小学1年生の家庭学習はどうやる?おすすめの勉強法やスケジュールをご紹介!

小学1年生は家庭学習の定着を図る大事な時期。まだ1年生になったばかりだから…とのんびりしているとそのままズルズルとメリハリのない生活が習慣づいてしまうかもしれません。少しの時間でも机に向かって勉強することを取り入れたいですね。本記事では、新1年生の家庭学習について元保育士ママライターが実際に行った勉強法やスケージュールをご紹介します。

目次

小学1年生はどんなことを学ぶの?

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わが子が小学校へ初めて入学するというご家庭の場合、今の子ども達が学校でどんな内容を学んでいるか知らないという人も多いのではないでしょうか。親世代の時から小学校の学習指導要領の内容も変化しており、学ぶことが深く広くなっています。まずは1年生がどんなことを1年間かけて学習していくのか知っておきましょう。

小学1年生の学習時間は1コマ45分の授業が週に25コマあり、国語・算数・音楽・体育・生活・図工・道徳・特別活動(学活)の教科を学びます。

国語

・ひらがな、カタカナの読み書き

・漢字の読み書き80字

・音読

・文章の読解

・文章の書き方

国語は、まずひらがなカタカナを学習します。正しい鉛筆の持ち方・姿勢を習慣づけ、正しい書き順で買えるように学んでいきます。

夏休み以降には漢字の学習もスタート。1年生の間に80字の漢字を学びます。

そのほか、詩や物語の音読をしたり、基本的な文章の書き方(句読点のルールなど)も学んでいきます。

算数

・いくつといくつ

・なんばんめ

・繰り上がりのある足し算

・櫛下がりのある引き算

・量、長さ、広さくらべ

・かたち

算数は、数字の書き方・数え方からスタート。足し算や引き算は最初に答えが繰り上がり繰り下がりのない計算から学びます。

夏休み以降には繰り上がり繰り上がりのある足し算引き算も始まり、ここで初めて躓く子が増えていきます。

計算だけでなく、量や長さ、広さなどの数量に関しても少しずつ学んでいきます。

生活

・アサガオの観察

・虫や生きものの観察

・季節の植物

1年生は理科や社会の科目がない代わりに「生活科」という授業が週に3コマあります。身近な植物を観察したり発見することで興味を持ち、そこから知識へとつなげていきます。自分以外の生き物を大切にする気持ちを育むこともできる様になるでしょう。

学校の宿題はどんなことが出るの?

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入学して少し経つと、1年生も宿題が出されるようになります。宿題の量は内容は学校・クラスごとに異なります。わが子が通う小学校では1年生の時以下のような宿題が出されていました。

音読

多くの学校では「音読カード」と音読の教科書が用意されます。宿題で音読が出るときは、子どもが指定の文を声に出して読み、それを聞いて親が声の大きさ・はっきりよめているか・スラスラよめているかなどの項目にチェックをしてサインします。

まだ自分で文を読むことになれていない1年生は、音読の宿題は少し時間がかかるかもしれません。

文字の練習(ドリルやプリント)

国語の宿題はひらがなやカタカナ、漢字の反復練習を学校で購入した漢字ドリル・漢字ノートを使って勉強したり、先生がプリントを作成してくれる場合もあります。

上手に書けていると花丸の大きさや花丸に葉っぱがつくなど、先生の丸付けも子ども達がやる気を出せるような工夫をしてくれることもありました。

計算練習(ドリルやプリント)

算数の宿題は、主に計算練習。こちらもドリルやワークを使用して勉強します。クラスによっては、先生ではなく親が丸付けをするという場合もあるので、懇談会などで確認しておくとよいでしょう。

元保育士ママ

わが子が1年生の時は、表が算数・裏が国語の両面印刷プリントが一枚宿題に出されることが多かったです。

週末にはお手伝いの宿題なども

国語や算数の宿題だけでなく、週末には読書や家のお手伝いをするなどの宿題もありました。お風呂掃除や、洗い物、上履きを自分で洗うなど、何をするか子どもと相談しながらやってもらいました。

