コロナをきっかけに、子どもの習い事の“断捨離”始めたママ友!

 長かった外出自粛期間中、大掃除や衣替え、断捨離をした人も多いのでは? わが家では、1年着なかった洋服は捨てるというルールのもとに、45Lごみ袋8袋分もの衣類を処分しました。「断捨離でクローゼットはスッキリして、気分爽快」という話を友人にしたところ、彼女もまた断捨離をしていました。彼女が整理したのは、子どもの習い事でした。

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全て休みになり、教育熱心な親子に変化が

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 コロナ禍以前、彼女は「子どもの可能性を広げてあげたい!」と、6歳と4歳の息子をいくつもの習い事に通わせていました。小学校や幼稚園が終わったら、すぐに習い事に行くので、自由に遊べるのは日曜日だけ。子どもはもちろん、送迎する彼女自身も分刻みのスケジュールで、とても忙しかったといいます。  それがコロナの影響で全て休みになり、子どもたちは思い思いの時間を過ごすことに。すると、いい変化が現れたのです。  幼い頃から電車が好きだったお兄ちゃんは、以前から電車を動かす電気に興味があったらしく、「電気を使った実験がしてみたい」と言い出しました。そこで彼女は豆電球や電池、コードなどがセットになった実験キットを購入して、与えました。  するとお兄ちゃんは夢中になって実験を繰り返し、結果をメモしています。いつもだと「やりなさい!」と叱られるまで学校や習い事の課題に取り組まないのに、驚きの変化です。彼女は自主的に学ぶ息子の姿を見て、いら立つことがすっかり減ったといいます。

「習い事を続けたい?」その問いに、2人の答えは?

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 一方、弟くんは運動が大好き! 体操教室や水泳教室が休みになり、さぞがっかりしているだろうと彼女は心配していましたが、代わりに日課になったのがサイクリングでした。  テレワークで通勤時間が減った分、子どもと過ごす時間の増えたパパと、川辺のサイクリングロードを自転車で走るようになり、毎日楽しそうです。サイクリング中、道端に捨てられたゴミを見つけると、家に持ち帰って捨てる環境に優しい行動も、自然とできるようになっていました。  天気の良い日は庭に出て、子どもたちとパパはバスケットを、彼女はヨガをする日々。「習い事に追われて、子どもがこんなに夢中で遊んでいる姿を久しく見ていなかったな」とふと気付いたといいます。  あらためて、子どもに習い事について聞いてみたところ、休みが終わっても続けたいのは、それぞれ1件だけでした。彼女は、習い事を断捨離し、空いた時間は子どもが好きなことや興味のあることを探求する時間にさせようと決めたそうです。  「コロナをきっかけに生活を見直したよ。新しい生活様式だね」と彼女はほほ笑むのでした。 (ファンファン福岡公式ライター/tsukuko)

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