<年少の運動会あるある>息子よ… 普段の逃げ足の速さはどこにいった?

息子が幼稚園に入園して初めての運動会の時のことです。運動会練習でかけっこをした日は「また1位だった!」と自慢してきたので、家族で楽しみにしていました。当日やる気満々で幼稚園へ出発。しかしかけっこの番になり、早生まれで小柄だったのでトップバッターだったのですが、息子の顔が完全に固まっていました。

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初めての運動会

写真AC

 息子が幼稚園に入り通常保育に慣れてきた頃、運動会開催のお知らせの手紙をもらってきました。今までは姉の応援だけだったのがようやく自分もようやく運動会ができると嬉しそうでした。

 いつも姉と追いかけっこをしていたのもあり足は速く、運動会練習でもかけっこをした日はいつも
 「1位だった!」と自慢してくるほど。姉は運動が得意ではなかったので、息子は1位でゴールできるかなと、家族でみんなで楽しみにしていました。

家族で全員で応援に

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 開催日が週末だったこともあり、家族で幼稚園に応援に行きました。家を出る時も
 「かけっこで1位とるぞ!」とやる気満々で
 「1位になったらご褒美は何にしようか?」など盛り上がっていました。

 最初に幼稚園生全員でラジオ体操をし、次に年少のダンスが始まりました。いつも自宅で踊っていたこともありノリノリで、時折隣のクラスメイトとふざけ合いながら楽しそうに踊ってる様子が微笑ましかったです。

 次に年中や年長のプログラムがあり、いよいよ年少のかけっこの番になりました。

恥ずかしくて…

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 早生まれで小柄だった息子はトップバッターで走ることになっていました。主人と娘は1位の場面を動画におさめようとゴール付近にスタンバイ。私はスタートの動画を撮るためスタート地点にいったら、息子の顔が完全に固まっているのです…。

 かっけこが始まるアナウンスが流れ、不安になりながら息子がスタートラインに立つのを見守っていました。軽快なかけっこの曲と
 「よーい、どん!」の掛け声とともに走り出すお友達を目の前に、息子はゆっくりと歩き出しました。

 そのうち走り出すかと思ったのですが、先生に誘導されながら歩いて、4人中4位のビリでゴールしたのです。まさかの展開に家族で唖然としてしまいました。

 運動会中は話しかけられないので閉会式を終え、息子に会えた瞬間
 「なんで歩いてたの!? いつも1位だったんでしょ!」と言ったら、あっけらかんとした顔で
 「みんなにみられてはずかしかったの…」と一言。

 先生にも
 「いつも一番なんですよ。緊張しちゃったのかな?」と言われ、初めての運動会は息子の本来の力を見ることができず、モヤモヤした気持ちで終わってしまいました。自宅に帰り動画を見返しながら、また皆で
 「(息子の名前)の1位見たかったな」と何度も言ったら
 「もーうるさいな」と不貞腐れていました。

 翌年の年中の運動会では、周りに見られることにもなれたのか、かけっこでぶっちぎりの1位に。息子の本来の力が発揮されたかけっこを見ることができてよかったです。帰りの車で去年のかっけこの動画を見せると息子に
 「このどうが、けして!」と言われて、家族で大笑いしてしまいました。

(ファンファン福岡公式ライター/sayuri0718)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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