<忙しいママ必見>こんな使い方があったのか! 楽に絵本の読み聞かせ

子どもに絵本の読み聞かせをしたいのに、時間がない! 家事や育児に手を抜くことができない、完璧主義の私が思いついた「手抜き絵本の読みきかせ」。フルタイムで働く、時間のない日本中のワーママに伝えたい賢い手抜き、その方法とは?

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時間がないフルタイムワーママ

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 小学校3年生の長男と保育園年少の次男。2人の子育て中の私は、フルタイムのワーママです。平日は、時間に追われる慌ただしい毎日を過ごしています。仕事が終わると、すぐに職場近くの保育園に次男を迎えに行きます。

 はぁはぁ息を切らして迎えに行っても、
 「おかあさん、おそ~い!」とお叱りをうけるのはいつものこと。次に学童保育へ長男を迎えに行き、帰宅後は夕食、入浴、塾の宿題、学校の宿題、ドリルのチェックと採点をしなければなりません。

 さらに平日5日間のうち、4日間は塾とサッカークラブの練習があるため、その送迎や付き添いももれなくついてきます。こんな毎日を過ごしていても、これだけは「子どもたちのためにやり続けたい」思っているのが、絵本の読み聞かせです。

絵本の読み聞かせをしたい

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 バタバタと1日のやるべきことが終わると、子どもたちを急いで寝室へ誘導します。ところが、すでにもう寝る時間。
 「ねぇ、今日は本を読む時間あるの?」と子どもたちに聞かれます。

 このまま読み聞かせをすると、寝る時間が遅くなってしまいますが、5分でも時間があるなら本を読んであげたい。葛藤の末、「5分だけね」とタイマーをかけて、私は絵本を二倍速の早口で読みあげます。

 こんな早口で絵本を読んでいるお母さん、他にいるのでしょうか。現実は厳しいです。
 フルタイムで働く私には、本を読む時間がありません。それでも専門知識のブラッシュアップや、興味のある分野の本を読みたいと、つね日頃から考えていました。
 そんな時、職場の同僚がすすめてくれたのが、オーディオブックのサブスクリプションです。

 通勤やスーパーでの買い物中などにこまめに聞いていると、あっという間に1冊聞き終わります。「これはすごくいい!」私に救世主が現れたのです。

オーディオブックの隠れた使い方

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 オーディオブックを利用して、何年かたったときのことです。
 長男の国語の問題に「ごんぎつね」というお話がでてきました。昔の道具や古い日本語の言い回しをあまり知らない小学3年生の長男には、難解な内容だったようです。

 全文を読んで、問題が理解しやすくなればと思いましたが、自宅に「ごんぎつね」の絵本がありません。そこで思いついたのが電子書籍です。こちらもサブスクリプションを利用していましたので、絵本が見つかれば紙の本を買う必要もありません。

 さっそく検索してみますが、残念ながら目的の本はありませんでした。
 がっかりしていた次にひらめいたのが、オーディオブックです。「まさか…」という思いで検索すると、見事にヒット!

 プロが抑揚をつけて読み上げてくれ、水の音、足音などの効果音がいいタイミングで入っているので、子どもたちも真剣に聞いています。「こんな便利な使い方があるなんで。今までなぜ気づかなかったんだろう」と私は強く感動したのでした。

 オーディオブックには「読み聞かせ用」の本が、大量にストックされていることを知り、二度ビックリ。子どもが飽きないように、1話5分で完結するようになっているなど、工夫も感じられます。

 この方法を知ってからは、子どもとの入浴中に聞いたり、歯磨きの時間に聞いたり… 本当に重宝しています。「今日も絵本を読めなかった」という罪悪感から解放されたのです。

子どもたちの反応

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 歯磨きの時間に
 「オーディオブック聞くから、テレビ消して」と言うと、今までは、テレビからなかなか離れられなかった子どもたちが、
 「は~い。今日は一休さんにする!」と。

 聞くだけのオーディオブックですが、子どもたちには、テレビと同じくらいの面白さがあるようです。そして、真剣に聞いている子どもたちは、とにかく静か。その間に食事作りや、家事なども片づき一石二鳥。

 偶然思いついたオーディオブックの読み聞かせ。母は楽ちん、子どもは大満足。こんな利用の仕方があること、みなさんは知っていましたか?

(ファンファン福岡公式ライター/ダイワ エノ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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