娘が5歳のときのゴールデンウイークは、子どもたちが大満足の充実した旅行に行けました。親としても子どもたちにたくさんの経験をプレゼントできたな、と満足していたのですが…。ゴールデンウイーク明け、娘が語った旅行の一番の思い出に驚き笑ってしまった体験談です。
ゴールデンウイークを満喫した子どもたち
娘が5歳、息子が2歳のとき、家族で旅行に出かけました。普段は年に1度か2度くらい1泊の旅行に行きますが、このときは3泊と長めの旅行。子どもたちは日常とは違う体験の連続でおおはしゃぎでした。
テーマパークで1日遊び倒したり、動物園で動物にエサをあげたり触ったり、買い食いや屋台ご飯を楽しんだり。スーツケースを押すことも、旅館で浴衣を着ることさえ、満面の笑顔で楽しんでいました。
普段のお出かけでは「ジュースは買わないよ」など、子どものリクエストを制限する部分もあります。しかし「せっかくお泊りに来たんだし」という思いから、普段より子どものリクエストにたくさん応えていました。
旅行帰りの車の中。娘は
「楽しかった~。楽しすぎた!」とご満悦な様子。子どもたちが十分楽しめた様子を見て、旅行に連れて行って良かったなと、心底思いました。
先生のリアクションがおかしい?!
ゴールデンウイークが明け、幼稚園がはじまった初日。幼稚園にお迎えに行くと、担任の先生が
「ゴールデンウイーク楽しかったってお話してくれました」と教えてくれました。
「そうなんですー、旅行に出かけて…」と話すと、先生は
「あ… そうなんですね!」というリアクション。
娘から旅行の話を聞いているはずなのに「そうなんですね?」と先生の返しを不思議に思いながら、幼稚園を後にしました。そのまま近所のお友達数人と公園で集まって遊んでいると、
「ゴールデンウイークどうだったー?」という話に。
他のお友達が
「うちは○○に行ったよ!」
「○○で遊んできたんだー」と話している中、娘が目をキラキラさせて
「うちはね…!」と話し始めました。「お、どの思い出について話すんだ? テーマパークかな? 動物園かな?」と思っていたのですが…。
娘の発言にびっくり!
「自動販売機でね! ジュース買ったんだよ!!」と満面の笑顔で言ったのです。そこにいた大人は
「え? どういうこと?」とピンと来ていない反応と
「それ?! 笑」と思わず笑っている反応の半々。私は「そこー?!」とズッコケそうになりました。
さらに娘は
「しかもね! 2回!!」とさらに胸を張って自慢げな表情です。それを見て
「やったじゃん!」と笑いながら返してくれるママ友。思わず私は
「自動販売機でジュースかったのが一番楽しかったの?」と聞くと、娘は元気よく
「うん!」と答えました。
「観覧車よりも?」と聞くと
「うん!」
「シロクマよりも?」と聞くと
「うん!!」と答える娘。あまりにも娘が自信満々に答えるので、
「そっか! よかった!!」と私は泣き笑いながら、娘の一番の思い出を受け入れました。
翌日、幼稚園の先生に聞いてみると、やはり娘はゴールデンウイークの思い出として「自動販売機でジュースを買った」と嬉しそうに話していたそうです。先生の「そうなんですね!」の驚いた反応の原因はこれだったのか、と腑に落ちました。
自動販売機のジュースが一番うれしい!
普段お出かけのときも水筒を持ち歩くわが家。
自動販売機はどうしても仕方がないときくらいにしか使わず、
「水筒があるんだからペットボトルのジュースは買わないよ」と言って娘が不満顔になることも多くありました。
しかし旅行中は自動販売機のジュースやお茶を買っており、思い返せば娘は
「ジュース買っていいの?!」
「私がボタン押すからね!」と嬉しそうに言っていました。
普段我慢しているところからの自動販売機の解禁ということで、一番印象的だったのかもしれません。母としては少し恥ずかしい思いをしたので、普段からもう少し自動販売機でジュースを買ってあげようかなと思ったできごとでした。
(ファンファン福岡公式ライター/K)