縁日で見掛けるとつい買ってしまう、りんご飴。キラキラの飴でコーティングされた、宝石のような姿につい目を奪われますよね。そんな、りんご飴の専門店「APPLE DICE(アップルダイス)」が、福岡市博多区の博多マルイに6月23日(火)まで期間限定で展開中です。店舗を訪れてみました。
「アップルダイス」のりんご飴は、北九州市出身の店主・sayo(さよ)さんが1人で製造しています。いつもは主に全国のイベント会場を巡って出店しているといいます。 今回の出店では、メインのりんご飴加えて、フルーツ飴も販売しています。店舗周辺には飴のやわらかく甘い香りが漂っていて、子どもの頃の祭りの夜店を思い出し、なんだか懐かしい気持ちになりました。
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sayoさんは「飴の一番の大敵は気温じゃなくて実は湿度。日によって砂糖の配合を細かく変えて、常においしい状態の飴を出せるようにしています。感覚頼みなのでなかなか“後継者”が育てられず…。1人で作っているので、大量に個数を出せないんです」と話します。 1日当たりの限定数は設けていないそうですが、なるべく早い時間に訪れるのをおすすめします。
りんご飴って、実はアメリカ発祥とされているとか(諸説あり)。sayoさんがアメリカに留学していた頃、スーパーマーケットに並ぶカラフルなりんご飴を見て、「かわいくておいしいお菓子を私も作りたい」と思い立ったといいます。その思いを実らせたのがアップルダイスです。 「欧米ではりんご飴は気軽なお菓子。日本では夏の縁日で食べるイメージが強いですが、普段にも味わってほしいと思います」とsayoさんは話します。
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メインの商品は「りんごあめ」(税込み540円)と「毒りんご」(同)。リンゴは青森県産で、時期によって品種を変え、現在はジョナゴールドとふじを使っています。 青森県産にこだわる理由は「寒い地域で育ったリンゴはほどよく硬く、甘酸っぱさがりんご飴にぴったりだから」と話します。
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早生(早めに収穫したもの)リンゴに飴をコーティングし、ジューシーさをぎゅっと閉じ込めているのが特徴。「果汁の量が多く、そのままかぶりつくとしたたるほどなので、カットして食べてくださいね」と教えてくれます。 穏やかな甘さの砂糖を使用して作られた飴は分厚過ぎず、薄過ぎないようにコーティングされているので、ナイフを当てるとパリっといい音で割れて、中のりんごに細かくはり付きます。 「切らないままなら2日ほどはおいしさがもつので、お土産やプレゼントとして買っていく人も多いです」とsayoさん。ホワイトデーの時期は「お返しに」と購入する男性もいたそうです。
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小さいサイズの「ミニりんごあめ」(税込み400円)や、りんご飴の上からさらにチョコレートをコーティングした「ミニチョコ」(同420円)も人気。 飴に茶葉から煮出した紅茶を混ぜた「ミニ紅茶」(同450円)はイチオシとか。香り高い紅茶の風味がりんごにマッチして“大人のりんご飴”に仕上がっています。何種類か味を試したい人はミニサイズで!
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今回の博多マルイ店には、フルーツ飴も用意されています。季節や仕入れによって、フルーツの種類は変わり、現在はブドウやトマトがあります。 「ドライフルーツで作る飴を用意することも。かめばかむほどに味わいがあって、こちらも大人気です」。 おうち時間を豊かにしてくれる、どこか懐かしくてちょっと新しいスイーツを、手にしてみませんか。
APPLE DICE
期間:~6月23日(火) 住所:博多マルイ 1階イベントスペース(福岡市博多区博多駅中央街9-1) 営業:11:00~20:00 電話:092-415-0101 休みは博多マルイに準じる