1年生の家庭学習の進め方

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家庭学習は学校から出された宿題だけでなく、プラスαで家でドリルや通信教材を取り入れているというご家庭も多いです。1年生は小学校の生活の基礎をつくる時期なので、この時期に家庭学習が当たり前というような生活習慣を作り上げると、学年が上がっても家庭学習に抵抗感を感じず自主的に行えるようになります。

そのためには、無理なくできる量からスタートさせることが大切です。家庭学習の進め方のポイントをまとめてみました。

朝学習をする

ライターの家では、毎朝学校へ行く前に朝学習をしています。10分から15分程度で終わるようにドリル1枚や通信教材を一回分やるなど簡単ですぐに終わるものから始めます。

なかなか朝起きれないという子もいるでしょうが、少しだけ早起きを習慣づけ、登校前に勉強するのをルーティーン化していくことがポイントです。夜遅くに勉強するよりも朝の方が集中力も高くおすすめです。

特に中学受験を考えているご家庭は、この朝の時間がのちのちとっても大切になっていきます。しっかりとご飯を食べて、朝から活動することで脳も活性化され健康に過ごせるようになるでしょう。

1回の勉強時間は15分程度で切り上げる

子どの集中する時間は1年生なら大体10分~20分程度と言われています。だらだら長く勉強時間を設けても子どもの集中が切れてしまいますから、1回の家庭学習は15分で切り上げるようにしましょう。

例えば、宿題と家庭学習を両方する場合は、宿題をしてからおやつを食べたり遊ぶ。また時間を決めて家庭学習を始めるなど間に休憩を入れてあげるとよいですね。

家庭学習のスケジュール例

6:30 起床

   朝食

7:00 着替え・登校準備

7:15 朝学習 ドリルや通信教材 ※短時間でもできるような量を決めておく

7:30 TVをみる

7:45 登校

放課後

15:00 帰宅

15:15 学校の宿題 ※親がいる場合は丸付けや音読チェックなども一緒にする

    おやつ

    遊びに行く

17:00 家庭学習 ※ドリルや通信教材

17:15 自由時間

18:00 夕食・お風呂

20:00 家庭学習 ※終わらなかった分や間違えたところや音読など

20:15 就寝準備

これはあくまで家庭学習や一日の流れの一例です。習い事があったり、親の帰宅時間などでそれぞれの過ごし方があるでしょうから、無理のない範囲でご飯や遊びの合間に少しずつ勉強時間を設けましょう。

家庭学習は親が必ずチェックする

宿題だけでなく、家庭学習もその日やったことは必ず親が確認し丸付けしてあげましょう。多子世帯や共働きの世帯などは時間も限られ一人ひとりの勉強をチェックする時間を確保するのも難しいですよね。

そのような時は、自動で採点や丸付けをしてくれる通信教材などを取り入れるのもあり。兄弟が丸付けしてあげるというのでもよいです。大事なのは間違えたまま覚えることをふせぐこと。

特に、漢字やひらがなの書き順や留めハネはらいなどは癖がつきやすいので、1年生の間に正しい書き方をマスターさせてあげたいですね。

家庭学習は机の上だけではない

ドリルやプリントをやるだけでなく、1年生の家庭学習は遊びやお手伝いなどを取り入れて行うことも大切です。例えば、時計のお勉強なら好きなTVの時間はあと何分で始まる?お父さん何時に帰ってくるかな?など普段の会話から意識できるような声掛けをプラスしていくとよいでしょう。

虫や自然に興味が持てるように、天気の良い休日には家族で公園へ遊びにいくなども素敵です。実際に体験したことや自分自身で気づいたことは教科書で見るよりもずっと大きな学びとなりますよ。

