夫は5歳児?! ふざけてばかりの夫にイライラ ケンカを止めた10歳娘のひと言に感心

「ああ言えばこう言う」とでもいうのか… 屁理屈やしょうもないギャグ、笑えない冗談など、「あなたは5歳児なの?」と思う発言が多い、うちの夫。家族で笑いあえているときはいいのですが、こちらに余裕がないときは、その発言にイラっとすることも。でも、娘のひと言のおかげで、ケンカに発展せずに済んだのです。

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夫は毎日冗談ばかり

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 とにかく、いつもふざけている夫。
 洗濯物の山を横目にゲームをしているので、畳むよう促すと
 「洗濯物を畳む腕の力がない…」と大げさな演技をしたり。

 夫が探しているものを、私が見つけてあげたのに
 「やっぱり隠していたのか!」と犯人扱いされることも。

 私と娘がライブに行く日には
 「ステージから手を振るね」と、なぜかメンバー目線で話してきたり。

 大きなおならをしたので注意すると
 「していない。おならなんて人生で1回もしたことない」と口答え。

 私が買ってきたおやつは勝手に食べるのに、自分が買ってきたスナックは独り占めし
 「俺のものは俺のもの!」と、某キャラクターのようなセリフを言ってくる。

 もう、挙げだすとキリがないくらい、“お子ちゃま”発言が多いのです。

「天ぷら何個食べたの!?」

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 ある日、10歳の娘のリクエストで、小エビの天ぷらを作っていたときのこと。
 習い事から帰ってきた娘に急いでお風呂に入るように伝え、お風呂上りにアツアツの天ぷらを食べられるようにと用意を進めていました。

 私が揚げ物をする傍らで、テーブルを拭いたりお箸を出したり… それくらいはやってほしいなと思ったのですが、夫は知らん顔。野球中継を見ながら、一人でビールを飲み始めたのです。

 その姿に、だんだんと口調が強くなる私。
 「もうすぐ娘がお風呂から出るから! こっちの手伝いもしてよ!」と言うと、めんどくさそうに食器の用意をしていました。

 自分のやることを早々に終えると、すでに出来上がっていた天ぷらを
 「ビールに合う!」と言いながら、勝手に食べ始めた夫。私が気づいたころには、全部でいくつあったのかわからないほど、減っていました。

 「ちょっと! 勝手に食べないでよ! 何個食べたの!?」と聞くと、夫は
 「100個」と悪びれることなく言ってきました。

 それまでのイライラもあったので、ふざけた返事にカチンと来た私。次の言葉を発しようとしたとき…ちょうどお風呂から出た娘がリビングへ。そして、ひと言
 「お父さんの瞬発力すごいね」とつぶやいたのです。

 予想外のひと言を聞き、妙に納得してしまった私。確かに、出した数字は小学生レベルですが、一瞬の間もなく答えたことは「瞬発力」かもしれない…。娘の言葉に感心し、すっかり怒りが収まったおかげで、それ以上のケンカに発展することはありませんでした。

いつでもポジティブな娘

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 娘は、いつも前向きな発言が多く、買い物に出かけた帰りに雨に降られると
 「家を早めに出たおかげで、帰りだけで済んだね」と、よかったことにスポットを当ててくれます。

 また、算数が得意な娘が、学校で苦手な子の補助をしているという話を聞き、私は
 「自分の課題をやる時間が減るのに、いいのかな…」と思ったのですが、娘は
 「教えてあげる分、自分の勉強にもなる」と積極的に参加しているとのこと。

 何ごともネガティブに考えがちな私は
 「本当に私の子なの?」と驚いてばかりです。

 天ぷらのときは、両親のケンカを止めようとしたわけではなく、ただ感じたことを口にしたのでしょうが…。それでも、物事をポジティブに捉えられるおかげで、いつも楽しそうです。

 相変わらず、わが家で一番子どもっぽい夫。今朝も、私が用意した朝ごはんを、最後に娘に運ぶだけ担当し
 「はい、召し上がれ~」と、手柄を横取り。まったく悪びれる素振りはありません。

 私も娘を見習って、夫の発言にイラっとしても
 「家族で仲よく話ができてうれしい!」
 「夫は無邪気でかわいい!」くらいの、前向きな受け止め方をすれば、少しはケンカも減るのかな…。

(ファンファン福岡公式ライター/ふわずみ みか)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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