甘やかされてきた義妹と甘やかす義両親 法事の集まりで非常識を連発!

みなさんは、義実家との「常識」が同じでしょうか? 結婚は相手とするのではなく、相手の家族とするものという言葉があります。私の場合は法事のような改まったシーンで、それを特に強く実感します。自分の「常識」と義実家の「常識」に壁があり、困っています。

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甘やかされてきた義妹

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 3年ほど前、義祖母の七回忌に夫婦で招待をされました。夫が義父に当日のスケジュールや待ち合わせ場所などを聞いていると、その七回忌に義妹(A)が付き合っている彼氏を連れてくると言うのです。

 夫と15才の年齢差があるAは、もう20代半ばで立派な大人です。しかし義実家のなかでは一番年下で、いつまでも子どものような扱いを受けています。本人も家族からの対応にまんざらでもなく、いつもわがまま放題。夫もこれまで、Aのわがままに付き合ってきたというのです。

 義父の電話のあと、私は
 「それは少し非常識なんじゃない?」と夫に話しました。招待を受けていない人を法事に勝手に連れて行くことや、彼氏とは結婚が決まっているわけでもないし、親戚ばかりが集まる場に家族ではない人を連れて行くのは非常識だと感じたからです。

 私が伝えると、夫は少し困った顔をしながらも
 「そうだよね。七回忌なんだから、彼氏は連れて行かないように伝えるよ」と。後日、夫が再度義父に電話をしてその旨を伝えましたが、義父は
 「Aが連れて行きたがっているから!」の一辺倒。話が通じないので、考え直すように伝えて、いったん電話を切りました。

23時に義父が押しかけてきた

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 数日後、Aから夫に「大好きなお兄ちゃんが私の意見に反対するとは思わなかった、お義姉さんに変なことを吹き込まれている」とLINEが届きました。
 Aは、以前から何かと私のことが気にくわない様子。しっかりと私が悪者にされたなと感じ、私にとっては気分のよいものではありませんでした。夫は、義父に伝えた内容と同じことを、今度は直接AにLINEで伝えました。

 その夜のことです。夜の22時半頃、寝る準備を始めているところへ義父から電話が入り
 「もうすぐ家に着くから!」と伝えると電話を切ってしまいました。次の日も夫婦ともに仕事があるため、正直迷惑です。

 30分ほどして義父が1人で家にやってきました。
 義父の話は、最初と同じように「Aが彼氏を連れていきたいと言っているので、それを理解してくれ」とのこと。夫は
 「Aが彼氏を連れて行くことで、自分たちまで非常識な人だと思われて迷惑だ! Aが彼氏を連れて行くのを許すのなら、こっちは法事を欠席する」と言い返し、夜も遅いので帰るように言い放ちました。
 普段はとても温厚な夫が少し苛立ったような態度を見せたことで、義父は少し驚いていました。

 その後、夫は義父とAと何度かやり取りをし、結局彼氏は参加しないことにどうにか決まりました。

七回忌当日の服装に驚愕

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 七回忌の服装について義母からは、
 「当日は、親族だけなので服装なんて、いつも通りの格好でいいのよ~」と言われていました。しかし今回の件で、義実家と私の「常識」が異なることを実感。普段着でいいとは言われていますが念のためと思い、夫はスーツ、私は黒のワンピースで参列することに。当日、他の親族は全員スーツ、女性も私と同じような黒い服装でした。

 しかし義両親はカジュアルな服装で、義母はゴールドの取っ手の派手なバッグを身に付けていました。Aにいたってはミニのボーダーワンピース、もう1人の義妹はデニムにリュック、といういで立ち…。

 完全に義実家だけが周りから浮いています。ですが本人たちはまったく気にする様子はなく、待ち合わせをしていた私たちの様子を見て、
 「どうしてそんな格好をしてきたの?」とビックリしながら、大げさよねと少しあざ笑うような表情を浮かべていました。

 最初に義実家に行ったときは、細かいことは気にしない大らかな家族だという印象を持っていました。しかし次第に「なんかちょっと違う」と思うことが増えていき、今では非常識な面が見えるたび、あまり関わりたくないとすら感じてしまいます。

 この義実家で、まともに育った夫が不思議でなりません。七回忌以降、義実家と私の「常識」が異なるとき、相手にどう伝えどう共有すれば良いのかと悶々としています。

(ファンファン福岡公式ライター/猫にコバヤシ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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