片足ずつ上がります。これがけっこう痛い。時計見てませんが、1分ほど我慢できたでしょうか。最初はこんなもんでしょう。しかし、これに乗っても痛みを感じなくなるようになれば、ものすごく健康な体に生まれ変われるかもしれません。指圧とかも鬼のように痛いのを耐えてこそ効果は生まれるに違いありません。聞けば、この板、千円以上したとのこと、有効に使わないともったいないです。
翌日は2分、そのあくる日は3分…と少しずつ「乗板時間」を増やしていき、昨夜はついに10分間板の上で過ごすことに成功しました。たしかに慣れてくれば、平気とまではいかないものの、耐久力はついてきます。しかし、体重80kgちかくあるので、固い突起は容赦なく足裏に食い込みます。降りるときは、そして降りたあともかなりの痛みが足裏を覆い、とにかくしっかり足に食い込み、足裏のそこここに穴が掘られたみたいな状態になってます。
さて、肝心の効き目の方はどうなんでしょうか。はっきり言って10日間やってみただけでは、まったく効果は分かりません。元々どこかが痛かったりするわけじゃないので、その痛みが取れるわけもないし。3、4年前けっこうむくんでいたふくらはぎの腫れが無くなった気はしますが、それが足ツボマッサージ(?)によるものかそれ以前の自然治癒なのかは、神のみぞ知る、ってとこです。
まあ、「いわしの頭も信心から」とも「信じる者は救われる」と言います。当面、このナゾの「足ツボ健康法」、続けてみようと思います。最長20分くらい乗っかれるようにはなれるでしょうが、時間がもったいない気もするので、ドラマとか映画とか見ながらがいいかもしれんですね。 最近、録画したクロサワ映画とか三國連太郎さん主演の「飢餓海峡」とか古い日本映画を見てるんですが、有名な「七人の侍」は、特に三船敏郎演じる若い侍が大声でしゃべる場面とか何を言ってるのかさっぱり聞き取れんかったです。自分の耳が悪いのかと思ってたら、ネットで検索したところ、古い黒澤作品は、音声が聞き取りにくいことで有名なようです。「電柱が撮影のジャマだ」と、切ってしまうほどの完全主義者の黒澤明監督は、音声には無頓着なんでしょうか。ナゾです。
ということで、「にわか健康オタク」を目指す久留仁譲二は、しばらく我流の健康法を披露していきたいと思います。 きょうは、最後に、酒を抜きまくっての人間ドックでにての血液検査の肝臓の数値が非常に芳しくなかったことをお伝えしておきます。 では、ごきげんよう。