新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、令和二年度の博多祇園山笠は延期されました。博多の老舗菓子舗「石村萬盛堂」(福岡市博多区)は、これまで山笠期間限定で販売していた「祇園饅頭」「大黒飴」を、今年は「番外・祇園饅頭」「番外・大黒飴」として発売します。
福岡を代表する祭り博多祇園山笠は、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から延期されることが決まりました。唯一、博多の総鎮守であり山笠の奉納先である櫛田神社の境内には、例年通り飾り山笠が建てられる予定です。
石村萬盛堂は「1241年、博多に疫病が流行った時、承天寺の開祖・聖一国師が施餓鬼棚に乗って町中に祈祷水をまいて疫病を退散したという説にならい、こんな時だからこそ山笠の縁起菓子『祇園饅頭』の伝統の味で博多の町ににぎわいや元気を添えたい」と、今年は「番外・祇園饅頭」「番外・大黒飴」を発売します。
「番外・祇園饅頭」 7月1日(水)~15日(水)販売 ※予約は6月15日(月)~
「番外・祇園饅頭」は、包み紙に今年の櫛田神社の飾り山笠の下絵がデザインされているのが特徴です。表(前方)と見送り(後ろ)の2種類があります。 いずれも「退治」をストーリーとする表題で、コロナ禍の平穏を祈念する内容。包み紙は櫛田神社でおはらいされます。包みを解いた後は縁起物として、額装できるサイズに工夫されています。「大切にしていただければ幸いです」と同店。
中村人形の人形師、中村信喬氏が描いた「表・ 清正公虎退治誉 」と、中村弘峰氏が描いた「見送り・ 桃太郎鬼退治誉 」です。祇園饅頭の文字は新進気鋭の書家 中村ふく氏が手掛けています。
「番外・大黒飴」 6月15日(月)~7月15日(水)販売
石村萬盛堂が2年前から中村人形とコラボして限定発売している博多縁起「大黒飴」は、今年は「番外・大黒飴」として販売されます。 包み紙は、中村弘峰氏が手掛ける飾り山笠の題材から「加藤清正、虎、桃太郎、鬼」の絵がデザインされています。さらに通年通り、大黒飴の当たりには博多人形の大黒さんが入っています。
石村萬盛堂「番外・祇園饅頭」「番外・大黒飴」
【販売商品】 ※全て税込み 「番外・祇園饅頭」 1個150円 「番外・祇園饅頭(赤・清正公)」5個入750円 「番外・祇園饅頭(青・桃太郎)」5個入750円 「番外・祇園饅頭(赤・清正公)」10個入1,500円 「番外・大黒飴 」8個入1,000円 ※売り上げの一部は櫛田神社に寄付されます 【販売場所】 ●石村萬盛堂 BASEオンラインストア ●石村萬盛堂、お菓子のいしむら各店 ※一部店舗を除く ●電話注文受付:092-962-5000