夏休みが始まり、期待していたはずのリラックスした日々が、娘の同級生が頻繁にやって来ることで一変。最初は優しく受け入れていた私ですが、平然とわが家へ子どもを預けようとする同級生のママに、ついにたまっていた怒りが爆発してしまいました。
夏休み初日の訪問者~Sちゃんがやって来た~
娘のクラスに1学期に転入してきたSちゃん。家も近くて、最初は「良いお友達になるかも」と思っていたのですが、娘からは「性格がちょっとキツくて苦手」との意見が。Sちゃんママは派手なヘアスタイルとネイルが特徴で、いつもスマホを片手に大声で誰かと話している姿が印象的でした。
ある日、チャイムが鳴り、出てみるとSちゃんが立っていました。
「今日はママがネイルに行くから、ここで遊ばせてもらいなさいって言われたの」
と耳を疑う発言のSちゃん。私はどうしたものかと悩みましたが、娘の「入れてあげよう」という意見もあり、Sちゃんを迎え入れました。私はおやつも用意。夕方になると、Sちゃんは満足げに帰って行きました。
連日押しかけるSちゃん 態度の悪化に我慢の限界!
しかし、その後Sちゃんは毎日のようにやって来るように。最初はおとなしく娘と遊んでいたSちゃんも、慣れてきたのか次第に態度が悪化。娘の引き出しを漁り、ゲームで勝手に遊ぶようになり、当然のようにおやつを要求したり、「のどが乾いた」と冷蔵庫を勝手に開けたりする始末。
「冷蔵庫は勝手に開けちゃダメよ」と注意すると、Sちゃんは黙って娘の方へ戻るばかり。私のストレスはどんどん溜まっていきました。娘に「Sちゃんと遊びたいの?」と聞くと、「意地悪だし、本当は遊びたくない」との返事。その言葉を聞いて私は「次回からは断ろう」と決意しました。
「無料託児所」扱いのSちゃんママに怒り爆発
当然のように翌日もSちゃんはやって来ました。用事があると断ると、「ママが買い物に行くから、〇〇ちゃん(娘)の家で遊んできなさい」と衝撃的なひと言。毎日お礼の連絡もなく子どもを預け、自分はネイルや買い物?まるで我が家を「無料の託児所」とでも思っているのでしょうか。
我慢の限界を迎えた私は、その足でSちゃん宅へ向かいました。チャイムを鳴らすと、Sちゃんママが気だるそうに出てきました。「夏休み中はうちも予定があるので、毎日預けられるのは困ります」と伝えると、
「今日はダメなんですか?無理な日はうちの子帰らせてもらって良いですよ」
と、言われインターホンを切られました。
その後もSちゃんは度々チャイムを鳴らしにきましたが、断り続けるとわが家にくることはなくなりました。Sちゃんママは今でも頻繁に出かけていて、その度にSちゃんはほかのご近所のお友達宅へチャイムを鳴らしに行っています。ただ、ご近所でのSちゃん親子の評判の悪さから、ことごとく玄関先で断られているよう…。
私も娘もSちゃん親子へのイライラから解放されて、残りの夏休みを穏やかに過ごすことができました。
(ファンファン福岡公式ライター/餅キナコ)