【憧れの注文住宅】完成したらまさかの事態に?! わが家の家づくり失敗談

わが家は夫、4歳娘、0歳息子の4人家族です。息子を授かる前、憧れの注文住宅購入を決意! ところが、はじめての家づくりは色々な問題点がありました。今回は皆様にその時の反省点をお伝えしようと思います。

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夢いっぱいの注文住宅

写真AC

 まだ息子を授かる前のこと。わが家は「賃貸の更新前に、住宅を購入しよう!」と決意し、住宅展示場へと向かいました。

 あるハウスメーカーの展示を見ていると、リビングから2階にあがる階段の途中に子どものための素敵な空間があり、娘のお気に入りに。
 「ママ! 秘密基地みたいだよ!」と、目をキラキラさせていたのを覚えています。

 その素敵な空間は「スキップフロア」というそうで、「必ずリビングを通って子ども部屋へ行く」という私の理想にもピッタリ。
 「よし! 注文住宅でスキップフロアを導入しよう!」とそのハウスメーカーで契約することにしました。
 
 毎回の打ち合わせも楽しい時間で
 「広いリビングがいいな」
 「快適な書斎がほしい」など夢は膨らむばかりでした。

理想と現実と妥協

 「設計図の初版ができた」とのことで、意気揚々と打ち合わせに向かったわが家。しかし、見積り金額を見てビックリ! 予定金額からまさかの800万円オーバーだったのです。

 幸いなことに、担当営業がお客様思いな人で、色々と金額調整の方法を提案してくれました。こだわりのないものはすべて基本料金内に。「書斎」は部屋の一部に「ワーキングスペース」として確保。キッチンのグレードを下げるなど… 多くの妥協を元に設計図が修正されていきました。 

 わが家ができていく行程は楽しく、打ち合わせにも、建築現場にも、何度も足を運びました。

いざ新居へ! ところが…

Adobe Stock

 待ちに待った引渡し日。 期待に胸を躍らせ中に入ると… 色々おかしいではありませんか!

 立ち合い確認の時には気付かなかったのですが、ワーキングスペースの電源位置が、私達のイメージと全く違う位置に設置されていました。 現場監督にお伝えすると
 「家の柱の関係で位置を移動しました」とのこと。こだわりをもって指示していたので、移動する際には連絡をしてほしかったです。

 他にも細かいものを含めると10カ所以上も気になる点がありました。
 中でも一番悲しかったのは、「スキップフロアが快適な温度に保たれるように」と導入したシーリングファンが設置されていなかったこと! 電源工事もされておらず、現場監督に確認すると
 「料金が見積もられていないし、設計図にもない」とのこと。

 メーカーから最終提出されたパース図(家の完成予想を写真のような立体で表現する図)には描かれているのに?!

 現場監督としては
 「設計図にないものは、担当営業へ連絡してください」とのことだったので、その後は担当営業とお話しをすることになりました。

注文住宅はクレーム産業?!

 引越し後も担当営業の方と何度も連絡を取り合い、電源工事や細かいものは2週間後に修正工事をしてもらうことができました。
 見積り修正が必要なものは、施工費用はハウスメーカー持ち、設置する物の購入費用はわが家持ちで決着。が、引越しから2カ月が経った今も、シーリングファンのない家に住んでいます…。

 今思えば、「設計図」だけでは素人の私たちがイメージしづらく、状況がうまく共有できていなかったのではないかと思います。「パース図」を使って、担当営業と現場監督も交えて連絡を取っていればこんなことにはならなかったのではないかと反省しています。

 ハウスメーカーの担当営業は、とても申し訳なさそうに丁寧な対応をしてくださったことが救いです。以上が、わが家のはじめての家づくりの反省点でした。

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 悪いことばかり書きましたが、こだわって作ったスキップフロアとワーキングスペースは、わが家のお気に入りの空間です! また、決定することの多い注文住宅購入の経験を経て、夫婦のコミュニケーションが習慣化しました。今では細かいことでも連絡しあうようになり、夫婦関係が前より良好になっていると思います。

 住宅購入を検討している方、注文住宅の購入を決定し打ち合わせ中の方に、今回の体験が少しでも参考になったら嬉しいです。

(ファンファン福岡公式ライター / 山積みちゃん)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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