初めてできた幼稚園のママ友は、チャンネル登録していたユーチューバーだった!

娘が幼稚園に入園。はじめての環境ですし、もちろんママ友なんていませんでした。しかし、同じクラスで出会った初めてのママ友は、チャンネル登録していたユーチューバーでした。

目次

初めての幼稚園入園

写真AC

 昨年、娘が幼稚園に入園しました。私の住んでいるところから、娘の幼稚園に通う子が少なく、知っている人が誰もいない環境でした。少し焦りましたが、私はそこまでママ友がほしいとも思っていませんでした。

 なぜならば、私の前職が関係しています。私は、幼稚園教諭として4年勤めた経験があり、担任業務を行っていました。そこで、大変なママ友事情を間近で見てきました。

 いつも一緒にいるグループから急にはぶかれるようになってしまった人。関係が悪いママと会うのが嫌だから、役員をやめたという人。
 「○○ちゃんのママが最近避けてくるような行動をとるのですが、子どもたち何か言っていましたか?」と電話で相談されたこともありました。

 そのような経験から、「ママ友を作って、幼稚園に早く馴染まなきゃ」という考えは一切なかったのです。

隣に座ったのはユーチューバー?!

写真AC

 そして、入園式も終わりクラスでの活動になったときです。
 隣に座った女性がどこか見覚えのある人でした。「私の見ているユーチューバーにそっくり…」と思いつつ少し顔を見ると、やはりその方だったのです。

 「こんなところにいるわけがない」と思いましたが、
 「1年間よろしくお願いします。すみませんが、ユーチューバーの?」と聞くと
 「はい! そうです」と笑顔を見せて挨拶してくれました。その日は、そのまま解散しました。

 「こんなところに居るんだ」が正直な感想でした。数日後も、クラスの役員決めで保護者が集まりました。ママさんも覚えていてくれたようで、
 「おはようございます」と挨拶して話をするようになりました。

 お互いに子どもはバス通園だったため、行事の時以外は会うことはありません。連絡先も知らないですし、ママさんのSNSから連絡しようとも思いませんでした。そこは、幼稚園のママさん。プライベートのユーチューバーとして会っているわけではないので、いちいち連絡を取りたいとも思っていませんでした。

 そして、別の行事で幼稚園に行ったとき、いつものようにたわいもない話をしていると
 「そうだ、連絡先教えてよ!」とママさんから聞いてきてくれました。もちろん、私にとって幼稚園ママとの連絡先交換は、初めてで嬉しかったです。

ママ友の悩み

写真AC

 そこから夏休みに入り、幼稚園関連の以外の連絡はしてきませんでした。休み明け、
 「よかったら、ランチしない?」と誘ってみました。すると
 「行きたい!」との連絡が。はじめてママ友ランチを2人ですることになりました。

 ママ友は、ユーチューバーですが、今まで幼稚園で会った時もお仕事の話をしたことがありませんでした。ママ友は
 「DMで、毎日同じクラスのママさんから連絡が来る」
 「こういう仕事をしているから仕方がないけど、幼稚園という場では声をかけられると周りの目も気になる」と悩みを話してくれました。

 ママ友は
 「○○ちゃんママ(私)はDMとか無かったし、なんか安心したんだよね!」とも話してくれました。それからも、時間が合うときは、幼稚園の情報交換をするためにご飯に行ったり、幼稚園で会えば話したりしています。

ママ友との距離感

写真AC

 私が初めてできた幼稚園のママ友は、チャンネル登録していたユーチューバーでした。有名なユーチューバーとなると、芸能人気取りのような対応をされるのかなと思っていましたが、気さくで優しく接してくれる方で、会っていてもユーチューバーだと忘れてしまうくらい、仲良くさせてもらっています。

 私の中では、ユーチューバーではなく、幼稚園のママ友にすぐ切り替わることができました。幼稚園で出会った以上、子どもがいての関係になります。どのママ友でもそうですが、程よい距離感を保ちつつ、接し、関わることが大切であると感じました。

 娘は進級し、ママ友とはクラスが離れてしまいました。連絡も以前より減りましたが、私の中では、幼稚園の中で唯一気兼ねなく話せる心強いママ友です。

(ファンファン福岡公式ライター/okami)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次