おすすめの同棲のタイミング・時期は?同棲のきっかけやカップルが気をつけたい注意点を経験者に聞いてみた

 「パートナーともっと一緒にいたい」「結婚前に同棲しておきたい」など、さまざまな理由から同棲を選択するカップルがいます。とはいえ、同棲するタイミングを間違えると、楽しいはずの同棲生活がケンカばかりでストレスのもとになってしまうことも。

そこで今回は、同棲経験のある男性47名にアンケートを実施!経験者の意見をもとに、ベストな同棲のタイミングや、同棲を成功させるためのポイントを紹介します。

目次

【アンケート結果】同棲し始めたタイミング・時期は?

 ファンファン福岡では、男性47名に対して同棲し始めた時期についてのアンケート調査を実施しました。最も多かった回答は、1年以内(23%)・2年以内(23%)です。

 半年以内と回答した人も、約5人に1人の割合でいます。アンケート結果から、短すぎず長すぎない1~2年の交際期間を経て、同棲に踏み出すカップルが多いことがわかります。

どちらから同棲を切り出した?

 同棲を始めようと思っても、自分から提案すべきか相手から言われるのを待つべきか気になる人も多いはず。

 男性を対象としたアンケートによると、いちばん多かった回答は「男性から」であり、次に多かったのが「お互い」にという結果に。自然な流れで同棲するようになったカップルも一定数いることがわかりました。

【男性に聞いた】同棲を始めたきっかけ6選

出典:Adobe Stock

 同棲を始めたいと思う理由は環境や状況によって異なります。結婚を見据えて同棲を始めるカップルもいますが、ほかにはどのようなきっかけがあるのでしょうか? 

①お互いに結婚を意識し始めた

 お互いに結婚を意識しているかどうかも、同棲を始めるきっかけになるでしょう。付き合いが長くなりお互いに必要な存在だとわかると、次第に結婚を意識するようになります。

 結婚を見据えて同棲を始めることで、お互いの価値観をすり合わせたり、結婚資金を準備したりできるのもポイントです。

「結婚を見据えて」(34歳)

「結婚も視野に入れ始めたため」(25歳)

「お互いが結婚を意識しはじめたため」(35歳)

「結婚に向けて互いの生活感を知っておくため」(30歳)

②一緒にいる時間を増やしたい

 同棲すれば、付き合っているころよりもパートナーと一緒にいる時間が増えます。仕事が忙しくてなかなか会えないカップルは、同棲することで一緒にいる時間を増やすことができます。

忙しさには変わりありませんが、少しでも貴重な時間を共有したいと思うカップルには同棲がぴったりかもしれません。

「一緒に生活した方がお互いのことを知ることができるから」(32歳)

「仕事の休みが合わず、いつでも会いたかったから」(35歳)

「一緒の時間を大切にしたいと思ったから」(32歳)

③遠距離で会える時間が少ない

 遠距離恋愛で寂しい思いをしていたり、仕事の都合で遠距離恋愛になったりした経験があると、同棲するきっかけになりやすいようです。

 会う頻度が少ないと、すれ違いが起こりやすくなることも。会うためには交通費や食費などの出費も嵩んでしまいます。そのため同棲を選択するカップルがいるようです。

「お互いの家の距離が遠く、会うだけでも結構な時間が掛かってしまうので、その時間がもったいないと思って同棲を始めた」(33歳)

「彼女が大学の近くに住んでいて、自分の実家が学校から遠かったから」(20歳)

「遠距離恋愛だったので早く一緒に暮らしたかった」(23歳)

④ライフスタイルの変化があった

 就職や転職、転勤などで引っ越しをするタイミングで同棲を始める人もいるようです。なかには、転職をして遠距離恋愛が解消されたことで同棲を検討するカップルも。

 とはいえ、同棲するとライフスタイルがガラリと変わってしまうため、新しい仕事や生活に慣れるまでしばらく時間がかかるかもしれません。トラブルにならないよう同棲を始める前に、しっかりと話し合っておきましょう。

「社会人になったから」(24歳)

「転職して、遠距離恋愛が解消されることに合わせて」(32歳)

⑤節約のため

 生活費を抑えるために同棲を始めるカップルもいます。住んでいる物件の契約更新時期に合わせて、同棲を提案することもあるかもしれません。

 生活費をふたりで出し合えば、浮いたお金をデート代や将来の貯蓄にまわせるため、結婚も視野に入れた話し合いができるかも。

「自分がひとり暮らししている時、そろそろ引っ越そうと思うことがあった。その際、お金が安くて済むからよいじゃないかと相手から同棲の誘いがあった」(34歳)

「結婚に向けて貯金をするため」(35歳)

