家事育児もこなしてくれる夫。だけど最近やけに飲み会や出張で家を空けることが増えたのです。嫌な予感がし、意を決して携帯を覗くとそこには衝撃のやりとりが。
周りから評判がいい夫
新婚当初
「財布は別々でいいよね？」と、夫からの言葉に私は軽い気持ちでOKしました。最近は別財布の夫婦って増えてるらしいし、この人なら誠実そうだし大丈夫だよね。と、お互いの出費もろくに知らないまま第一子を出産。
私の母や叔母など親戚から評判が良かった夫ですが、結婚後も飲み会の頻度が多いことだけが気がかりでした。週3〜4は基本で、出産してもその頻度はほぼ変わりません。
もちろん何も感じないはずはなく、飲み会の頻度を減らしてほしい、もっと家族との時間をつくってほしいと何度も伝えてきましたが、夫は変わりませんでした。
「飲み会で仕事の話をするのが好き。職場の人たちと仲良くなれて、仕事も捗る。先輩や同僚の仕事への熱い考えを聞くと自分も刺激をもらえる」と夫はいつも言っていました。
出張で家を空ける頻度が増えてきて…
「家では色々してくれるし、夫の唯一の楽しみを完全に奪うのも良くないな」と悩んでいたころ、出張や旅行で家を空ける頻度が更に増えてきました。週5で飲み会か残業、ひと月に一回は旅行か出張で家を空ける始末。
3歳の娘が悲しそうに
「パパいつもお出かけばっかりしないで！ さびしい！」という言葉も気にならないくらい、夫は楽しそうでした。
「今は仕事も大事な時で、飲み会も男達と仕事の話をしているだけなんだ！」と夫は繰り返しますが、その言動に違和感を覚えました。毎回問い詰めてもごまかされるだけで、次第に喧嘩も増えていきました。何かがおかしい。まるで何かにハマってるみたい…。
そしてある夜。爆睡する夫を横目で確認し、深呼吸して携帯を開きました。なんと開いて真っ先に出てきたのはパパ活アプリで、複数の女性とやりとりをしているトーク画面がでてきたのです。
他にも旅行先で風俗やショーパブなどを利用していることがわかるやり取りも複数見つかりました。夫の言葉を信じていたこの数年間、まんまと裏切られていたのです。
離婚を迫る私に夫がした提案とは？
「おい！ 起きろ！」夫の股間を蹴り上げて起こします。最悪な目覚めなんだけど… と悪態をつく夫に問い詰めます。
「旅行も飲みも私に嘘ついてない？」と言うとはじめは「何も嘘はついていない」の1点ばりでした。そこで「〇〇（パパ活アプリ名）、〇〇（風俗店名）」とごまかしの聞かない確信的なワードをいうと、表情がこわばり
「携帯見たの？ 見たんだね」とようやく罪を認めました。
しかし勝手に携帯を見られた事が納得いかないようで
「人の携帯勝手に見るなんてなんなの？！」と話をすり替えようとする夫。
「携帯見て証拠をつかむ以外、このバカげた行動を止められる方法はある？ あるなら教えてくれる？」と言うと、黙ってしまいました。
この数年間、夫の事はなんだかんだ信用してきました。「今日も飲み会」と言って日をまたぐたびにモヤモヤした気持ちに蓋をして育児をこなしてきました。ワクワクした様子で出張にでかけていった時も、ほんとに仕事が好きなんだなと信じていました。それなのに裏切られていたかと思うと悲しくて悔しい気持ちで胸がはりさけそうでした。
「人の事を馬鹿にするのもいい加減にして！ もう疲れたので別れてほしい」と伝えると、しばらく考えた夫の答えは
「こづかい制度にしてもいい。カード情報もシェアしていい。それでしか誠意を示せない。だから別れないでほしい」と、あっさり手のひらを返してきました。
あれだけ嘘をついておいて、急にそう言われても信じられない気持ちもありましたが… 別れるまでにやってないことはまず試そうと思い、こづかい制度を導入。
「そういう男の夜の世界を知りたかった。パパ活は周りに利用者がいたので、抵抗感が薄くなっていた。今思ったら病気だった…」強気な顔つきだったはずの夫は、弱々しい表情でそう語りました。
この後公的な誓約書を通して、次に同じ過ちをした際にはこちらの条件をのみ離婚に応じるとの約束を交わしました。
今は彼も人が変わったように大人しくなりましたが、夫の事を信じるにはまだまだ時間がかかりそうです。
（ファンファン福岡公式ライター／萌井もい）
