わが子の初めてのトイトレに対して、消極的な姿勢でスタートしてしまった私。娘が4歳になるまで保育園任せで、自宅でほぼ何もしていませんでした。そのせいで、同じく消極的になってしまった娘。4歳の誕生日に娘から出た発言を聞き、慌ててトイトレを開始したのでした。
進まないトイトレ
2歳児クラスから保育園への入園が決まり、2歳半の娘のトイトレを考え始めました。
しかし0歳の息子との2人育児で毎日バタバタ、トイトレまで手が回りません。結局、娘が3歳になった直後、保育園の先生から
「最近オムツが濡れていないので始めてみましょうか」とにこやかに声をかけられ開始しました。
最初は保育園で午前中のみトレーニングパンツ。先生の声かけで素直にトイレへ行き、失敗もなく順調でした。
ところが半年後に年少クラスへ進級し、保育園で普通のパンツを午後まで履くようになると、お昼寝中や午後にお漏らしをするように。
迎えに行った時
「トイレに行こうとしたけど、まにあわなかった…」と少し落ち込んだ顔で言う娘は、帰宅後にトイレをすませオムツへ履き替えると、安心した表情になります。
そんな娘に「家でもパンツを始めよう」と言うタイミングを掴めずにいましたが、この頃の私はトイトレを進めるという意識が薄く「まだいいかな」とのんびり構える姿勢でした。
オムツを履いた娘をトイレに誘うのは休日のみで1日1~2回程度。娘がトイレへ行くのを嫌がったら諦め、その日は再び声をかけることをしませんでした。
すると娘はいつの間にかオムツにおしっこをしており、私も夫もパンツを履かせることにますます消極的になり… と悪循環に陥り、トイトレをほぼ何もしないまま半年たってしまいました。
頭を抱える娘の発言
トイトレを進めなければ… と思ったのは、娘が間もなく4歳になる秋のこと。
同学年の子を持つ友人と久しぶりに電話をしたのですが、娘より5カ月誕生日が遅い友人の子は、既に夜寝る時しかオムツを履いていないと言うのです。
友人の話に驚き、トイトレを何もしていないことにようやく焦り始めた私。娘が4歳になったら平日は夜寝る前まで、休日は自宅にいる時にパンツを履かせようと決意しました。
誕生日の一週間前から、娘に
「4歳になったらお家でもパンツ履こうね」と毎日声をかけますが、娘は
「えー…」と明らかに嫌そうな反応でした。
そのまま迎えた誕生日は休日。朝、娘に
「パンツ履こう」と誘うも、案の定
「イヤだ」と拒否されます。
「なんでパンツを履くのが嫌なの?」と私が理由を聞くと、娘は
「オムツなら漏らしても平気だから!」と得意げな顔で堂々と言うのです。
娘の発言に夫も私もあ然とし、
「このままだとずっとオムツ履きたがりそう…」
「これはマズイ」と頭を抱えますが、トイトレに消極的でオムツに頼りきっていたのは私たちも同じだ… とこれまでの行動を反省しました。
ようやく本腰を入れたトイトレ
それからは、家でのパンツ開始時期をこれ以上先延ばしにするまいと、トイトレの絵本を娘に読んだり、カラフルなパンツをたくさん用意したりと楽しいイメージ作りを開始。
娘の場合はカラフルに揃えたパンツが効果的でした。笑顔で
「ワン・ツー・スリー…」と並べたパンツを数えてから
「今日はイエロー!」など、覚えたての英語を使いながらパンツ選びを楽しむようになったのです。
私たちも
「今日はどのパンツにする?」とパンツ選びに参加したり
「やった! トイレでできたね」と褒めたりと、一緒に楽しむようにしました。
そうしてトイトレを進めた結果、5歳になった娘が、今では
「オムツ卒業できそう?」の問いに
「うん!」と前向きな返答をするようになり、ホッとしています。
そんな娘は、4月から年長に進級します。もう少し暖かくなったらパンツのみに挑戦する予定です!
私たちが消極的だったせいで、自宅でのトイトレ開始が4歳になってしまった娘。もっと早いうちから一緒に進めていれば、既にオムツを卒業できていたかもしれません。
これからわが子のトイトレを迎える方は、わが家のように小学生がチラつく頃にバタバタしないよう、保育園や幼稚園、先輩パパママなど周囲に相談しながら少しずつ進めていくことをオススメします。
(ファンファン福岡公式ライター/坂 真琴)