⑥何となく

 特に理由はないけれど、半同棲から一緒に住むことになったという人もいます。パートナーの家にいく回数が増え、相手の生活空間に自分の持ち物が多くなっていくと、そのまま同棲に突入するケースもあるようです。

 いつの間にか一緒に暮らすようになっていたということは、お互いに居心地がよい証拠といえるでしょう。

「パートナーがよく家に泊まりに来ていたのでその流れで」(29歳)

「なんとなく互いに一緒にいたいと思ったから」(28歳)

「流れでそうなった」(36歳)

「一人暮らししている自分の家に相手が住み込むようになった」(26歳)

同棲のメリット5選

出典:Adobe Stock

 同棲を始めると相手のことがさらに理解できるようになります。心の安定も得られるため、日常生活にもよい影響をおよぼすでしょう。ここでは、カップルが同棲することのメリットについて解説します。

①コミュニケーションが取りやすい

 同棲するとどんなに忙しくても毎日彼氏に会えるため、コミュニケーションが図りやすくなります。何気ない日常に幸せを感じることもあるでしょう。仕事で嫌なことがあっても、家に帰ればパートナーがいると思うとストレスが軽減しやすくなるかもしれません。

「一緒にいる時間が増えた」(24歳)

「家事などの負担が減るのと、コミュニケーションが増える」(25歳)

「毎日一緒にいれること」(35歳)

「行ってきますとかおはようと言える人ができてうれしかった」(26歳)

「いつでも会えますし、結婚の話も自然と出るのでよかった」(33歳)

②お互いの理解が深まる

 一緒にいる時間が長くなると、お互いの価値観が理解しやすくなります。よい部分や悪い部分を知ることができるので、結婚してから「こんなはずじゃなかった」ということも防げます。

 特に金銭感覚の違いは結婚後にトラブルになりやすいため、同棲中にすり合わせておくとよいでしょう。

「お互いの価値観を共有できた」(35歳)

「お互いに理解をし合えるような関係になったこと」(32歳)

「結婚前に生活リズムがつかめたこと」(34歳)

「内面までじっくりわかるため」(34歳)

③安心感がある

 家に帰るとパートナーがいる環境では、安心感が違います。具合が悪くなったときに看病してくれたり、家事をしてくれたりすると助かる部分も多いはず。いつでも話せるので、ひとり暮らしのときに感じていた寂しさも和らぐかもしれません。

「体調不良の時など、一人暮らしだと寂しさを覚えるタイミングで一緒にいてくれるのは心強い」(32歳)

「寂しくない、病気になった時に安心」(30歳)

「家に帰ると好きな人がいるという幸福感」(24歳)

④家事の負担が減る

 パートナーと家事を分担しながら生活できるのもメリットのひとつです。家事をしたことがない人は、同棲をきっかけにして覚えることもできます。

 掃除・洗濯は自分の担当、料理、買い出しはパートナーの担当など、こまかく分担しておくと揉めずに済みます。家事の負担が減ることで、時間に余裕が生まれコミュニケーションが前より増えるかもしれません。

「家事などの負担が減るのと、コミュニケーションが増える」(25歳)

「家賃等生活費が浮く部分が多く、家事も分担すれば負担が少し軽くなる」(28歳)

⑤ムダな出費が減って経済的に余裕ができる

 家賃や生活費をパートナーと分け合うことで、経済的な負担が少なくなります。家賃を折半すれば、広い部屋を借りることもできます。ほかにも、デート代や交通費の節約になるため、余ったお金を将来に向けて貯めることもできるでしょう。

「生活費を半々にできてコストを下げれたのと、家に帰っても味方がいてくれること」(29歳)

「お金がたまるようになった」(27歳)

同棲のデメリット4選

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 同棲はよいことばかりではありません。デメリットもありますが、事前に知っておくことで対策しやすくなります。ここでは、同棲のデメリットについて解説します。

①ひとりになれる時間が減る

 ふたりで過ごす時間が長くなると、プライベートの時間が減ってしまうことも。うれしいと思う反面、窮屈に感じることも。

 人によってはだらだらしたいときもあれば、勉強や読書をしたいときもあるかもしれません。四六時中一緒にいるのは息が詰まるという人は、お互いにひとりになれるような間取りの物件を探すとよいでしょう。

「プライベートの時間が減ること」(29歳)

「プライベートな空間がなくなること」(35歳)

「プライベートの時間が取れなくて、やや息が詰まる感じはあった」(33歳)

②生活リズムが合わないことがある

 起床時間や就寝時間が違うなど、生活リズムが違うとお互いに気を使う場面が増えていきます。仕事の都合で仕方ない部分がある場合もありますが、生活に支障がでるようなら考えものです。

 寝る部屋を別にしたり、生活リズムを極力合わせたりするなど、無理なく過ごせるよう工夫することも大切です。

「生活リズムが違うので、平日などにお互いに気を遣って行動しなければいけないのが困ったところ」(33歳)

