3月末で老朽化により建物を取り壊す「中洲大洋映画劇場」(福岡市博多区)。残り1カ月半、レトロで情緒ある劇場の雰囲気を味わってみませんか。
映画愛を感じる温かな場所で昭和レトロに浸るひととき
戦後すぐの昭和21(1946)年にオープンし、78年もの長きにわたり福岡市民に愛され続けた映画館。クラシカルなインテリアのロビーや、手作りの映画のポップなど、シネコンとは一味違うアットホームな雰囲気が体験できます。訪れれば、心がほっこり、映画以外も楽しめる穴場です。
「大洋劇場ならではの楽しみ方をご紹介します!」と、スタッフの岡部章子さん。
映画鑑賞だけじゃない! 劇場も楽しもう!
エントランスやロビーには、手作りの映画紹介ポップや写真スポットがあります。時間を忘れて劇場空間に浸るのもおすすめです。
4階 エントランスホール
大洋2〜4のホール。映画モチーフのデザインがあちらこちらに施されたワクワク空間で、映画の待ち時間が楽しくなります。
フロアもかわいい。
SCREEN・大洋3(収容人数 80人)
2階 ロビー
メイン入り口から、らせん階段を上がると。
SCREEN・大洋1(収容人数 301人)
全席フランス製の椅子! 座り心地がよく、ゆったりしているので快適に映画鑑賞ができます。
クラシカル・ヨーロピアンを演出した大洋1のロビー。ゴージャスな空気に包まれて映画鑑賞。
実は写真映えスポットもあるんです!
映画愛にあふれたポップコーナー。
1階 チケットがなくても立ち寄れる【キネマカフェ】
1階にあるカフェは、レトロなインテリアとゆったりくつろげる雰囲気がいいと評判。さらにメニューの質も高く、1番人気の「国産牛テールカレー」は、あめ色玉ネギと牛テールをトロトロになるまで煮込み、スパイスが利いた逸品! 辛さと甘みのバランスが最高です。食後はハンドドリップで入れるコーヒーでほっと一息。
あとひく辛さがたまらない! 国産牛テールカレー/1,000円。
ビールで軽く一杯! ハートランド/550円 おつまみ付き。
カフェは気軽に利用できます。
手間ひまかけた味わいと昭和レトロにときめく。
クリームソーダ(メロン、ブルー)/各650円。懐かしさを感じるウエハース付き。アイスだけでなく生クリーム、レモンも付いた豪華版。
こだわりコーヒー(450円)はテイクアウト可。映画のお供に。
キネマカフェ
営業 10:00~LO18:00
店休日 火曜、第2水曜
電話 092-291-4058
※中洲大洋映画劇場受付につながります。
さよなら興行スケジュール
3月は思い出に残る名作を特別に上映します。背伸びして見た映画、ドキドキしながら見た映画など、あの頃を思い出し、懐かしんでみませんか。
◼️3月1日(金)〜7日(木)
「世界にひとつのプレイブック」
「ラ・ラ・ランド」
「コーダ あいのうた」
◼️3月8日(金)〜14日(木)
「半世界」
「凪待ち」*PG12
「ミッドナイトスワン」
「映画めんたいぴりり」
「映画めんたいぴりり~パンジーの花」
◼️3月15日(金)〜21日(木)
「おくりびと」
「キネマの神様」
「男はつらいよ お帰り 寅さん」
「機動戦士ガンダムⅠ」
「機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編」
「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
◼️3月22日(金)〜28日(木)
「ボディガード」
「ニュー・シネマ・パラダイス」*PG12
「グレイテスト・ショーマン」
「ボヘミアン・ラプソディ」
◼️3月29日(金)〜31日(日)
「黄金狂時代」
「独裁者」
「街の灯」
創業時に上映したチャールズ・チャップリンの名画で締めくくり!
料金 一律1,000円
※特別興行のみの料金です。
※特別興行につき、割引の適用、招待券・ポイント利用等、無料鑑賞は不可となります。
記念グッズ販売
3月末で取り壊しのため閉館となる中洲大洋映画劇場。これまでのご愛顧に感謝して、さよなら記念グッズが販売されます。劇場の再開は未定とのことなので、レアな商品になるかも!
1)クリアファイル
2)トートバッグ
3)78年にも及ぶ歴史が詰まった写真集
「ここだけの貴重な記念グッズです!」と、スタッフの大石尋樹さん。
中洲大洋映画劇場
住所 福岡市博多区中洲4-6-18
電話 092-291-4058
交通 福岡市地下鉄「中洲川端」駅1番出口前、
西鉄「東中洲」バス停前