ステイホーム要請期間中、食事作りなど家事の負担が増えて、ストレスが募る一方でした。在宅での仕事も思うようにできず、寝不足の日々に。疲れてしまった私は、とうとうある家事をやめることにしました。
朝食作りで何度もキッチンに…もうウンザリ!
新型コロナウィルスの影響で、中学3年生の息子は休校、夫は在宅勤務に。朝昼晩と食事を作り続けなければならなくなりました。
在宅フリーランスの私としては、それだけでも大きな負担です。
家事の時間が増えた分、仕事にあてられる時間は減り、しかも昼間は息子がテレビを見たり、話し掛けてきたりするので、とても集中できる環境ではありません。結局、深夜に仕事をするので寝不足の日々が続きました。
しかも、息子は朝なかなか起きてこなくなり、朝食の時間が不規則に。9時や10時に朝食をとるのが当たり前のようになってしまいました。一方、夫は出社するわけでもないのに、いつも7時に起きます。寝不足の私は、夫の起床時間に合わせて朝食を作るのがつらくなっていきました。
そもそも夫は、一切家事をしないタイプ。朝早く起きても、私が起きるまで何も食べずに待っています。普段の夫の通勤時間は往復2時間。在宅勤務でその分の余裕ができたのだから、朝食ぐらい自分で用意すればいいのに…と内心イライラしていました。
こうして家族全員の朝食を用意して片付けるまでに、何度もキッチンに立たなければならなくなりました。どうして私だけが家族に合わせて、仕事のペースを乱されなくてはいけないのだろうと思ったら、さらに腹が立ってきました。
ついに爆発! 「朝食は勝手に食べて」と宣言
こうした生活が続き、外食もできず、好き嫌いのある家族に合わせた料理を作ると自分の好きな物も食べられず…。
とうとう私の不満は爆発し、遂に宣言しました。「みんなの食べる時間が違い過ぎて、料理がしんどい! 朝食は勝手に食べることにしよう!」。
夫は不満そうにしていましたが、もともとあまり朝食を食べないタイプ。自分で市販のカップスープにお湯を入れて、パンや作り置きのおかずを軽く食べるようになりました。
私は自分の朝食を作るタイミングで息子の分も作っておき、息子はレンジで温めて食べることに。息子は自分でゆで卵を作るようにもなっていました。
私は、早起きせずに済むようになったおかげで寝不足が解消。何度も朝食を出す手間が省け、かなり楽になりました。家族が家にいるようになった当初は、1日に3食作るのが、これほど大変だとは思ってもいませんでした。
緊急事態宣言が解除されても、夫は週の半分以上を在宅勤務しています。息子は電車通学のため、リスクを避けて夏休みまで週2日の時差登校、あとはオンライン授業を受けています。これからも家族全員が家にいる日が多いので、朝食に関しては、しばらくステイホーム中のやり方を貫くつもりです。
(ファンファン福岡公式ライター/kotchan)