【アート】日本のおとぎ話がテーマ、ジェフリー・ウルフソン個展「TARO THE LEGEND:GENESIS」福岡市で4/14まで

 博多祇園山笠の人形作りをはじめ、伝統と革新を突き詰めた人形や彫刻作品を見せる、中村人形(福岡市中央区)。このギャラリー「傀藝(かいげい)堂」で4月14日(日)まで、米国コロラド州出身で福岡市在中の作家、ジェフリー・ウルフソン(Geoffrey Wolfson)さんの個展を開催中です。日本のおとぎ話をテーマにした「TARO THE LEGEND:GENESIS」シリーズを中心に、繊細でユニークな作品が紹介されています。

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桃太郎や浦島太郎…おとぎ話などテーマの26作品と中村人形の新作

提供:傀藝堂

 桃太郎や浦島太郎、三種の神器や武将。ジェフリー氏は、伝統的な日本の美意識に基づいたモチーフを繊細な鉛筆とペンのタッチで描きます。「日本の伝統に対する造詣の深さと好奇心が相まって彼の作品は本当に稀有なものになっている」とジェフリーさんと数年来の親交を深めてきた中村人形の中村弘峰さんは紹介します。

福岡市で活動するジェフリー・ウルフソンさん 提供:傀藝堂

 ジェフリー・ウルフソンさんは米国コロラド州出身。イラストレーション、ペインティングに加えてジュエリー、打ち込みによる作曲、ヒップホップなど分野を横断して制作活動を続けています。それらの作品には、80年代~90年代という多様な文化がひしめき合った時代に青春期を過ごしたことと、日本のハイカルチャーとサブカルチャーから受けた影響に醸成されたユニークな世界観が満ちあふれています。

提供:傀藝堂

 今回、ジェフリーさんが手がけた26作品に加え、これらからインスピレーションを受けた中村弘峰さんの新作3点も展示されています。

ジェフリー・ウルフソン個展「TARO THE LEGEND:GENESIS」

日時:3月30日(土)~4月14日(日) 13:00~17:00 ※休廊日4月3日(水)、4月10日(水)
場所:傀藝堂(福岡市中央区桜坂1-10-46)
入場無料
問い合わせ:傀藝堂
インスタグラム @kaigeido

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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