12/22(金)公開「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」

 サンダンス映画祭で話題騒然となった映画「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」は、A24が北⽶配給権を獲得し全⽶はじめ全世界で⼤ヒット!アリ・アスターやジョーダン・ピール、サム・ライミ、スティーヴン・スピルバーグら名だたる名匠も絶賛した新世代ホラーが、いよいよ本日から公開です!!

目次

『ヘレディタリー/継承』を超えて全⽶でA24 ホラー史上最⼤のヒット 気鋭の双⼦YouTuber 監督が放つ、禁断の超快感!ホラー上陸

© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

【STORY】
⼿を握り、「Talk to Me」と唱え、90 秒以内に終わらせる。SNS で話題の「#90秒憑依チャレンジ」に参加しただけのはずだった…17歳のミア(ソフィー・ワイルド)は、⺟(アレクサンドリア・ステファンセン)を亡くした痛みを抱え、⽗マックス(マーカス・ジョンソン)とも気まずく、⽇々寂しさを感じていた。そんな彼⼥が唯⼀⼼を許せるのは、親友ジェイド(アレクサンドラ・ジェンセン)と彼⼥の弟ライリー(ジョー・バード)、そして2⼈の⺟親スー(ミランダ・オットー)だけだ。

ある時、⾼校の同級⽣たちの間で、降霊を楽しむ「憑依チャレンジ」が流⾏っていると知ったミアとジェイドは、興味本位でその集まりに参加する。降霊のルールは簡単だ。呪物の“⼿”を握って「Talk to Me」と唱え、霊を体内に招き憑れるだけ。ただし、90秒以内に⼿を離すことで霊を祓わなければ、⾃⾝の中に霊が居座り永久に⽀配されてしまうという。

© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

得も⾔われぬスリルと背徳感、さらには体験したことのない⾼揚感に、久しぶりに⽣への実感を味わったミアは、たちまち「憑依チャレンジ」の虜になる。そんな中、ジェイドの家で再び友⼈たちが集まって「憑依チャレンジ」パーティーを開くことになった際ジェイドの反対を押し切ってライリーが参加するが、霊を憑依させた瞬間、ミアの⺟親を名乗り始める。⺟と繋がりたい⼀⼼で、“90 秒ルール”を破ってしまうミア。するとライリーは邪悪な魂に⽀配され、⾃らを激しく傷つけた後、気を失ってしまう。

病院に運ばれたライリーはなんとか⼀命をとりとめたものの、昏睡状態のままだ。ジェイドとスーに責められ、拒絶されるミア。恐怖と孤独感を募らせたミアは、次第に追い詰められていく――。

期待通りけっこうグロめで胸糞悪くて最高な現代ホラー

© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

A24 ホラー史上最⼤のヒットと話題の今作品、私の大好きな「ヘレディタリー/継承」超えと聞いてめちゃくちゃ期待して観ました(゚∀゚)超えてるか超えてないかは観た人判断にまかせるとして、“幽霊ものなのかな〜”と思って観たら思った以上に、好みのグロさでなんともいえない胸糞悪さがクセになる最高ホラーでした(めちゃくちゃ褒めてる)。

確かに「ヘレディタリー/継承」好きな人は好きだと思う!そしてA24 じゃないけどジョーダン・ピールの「US」ぽいとも思った。「エクソシスト」もね!!自分が自分でなくなる、誰かが誰かではなくなる憑依の恐ろしさを描いた現代ホラーです。

“生への実感”にハマる若者というのが現代らしいというか、死んだように生きている若者が多いからなのだろうか、恵まれた生活(平和ってだけで恵まれてると思うのよね)を生きているものが求める、“スリルと生への実感”っていう嫌な予感しか感じないキーワードから始まる物語は、予感通りに進んでいくんだけど、ネタバレなしでいうと最後まで最高なホラー映画でした。

