部屋をきちんと片付けると約束して、ソファを買いに行った夫と息子。けれど私が家に戻ると、息子の部屋は片付いていませんでした。怒りが収まらない私は、ある行動に出るのです…。
「自分の部屋にソファが欲しい」と言い出した息子との約束は
ある休日のこと。私がママ友とお茶をしていると、当時小学6年生の息子からLINE電話がかかってきました。
「自分の部屋にソファを置きたいから、パパと買いに行ってもいい?」と言うのです。
息子の部屋は、おもちゃや学用品が散乱している、いわゆる「汚部屋」です。ソファを置くスペースなんてありません。私が整理してもすぐに元に戻ってしまうので、いつからか息子の部屋は放置するようになっていました。 「そんな汚部屋に、ソファなんてとんでもない!」と思った私は、
「部屋を片付けて、ソファを置くスペースを作るならいいけれど。でも、ママはソファは必要ないと思っているから、お金は出さないよ。リビングに持ってくるのも禁止ね」と答えました。
これで諦めるかと思いきや、息子は
「分かった、僕のお年玉で買うから大丈夫! じゃあ、パパと片付けるからソファを買いに行ってくるね」と調子よく約束しました。私は内心、「なぜ夫は息子を止めず、私に判断を委ねるのか」とイライラが止まりませんでした。
以前から息子のおねだりに弱い夫にウンザリしていた私は、
「ママは絶対に手伝わないから、パパと片付けてね!」と念押ししたのです。 しかし、この約束は失敗でした。先に片付けをさせてから買いに行かせるべきだったのです。
帰宅後に見た息子の部屋に怒り爆発!
私が帰宅すると、夫と息子はすでに買い物から戻っていました。うれしそうにソファに寝そべる息子。ですが、モノをどかしてソファを置くスペースを確保しただけで、全く片付いていません。しかも、息子の部屋に入りきらなくなったおもちゃは、書斎や納戸に移動させただけ。
私は半ばキレ気味に
「移動させたおもちゃは、もちろんこれから片付けるんだよね?」と、夫と息子に聞きました。
「後で絶対やるから」と息子。夫は知らん顔をして書斎でパソコンをいじっています。買ってしまえばこっちのものという態度に、私は怒りが込み上げてきました。
「ママは絶対に片付けないよ! 2人で何とかしなさい!」と激怒したものの、その後もずっと放置。モノであふれてぐちゃぐちゃな息子の部屋と書斎を見るたびに、今もイライラします。
それから2年後、今度はぶら下がり健康器具を2人で勝手に購入していました。私はリビングに置くことを断固拒否し、息子の部屋を片付けてから設置するように言いました。
けれども、またもやモノを書斎に移動させただけ。夫は片付かない書斎に文句を言っていますが、手は動かしません。私は約束を守らない夫と息子に対して怒りが収まらず、「絶対に片付けるつもりはない!」と宣言しています。
とはいえ、私もあまりに散らかり過ぎるとストレスがたまるので、実は少しずつこっそり捨てています。大切なモノだったら、きちんと整理しますよね。置きっぱなしにしているのだから、文句は言わせません。
(ファンファン福岡公式ライター/kotchan)