<ドン引き夫>夢のマイホーム購入のはずが… 貯めていた通帳を見て愕然! 

みなさんはパートナーの財布事情についてどれくらい把握していますか? わが家では、夫婦間でお金についての情報共有をしなかったため、夫が黙って息子の教育費用の口座からお金を引き出す事件が起きました。その時の夫の言い分とは…?

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マイホーム購入

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 私たち夫婦は元々共働きでしたが、出産を機に私は専業主婦になりました。
 夫の給料で生活をし、毎月食費・生活費として決まった金額を渡され、夫婦それぞれ自分名義の口座を管理していました。

 ところが、息子が生まれて半年経った頃、ストレスが原因で夫が仕事を辞めました。新たな就職先が決まるまで、わが家に入ってくるお金は減ってしまうことに。

 これを機に夫と私は生活費を見直し、これからの貯金計画を立てました。
 「貯蓄が減るけど、児童手当は引き出さないでそのまま教育費として貯めていこう」と夫婦で話し合って決めました。

 無事に夫の就職先が決まって1年以上経ち、安定したお給料が入ってくるように。そこで、私たちは念願だったマイホームを購入することにしました。

 ローンセンターで住宅ローンの手続きを行っていたときのことです。担当さんに
 「今ある資産についてざっくりと教えていただいていいですか?」と聞かれました。

 「息子の教育費用の口座は〇十万くらいかな?」と夫に問いかけると、夫は
 「今そんなにないよ」と即答。

 私は
 「え? なんで?」と聞くと、夫は
 「必要経費で使っているから」と答えました。私は恐る恐る
 「じゃあいまどれくらい残高あるの?」と聞くと
 「… 半分くらいじゃない?」少し焦って答える夫。

 「どういうこと? 児童手当が入ってきている口座は教育費に使うから貯めていこうって前に決めたよね?」と私が言うと、夫は無言に…

事情聴取から大げんかに

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 帰る車の中で、事情聴取が始まりました。どうして相談してくれなかったのか問うと
 「言うと怒られると思って… 俺名義の通帳だし、教育費として貯めていること忘れていた」と言われ、私は啞然としました。

 給料が入ってこなかった時期に、生活費や食費などの家族で使うお金と、友達とのBBQや飲み会などの娯楽費が足りなくなり、使っていたというのです。

 確かに、給料が入ってきていないのに、なんで夫はこんなにお金を持っているのだろうと疑問に思っていました。しかし、当時はパチンコで儲かってるのかな、ぐらいに思っていたのです。

 帰宅して通帳を持ってATMへ。私は残高を見て驚愕… なんと、本来貯まっているはずの額の4分の1しかありません。夫に再び問います。
 「このことバレなかったらどうするつもりだったの?」と聞くと
 「そのまま黙って入金していこうと思っていた」と夫は答えました。

 「どれくらい使ったかは把握しているよね?」と聞くと
 「〇万くらい?」と曖昧な返事。無責任、無計画にも程があります。

 「ぜんぜん違う。残高〇万しかなかったよ」と私が責めると、夫は急に逆ギレし始めました。

 「そもそも児童手当は子どもを育てるために使うものだろ? 生活費に使って何が悪い?」と言うので、
 「あんた飲み会にも使ってるだろうが!!」と私も激昂。お金に関していい加減な人と、これから住宅ローンを組んで一生暮らすのかと思うと、とても怖くなりました。

私たちが決めたルールとは

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 大げんかの末、二人とも冷静になり、今後のお金の管理について話し合いをしました。私もお金の出どころや残高を確認しなかった非を認めました。

 そこで以下のことを決めました。
・使ってしまった教育費を毎月夫のお給料から返していくこと
・わが家のキャッシュカードはすべて私が管理すること
・お金の話し合いで決まったことは、必ず記録して文面や音声で残すこと
・半年に一度、貯金残高を夫婦で確認すること
・お金のことで隠し事をしない、必要なお金についてはお互いに相談してから使うこと

 お互いのことを信じて、これから生活を共にしていくことになりました。
 事件と話し合いから2年が経とうとしていますが、今のところルールを守って仲良く暮らしています。お金のことについて夫に秘密がないことを切に願いますが…

 お金のことは夫婦であっても話しづらいテーマのひとつ。しかし、家族がこれから幸せに暮らしていくために、夫婦間のお金の話し合いはとても大事だと学びました。

(ファンファン福岡公式ライター/ミムラ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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