1歳の娘との買い物帰り。私の不注意で娘と鍵は家の中に…。まさかのハプニングで慌てる私! 家の中から泣き叫ぶ娘! 無事に再会できるように私が試みた行動とは?
子育て中のお助けアイテム
買い物へ行き、パンパンの2つの袋を自転車のカゴへ乗せ帰宅。いつもなら、荷物 → 娘 の順番に玄関へおろすのですが、その日は娘がご機嫌斜め。泣きベソをかきながら、足をバタバタさせ自転車を揺らし始めました。
私は「危ない!」と思い、左腕で荷物を持ち、右腕で娘を抱えることに。こんな時のお助けアイテムがピッと玄関にかざすだけで、自動開閉してくれる“カードキー” です。
無事に娘と荷物を家の中に入れ、自転車にカバーをかけようと私は一旦外に出ました。カードキーは、自動開閉です。ドアが閉まった瞬間に鍵も閉まってしまうので、私はいつものようにドアストッパーをかけました。
カバーをかけ、自転車の鍵を玄関へ置きます。ポストの中を確認しようと再び外へ出た瞬間! 何を思ったかストッパーを無意識にはずしてしまったのです。
慌ててドアに目をやりましたが、時すでに遅し…
“ガッチャン!”と勢いよく鍵が閉まりました。
まさかのハプニングに大慌て!
閉まった瞬間に
「あっ!」と声が漏れ、しばらく私はフリーズ。
「いや… 奇跡的に開いているかも」と確認するもそんなはずはありません。
目の前がサーっと真っ白になりましたが、娘の泣き声で我に返り「どうにかしないと」と大慌て! リビングの窓も今日に限ってバッチリ閉まっています。
「2階のベランダから…」と目線を上にやるも「今日は夕方から雨だから洗濯物は部屋干しにしてた」と扉すら開けていない現実。
次に「よしっ! 旦那に来てもらい開けてもらおう!」とスマホを探すもどこにも見当たりません。まさかのスマホも玄関に置きっぱなし…。
今日の行動全てを悔やむ瞬間でした。
私がとった行動は?
窓も開いてない、スマホもなく連絡手段も無い…。
「どうしよう…」としばらく呆然としている間も、娘の泣き声が止むことはありません。
私は意を決し、50代くらいの女性が住んでいる、お隣さん宅のインターホンを鳴らしました。
お隣さんは不思議そうな声で
「はい…?」と一言。挨拶程度の付き合いしかない私が日中に訪ねてきたので、当然の反応です。
「申し訳ございません。娘と鍵、スマホを家に置いたまま鍵が閉まってしまって…」と今にも泣きそうな声で伝えると
「あら! 大変!」と言い直ぐに玄関を開けてくれました。そしてスマホもお借りでき、無事に旦那へ連絡を取ることができたのです。
知らない番号からの電話に
「… はい?」と警戒心を持ちながら出る旦那へ、事の一部始終を話しました。
旦那はあまりにも慌てる私に
「落ち着いて。直ぐに行くからちょっと待ってて」と言い電話を切りました。職場から自宅までは車で5分の距離。お隣さんへ何度もお礼を言い、少し待つと旦那の車が見えました。車から降りてくると冷静に
「大丈夫?」と私に言って、急いで鍵を開けてくれました。
家の中に入ると、顔をぐしゃぐしゃにして号泣している娘。私は抱きしめてただ謝ることしができませんでした。
その後気をつけていること
その一件の後、カードキーは使わなくなり、手動で回す鍵で生活をしています。今回学んだのは「急いでいる時こそ丁寧に行動すること」です。
子どもがぐずる、鍵が家の中… どれもパニックになりますが、1度冷静に考え落ち着くことが大切です。打開策は意外と近くにあるかもしれませんよ!
(ファン福岡公式ライター / onoeri)