新型コロナウイルスの影響で、自宅にいる時間が増えました。わが家の子どもたちは、慣れない生活にストレスがたまった様子。そんな時に笑顔をもたらしてくれたのが、フルーツあめ作りでした。13歳の長女、11歳の長男、9歳の次女、1歳の三女がいる4児の父親ライターが、その時の様子を紹介します。
テレビで見たフルーツあめ作りに、みんなワクワク
新型コロナウイルスの影響で休校になり、ずっと家で過ごさなければいけなくなった子どもたち。最初は「学校に行って勉強しなくていいんだ~」と喜んでいましたが、次第にやることがなくてつまらなさそうにしていました。友達にも会えず、外出して気晴らしすることもできない状態が続き、ストレスがたまっていたのだと思います。 私と妻は、トランプやジェンガなど家の中で楽しめることを、いろいろ試してみました。少しでも子どもたちの気持ちが前向きになればと思ったからです。しかし、次第にネタが尽き…。 「他に何か楽しめることはないかな?」と考えていた時に、テレビでフルーツあめを作っているのを見て「これだ!」と思いました。早速、「フルーツあめ作ってみない?」と提案すると、子どもたちは「やったー! やろうよ」と大乗り気です。 「イチゴは必要だよね」「バナナはどうかな?」と、はやる気持ちを抑えきれない様子。数日後にみんなで作ろうと決めると、ワクワクしながら待っていました。
予想外に苦戦してトラブル多発! でも出来栄えに大満足
そして当日。砂糖1kgとイチゴ2パック、キウイ2個、パインの缶詰1缶、ブドウ1パック、オレンジ2個を用意しました。ちょっと多いかなと思いましたが、妻は「今日食べきれなかった分は、明日食べよう」と言って、大量に作ることに。実はテレビでは、シイタケや唐揚げなどもあめにしていたのですが、わが家では冒険は避けてフルーツだけにしました。 まず、リビングのテーブルにカセットコンロを用意して、フライパンで砂糖を溶かします。思っていた以上に難しく、加熱し過ぎてべっこうあめのようになってしまったり、次女がフライパンに手を触れてやけどしたりと、トラブルが多発。 子どもたちが作るのはまだ早かったと判断し、途中からは私と妻で作りました。あめを煮詰め過ぎず薄く色付いたタイミングでフルーツに絡めるのがポイントでした。さっと絡めたら、すぐに氷水で冷やすと、あめがパリパリになります。回数を重ねて慣れてくると、きれいに作ることができるように。子どもたちは目を輝かせて、できるまでの様子をじっと見守っていました。 縁日で食べるよりも、あめが薄くてパリパリ食感。子どもたちは「おいしい!」と絶賛の嵐。私もすっかり、味のとりこになりました。砂糖を1kgも使ったフルーツあめは、その日のうちにあっという間になくなりました。いつも1日で米を8合以上食べるわが家、さすがです…! 想像以上においしかったフルーツあめ。子どもたちも、見るのも食べるのも楽しかったようです。「また作ろうね!」とみんなで約束したのでした。 (ファンファン福岡公式ライター/【けんちゃん】)