夫の両親が送ってくるプレゼントは、毎回驚きの連続。自分たちは新品を使う一方で、我が家には“ケチケチ精神”全開の中古品をプレゼントしてくるのです。「現金をあげるのは嫌い」という妙なポリシーを貫く一家で、子どものお年玉さえ出し渋る始末。そんな義両親から贈られた衝撃のプレゼントをご紹介します。
15年落ちの軽自動車
次男が生まれたタイミングで、我が家はそろそろ車を買い替えようかと考えていました。たまたま夫がそのことを義母に話をしたら大騒ぎ！
「うち、そろそろ車検だし、車を買い替えようと思っていたのよ」
と、なんと15年乗った軽自動車をくれると言い出したのです。
走行距離が10万kmを超えていること、車検代がかかること、古い車だから修理代もかかること、4人家族で軽自動車は厳しいことを夫が話をしましたが、義母は強引にうちの車庫に持ってきました。
「だからいらないって言ってるでしょ！」
と言いたくなる気持ちをグッとおさえ、結局私たちが車を処分する羽目になり無駄な費用までかかってしまいました。
亡くなった友人の洋服
ある日、義母から「ちょっと重たい荷物があるから手伝って」と連絡がありました。30分後、義母が持ってきたのはなんと、大きな衣装ケースにパンパンに詰め込まれた衣類。「友達の〇〇さんが亡くなって、旦那さんから洋服を持って行ってくれって頼まれたのよ」とのこと。
その方を知らない私にとって、亡くなった見ず知らずの方の洋服を着ることはさすがに抵抗がありました。それも年配の方の洋服ばかりで、私の年代では全く着るものがありません。ささやかな抵抗で「お義母さんが着たらどうですか？」と提案してみても、「私はLLサイズだからサイズが合わないのよ〜。私からのプレゼント！」と一言。結局、45Lのゴミ袋2つをゴミステーションまで運ぶ羽目になりました。
不要になった大量の家具
結婚して5年目の頃、義実家がリフォームをすることになりました。建て替えも検討していたようですが、そこはケチケチ精神を発揮して、使う部屋だけリフォームすることにしたのです。しかしリフォームが決まった後には悲劇が待ち受けていました。
〇誰も使わないタンスや衣装ケース
〇猫がボロボロにしたソファー
〇ずっと物置にしまってあった20年以上前のベッドパット
〇棚の奥から出てきた年代物の鍋や食器
などを、持って行ってくれという連絡があったのです…
「使って欲しいから持って帰って」
と言うのですが、いくら何でも使えそうもないものばかり。この時ばかりは「置く場所がないので結構です…」と断りました。
あまりにもひどいプレゼント…でも断れない難しさ
義両親の気遣いはありがたいのですが、自分たちは新品を使い、わが家に中古品を押し付けるその神経には毎度驚かされます。もはや、「もったいない」というレベルを超えている気が…
本当は「いりません」とはっきり言いたいのですが、「息子の妻」の立場としてはなかなか難しいもの…。しかも夫はノータッチ。あまりにもひどいプレゼントをどう断るか、頭を悩ませる毎日です。
（ファンファン福岡公式ライター/きなこ）