頑張っている姿をきちんと褒めてあげる

宿題するのが当足り前、家庭学習も当たり前という風に思っていると、子どもが毎日勉強を続けていくことに対し、あまり褒めなくなってしまうかもしれません。

子ども達は、大人が当たり前と思っていることも毎日必死に頑張っています。「今日も頑張ったね」「昨日より丁寧に書けてるね」「音読上手だったよ」「1週間続けられてすごいね!」など毎日きちんと褒めてあげましょう。

家庭学習におすすめの教材・ドリル

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学校の授業・宿題だけでは不安な場合は、家庭学習用にドリルや問題集、通信教材などを用意してあげるとよいでしょう。ライターが実際に使ってよかったおすすめのドリルなどもご紹介します。

漢字やひらがなの基礎練習に行う「ポケモンドリル」

国語の家庭学習にあるとよいのが漢字ドリル。学校の漢字ドリルだけではなかなか覚えられないという時や、漢字の予習復習に欠かせない教材です。1年生が初めて使うドリルなら、カラフルで挿絵があるものなどを選ぶと子どもも興味を持って取り組みやすいです。

こちらの漢字ドリルは、子ども達に大人気のポケモンのイラストがたっぷりのった視覚からも楽しめるアイテム。漢字の書き取りスペースも大きくて書きやすいです。学校の漢字ドリル以外の教材を追加することで漢字を使った言葉を多く知ることができ自然と語彙力も上がります。

ご褒美シールもついており、1枚終わったら好きなシールを選んで貼れるのも子どもの楽しみの一つ。

書名:ポケモンずかんドリル

出版社:小学館

計算の反復練習におすすめ「公文の計算ドリル」

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算数の家庭学習は、足し算・引き算の反復練習が大事です。繰り返し解くことで正確さだけでなくスピードも速くなります。

公文の計算ドリルは、スモールステップで基礎をしっかり学べるドリル。反復練習により,計算の基礎力を確実に身につけられます。初めての単元は解き方もわかりやすく載っているので、予習として取り入れるのもおすすめ。

一枚あたりの問題量も多すぎず少なすぎずちょうど良いですね。早く解ける子は1枚→2枚など枚数を増やすなどその子にあった進め方をしていきましょう。

書名:くもんの小学ドリル 1年たしざん

出版社:くもん出版

応用・発展問題に挑戦するなら「Z会グレードアップ問題集」

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計算が得意な子向けの教材や少し発展的な問題にも取り組んでほしいという時には、通信教材などを取り扱っているZ会のグレードアップ問題集がおすすめ。こちらのシリーズは算数は「計算・数量」と「文章題」の2種類に分かれています。計算に躓きがなく、文章を読む力も身についてきたら文章題にも挑戦させてあげたいですね。

問題集はオールカラーでイラストなども所々入り子どもの目にも入りやすい工夫が。問題文も良問が多く、思考力を高めてくれます。見開きで1回分。全部で40回分の量があります。夏休みや冬休みなど時間がある時にチャレンジするのもよいでしょう。

書名:Z会グレードアップ問題集 1年算数文章題

出版社:Z会ソリューションズ

1年生の家庭学習は継続することが大事

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1年生の家庭学習で大切なことは、時間をかけて量をこなすことではなく少しずつでも毎日机に向かって取り組むこと。継続は力なりという言葉もある通り、この時期に学習習慣を身に着けることが後々の勉強に役立ちます。

子どもひとりひとり集中できる時間は異なりますので、その子に合わせて無理のないように進めていきましょう。分からなかったことができるようになることで子ども達は自信を持ち、自己肯定感も養うことができます。

教科書ペースに合わせなくてもOK。できるところはどんどん先へ進めてもよいですし、苦手な科目や単元はゆっくりと丁寧に復習するなどサポートしてあげてくださいね。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

6歳と11歳の娘の育児真っ最中のママライターです。結婚前は保育士として私立保育園で約3年間勤務経験あり。保育士目線と母親目線で子育ての悩みに寄り添えるような記事を書いていきたいと思っています!

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