監督は総再⽣数15 億回、登録者数679 万⼈を誇る超人気YouTuber

監督を務めるのは、オーストラリアの双⼦映画監督ダニー・フィリッポウとマイケル・フィリッポウ。総再⽣数15 億回、登録者数679 万⼈を誇る超⼈気YouTube チャンネル「RACKARACKA」で世界的に知られる映像クリエイターで、「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」は、そんな彼らの⻑編映画デビュー作です。

この作品のアイディアは、ドラッグで実験していた近所の子ども達が、「床で痙攣する仲間の様子を笑いながらビデオに撮ったものを観たときに、強い印象と怖さを感じたこと」、そして双⼦の友⼈であるデイリー・ピアソンが、「霊に取り憑かれる体験を楽しむ10代の少年たちを描いた短編映画」を2⼈に共有したことから、共同執筆者のビル・ハインツマンと話し合いを始めそうです。

© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

“霊に取り憑かれることでハイな体験を⾒出す10代の少⼥の物語”の奥深いところで、依存症や精神疾患を抱えている若者たちをテーマとしたこの作品は、若者たちが抑圧した痛みから逃避しようとして、結局はその痛みを爆発させてしまう様⼦が浮き彫りになります。

撮影を終えたダニー&マイケル・フィリッポウ監督の本作に込めた思い

© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

ダニー&マイケル・フィリッポウ監督
「現在ホラー映画は、ジャンルとして⾮常に⼈気があり、僕たちの世界について何かを語るような、感情的に洗練された映画も求められています。確固としたコンセプトと説得⼒あるキャラクターに溢れた『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』が、⼤勢の⼈たちの共感を呼ぶと同時に、世界中のあらゆる年齢層の⼈々の間で、さまざまな思考や会話のきっかけとなることを願っています。

僕たちがこれまでしてきたこと、また僕たちがこれまで作ってきたものは全て、⻑編映画デビュー作を作るためだったんです。だから⽂字通り、夢が実現したんです。僕たちにとっては、⼀つ⼀つの出来事が最⾼の体験でした。刺激が強すぎるあまり、夜も眠れませんでした。

撮影を終えて家に帰るたびに、編集の作業をするのが、とにかく最⾼でした。その⼀瞬⼀瞬がとても楽しかった。夢を⾒ているような気分とはまさにこのことだと思いました。次の映画を早く作りたくて仕⽅がないです」

無意識の依存や誰もが少なからず持っている
人との関わりの難しさを考えさせられるホラー映画

© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia

依存症や薬物中毒ときくと日本人はあまり現実味がないけれど、そもそもスマホや自己肯定感を上げることに無意識に依存していたり、誰もが少なからず持っている人との関わりの難しさなんかを考えさせられるホラー映画でした。夢を現実に変えた2人の映像クリエイターが観せてくれる最高のホラー体験をぜひ映画館で!!

「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」
監督・脚本 ダニー&マイケル・フィリッポウ
出演:ソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン、ジョー・バード、ミランダ・オットー 他
劇場:福岡中洲大洋、ユナイテッドシネマキャナルシティ13 他
 https://gaga.ne.jp/talktome/

「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」手形クッキー付きチーズケーキが登場!

福岡市中央区天神にある「Water site OTTO(ウォーターサイトオットー)」では、「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」のモチーフでもある手形のクッキーを添えた「 バスクチーズケーキ手形クッキー付」(780円)が登場!映画を観た後は、ぜひこのチーズケーキで余韻を味わってくださいね!

Water site OTTO(ウォーターサイトオットー)
住所:福岡市中央区天神1-16-1
電話:092-714-3308
https://watersite-otto.owst.jp/

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

長崎県壱岐出身。福岡女子短期大学音楽科卒。卒業後ラジオ局の番組制作に関わる。その後転職し、福岡の数々の情報誌とWEBメディアの編集・ライターを勤める。編集では映画紹介やコラム、インタビューを経験。2015 年よりフリーの広報、ライターとして主に映画、グルメ、旅行コラムを執筆中。

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