「生活の時間が合わない」(30歳)

「仕事柄寝るタイミングが違うため、夜や朝はお互い気を遣う」(28歳)

③相手の嫌な部分が見えやすい

 育った環境が違うふたりが一緒に生活するため、最初は戸惑うこともあるかもしれません。「靴下を脱ぎっぱなしにするのが嫌」「料理にこだわりすぎて食費がかかる」など、些細なことでもストレスを感じる人もいます。

 相手の嫌な部分が見えても目をつぶれるならよいですが、我慢できないときは相手を尊重しながら伝えてみるとよいでしょう。

「最初はトラブルがあった」(34歳)

「喧嘩が多くなった」(32歳)

「相手の嫌な部分が見えるところ」(30歳)

「逆に知らなかったことが、ストレスになった」(24歳)

④家事の分担がうまくいかないことも

 家事の分担で揉める人も多いようです。ひとり増える分、家事の負担は2倍になります。ふたりでうまく分担できれば負担は減りますが、言わないと動かないタイプの人と一緒に暮らすと苦労してしまうかも。

 家事をやってほしいときは、「〇〇してくれるとうれしいな」とお願いベースにするのがおすすめ。自分が頼られていると感じて、進んで家事をやろうとしてくれる人もいます。

「家事のやり方など細かな違いがあった」(35歳)

「家事の分け方がうまくいかなかった」(24歳)

「片付けに関してなど、付き合ってるときだけでは見えないことが見えるようになった」(25歳)

「洗濯物の畳み方の違い」(26歳)

【経験者がアドバイス!】同棲を成功させるためのポイント

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 同棲してうまくいく人の多くは、ちょっとした努力を心がけています。すぐに実践できることばかりなので、同棲を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

こまめにコミュニケーションをとる

 一緒にいる時間が長くなると、言わなくてもわかるはずと錯覚しやすくなります。なかには阿吽の呼吸でわかり合える人もいますが、そのような人ばかりではありません。

 「〇〇してもらいたいのに気づいてもらえない」とモヤモヤしているなら、しっかりと伝えることが大切。こまめにコミュニケーションを取ることが、円満に過ごすコツです。

「言いたいことは言うようにしている」(24歳)

「頻繁に話すようにしている」(34歳)

「何かあった際は話し合うこと」(32歳)

相手への思いやりを忘れない

 相手のことを大切に思う気持ちは伝わります。とはいえ、一緒に暮らしているとわざわざ言う必要はないと思いがち。自分本位にならず、常に相手への思いやりを忘れずに過ごしましょう。あなたが笑顔でいると、場の雰囲気も明るくなりますよ。

「相手を思いやる」(34歳)

「自分よりもまずは相手のことを考える」(30歳)

「相手に対して協力的な関係であること」(32歳)

ルールをつくる

 同棲を始めるなら、ルールをつくっておくことをおすすめします。

 生活費の負担がひとりに集中する、家事は任せっぱなし、自由な時間がないなど、不満になり得ることは始めに話し合っておくことが大切です。お金の管理、家事の分担、ケンカしたときの対処法などを決めておきましょう。

「ルールづくりをすること。責める言い方を絶対にせず相手をひたすら肯定すること。相手の得手不得手や特性を理解してお互い苦手を埋め合うよう努めること」(28歳)

「なんでも一緒にやろうとせずに、ある程度お互いに一人になれる時間をつくるようにしている」(33歳)

「必要以上に干渉しない。互いに一人の時間をあえてつくること」(34歳)

ときには我慢や譲歩も必要

 ひとり暮らしと違い、同棲中はある程度の我慢が必要となることもあります。お互いに主張し合っていれば平行線のまま、何も解決しません。最悪の場合、別れにつながるケースもあります。

 そうなる前に譲れる部分は相手の意見を尊重し、どうしても納得いかないときは妥協点を見つけることをおすすめします。

「相手を尊重して、相手のすることや言うことを80%受け入れることです。それくらいでないと上手くいきません」(33歳)

「喧嘩にならないように一歩引く」(24歳)

「喧嘩しても基本的に自分が折れる」(32歳)

ふたりにとって最適な同棲のタイミングを見極めよう!

 同棲するタイミングでいちばん多いのは、付き合い始めてから1~2年経ったころです。結婚を意識し始めたり、ライフスタイルに変化があったりするなど、同棲のきっかけはさまざまです。

 同棲のメリットやデメリットを把握したうえで、しっかりと話し合ってから同棲生活をスタートさせましょう。

【データ出典】
同棲に関するアンケート
調査日:2024年5月2日~9日
有効回答数:47人
(インターネットによる20~35歳の男性へのアンケート調査)

(ファンファン福岡公式ライター / Yumi)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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