子どもができて初めて知った風邪の数々。子どもが保育園からもらった風邪は、大人の私たちにうつり長引くことも…。風邪がうつる原因は普段ついやってしまうことでした。
子どもは頻繁に風邪を引く
子どもはよく風邪を引きます。そして親にも高確率でうつります。
子どもができてから実感するのが、自分自身が風邪をよく引くようになったこと。以前は年に2~3回だったのに、子どもができてからというもの、毎月風邪を引いている気がします。子どもが2人になってからは、さらに頻度が高まりました。
子どもの風邪は、大人がかかると重くて長引きます。以前は1週間もすれば治ったのに、今では治るまでに1カ月近くかかることも珍しくありません。やっと治ったと思ったら、また次の風邪… と1年中子どもと一緒に風邪を引いています。
特に、夏にかけては様々な感染症が流行る時期。風邪というと冬のイメージがありましたが、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱など、夏にも多いことを知りました。そして子どもの感染症は、大人がかかると大変だということも、身をもって感じました。
風邪がうつる原因は子どもの食べ残し
子どもの食べ残しから風邪がうつるというのは、いろんなところで聞いて分かっていました。しかし息子が、
「おなか空いた~」と言って食べたのに一口かじって残されたパンを見ると、もったいなくて捨てられずに代わりに食べ続けていました。
そんな生活を続けていたある日、かなり厄介な風邪を引くことに…。唾を飲み込む度に喉に激痛が走り、ひどい倦怠感で動くのもやっとでした。微熱が続き2~3日経ってもよくならず、3つの病院をはしごして、インフルエンザ、溶連菌、新型コロナウイルスの検査を行いましたが、全て陰性。
子どもの通う保育園でヘルパンギーナが流行っていることを医師に伝えると、はっきりした診断は出ませんでしたが、
「おそらくヘルパンギーナでしょう」との結論でした。倦怠感があるなかで病院に何度も行くのも辛く、薬代と診察代で1万円近い支払いになったことが何より痛手でした。痛い勉強代となったのです。
子どもの風邪で痛い目を見たのは私だけでなく、夫もかつて手足口病にかかったことがあります。熱などの症状は出なかったものの、
「指先にできた小さな小さな発疹がとにかく痛い!」と2週間ほど苦しんでいました。一方、最初に症状が出た息子は、2~3日は口の中が痛いと言っていましたが、すぐに元気になっていました。
大人がかかると重い症状に
子どもが保育園に通っていると感染症をもらいやすく、親の私たちも油断はできません。そのため、保育園で感染症のお知らせが出ると、子どもだけでなく、親である自分たちも、いつもより手洗いうがいをこまめにするよう気を付けています。
しかしどれだけ感染対策には気を付けても、つい子どもの食べ残しを食べ続けていた私。先日、またしつこい風邪を引いてしまいました。病院にかかると、またもや検査費や薬代で数千円が飛んでいくことに…。
このお金があれば、子どもに新しいおもちゃを買ってあげられたのに… 私だって少し贅沢で美味しいものを食べられたのに…。ヘルパンギーナにかかったときと同じ後悔を感じた私は、今度こそ本当に子どもの食べ残しは食べない! と強く決意しました。
そんな決意から3カ月。気付けば、ここのところ長引く風邪は引いていない気がします。たまたまかもしれませんが、食べ残しを食べないようにすることが、1つの大きな感染対策になっているのかもしれません。
無防備な子どもと生活している以上は、感染を完全に防ぐことは不可能ですが、リスクを1つでも減らすことで、元気に過ごせる日を増やしていきたいです。
(ファンファン公式ライター/れな)