【ドン引き新入社員】まるでコントの世界、実際に遭遇した「困る新入社員」とは?

新しく配属された新入社員に思わずドン引き! という経験はありませんか? 新入社員には、やる気マンマンのホープもいれば、対応に困ってしまう「なぜこの人が…?」というケースも。実際に自分の部署で受け入れることになったドン引き新入社員2人のエピソードです。

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「職場」で出会う不思議な人々

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 私は外資系企業での就業経験が長かったのですが、そこはまるで「世界の縮図」。いろいろな国の、宗教も習慣も違う人たちがいました。

 でも、本当にビックリさせられるのは意外と日本人同僚の言動なのです。私が実際に出会った、まるで昭和のコントのようなドン引き新入社員たちをご紹介しましょう。

普通の会話も「ハラスメント」

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 元帰国子女の新入社員Aさん。入社後すぐの組織変更で私が担当する部署に配属されてきました。マーケティング部で製品戦略担当のわがチーム。Aさんも製品担当者として、展示会や販売促進計画を立てるのが主な仕事です。

 このAさん、なにかとひと言余計。
 例えば、企画書の訂正などの指示を出すと、面倒そうに
 「え〜っ、命令ですかあ? やれと言われるならやりますけど、パワハラ?」とニヤニヤ。まさに、こちらの反応を面白がっている様子。

 男性社員が
 「あれ〜、今日はカジュアルだね!」など軽く服装のコメントをすれば
 「あ〜、セクハラ! 訴えようかな」(2024年の今ならセクハラ扱いかも)。

 相手の反応を見ながら上から目線な言葉で返す、「取扱注意」なスタッフでした。

 また何かと「言論の自由」を主張。上司であろうが、同僚であろうが、お構いなしで言いたいことを言ってしまうのです。アラフォー独身の女性スタッフに向かって、
 「〇〇さんって、いわゆる負け犬?(笑)」。言われた本人は、苦笑いをするしかありません。

 なんでも思いつくままに言葉にしては、
 「意見ですよ、意見」と言いたい放題。あれにはドン引きです。

突然の休み連絡

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 他にも、アシスタントとして配属された新入社員Bさんは、明るくて、ハキハキとみんなのアシストをしてくれます。しかし態度にムラが…。上機嫌な時はいいけれど、上司以外のスタッフが仕事を頼むと、とたんに不機嫌になるのです。

 彼女の一番困る点が急な休み。イベントなどで「絶対休まれると困る」というときに限って
 「今日休みます」と電話してくるのです。

 わが部門にとって顧客向けイベントはとても重要なビジネス機会。スタッフ全員が役割を担うので、突然の「休み連絡」にみんなアタフタしてしまうのです。それも一度や二度ではなく、みんな困り果てていました。

 彼女の急な休みの原因は本人いわく生理痛で、個人差があるので批判は難しいもの。でも、「痛くて痛くて…」と涙目になりながら、鎮痛剤を飲んで仕事をする人もいる一方で、Bさんの「自分だけは大変」という態度は目立ってしまうのです。

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 Bさんについて、個人的に一番ドン引きしたのが「お土産の値踏み」でした。有給休暇を取得して海外旅行してきたスタッフが数種類のお土産を持ってきました。

 テーブルに並べられたお茶やコスメを物色し、
 「どれが一番高かったですか? 私、一番値段が高いものがいい!」とニヤッと笑いながら言ったBさん。お土産をいただくというより、「もらって当然、一番得したい」という態度でした。これには、スタッフ一同本当にドン引きでした。

「自由と平等」とは言うけれど職場は職場!

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 このAさんは、職位が少し上がり責任範囲が大きくなった頃、少し周りを気にして発言するようになりました。そしてBさんは、会社の組織変更時に引受先の部署が見つからず、退職を促されて辞めていきました。

 さまざまな人たちが、それぞれの立場で関わり合う職場。妥協点を探りながらより働きやすい環境にしようと思っている人がほとんどでしょう。

 そんな中で、新しく組織に加わった人の「あからさまな自己中心的態度」はとても目立ちます。「自由と平等」を自分だけに都合よく解釈してしまうのはトラブルの元。

 彼ら「自己中心的新人」に閉口しつつも、反面教師にしようと思ったスタッフは私だけではなかったはず。人間観察ができて、「人生勉強になった」と今では良い思い出です。

(ファンファン福岡公式ライター/吉野まのん)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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