義実家での授乳が引き起こした、私と義母のバトル。みんながいるリビングで授乳するよう強要してくる義母。「昔はどこでも授乳していた」という義母の言葉に対し、ついにキレた私。その時のお話です。
赤ちゃんを連れてはじめての義実家訪問
長男を出産してまだ1カ月ぐらいの頃、慣れない育児に悪戦苦闘していたこともあり、子連れで外出することがなかったのですが、そろそろと思い夫と子どもと3人で義実家に行きました。
長男を抱えた私にとって、義実家への訪問は不安がいっぱいでした。義両親は、初めての孫の訪問ということもあり大歓迎。華やかな食事を準備して迎え入れてくれました。また、義弟夫婦とその子どもたちも集まり、リビングは大賑わい。
リビングを甥っ子たちが走り回っていると、長男がぐずり出しました。授乳の時間でもありましたので、静かな隣の部屋に移動しようとした時、義母から予想外の言葉が飛び出したのです。
「リビングで授乳しても良いじゃない。赤ちゃんの飲んでいる姿も見たいのよ」
リビングには、義両親だけでなく義弟夫婦やその子どもたちがいたので、私は授乳姿を見られることにかなり抵抗がありました。
みんなの前での授乳を強要
私はどうしても周囲に見られながらの授乳は避けたかったので、
「赤ちゃんの服を着替えたり、おむつを替えたりもしたいので、隣の部屋で」と伝え、移動しました。
すると義母は戻ってきた私に
「昔は電車の中とか公園とか、みんなどこでも普通に授乳していたのよ。授乳が恥ずかしいとかそんなこと気にしていたら、これからの子育てやっていけないよ」と嫌味を言ってきたのです。
義母にとっては、他人がいるなかでの授乳はごく自然なことだったのかもしれませんが、私には抵抗がありましたし、義母の言葉にかなりつらい気持ちになりました。
キレて本音をぶつけてみた
その後も授乳の時間になる度に部屋を移動しようとする私に
「ここでしたら?」と言ってくる義母。正直こういう時は夫に何か言ってもらいたかたったのですが、私と義母のやり取りを聞いても関与せず、夫はただスマホを見てゴロゴロしているだけ。
ついに我慢の限界が来た私は、
「皆に見られながらはできません。今はどこでも授乳していいわけではありませんし、見たくない人もいるんです。ショッピングモールの授乳室だって、プライバシーを守るために設けられているんですよ。もうしつこく言わないでください」と義母に言ってしまいました。
義母は私があまりにはっきりと言ってきたことに驚いたようで、しばらく黙ってしまいましたが、それ以降は授乳のことを言わなくなりました。
一番尊重されるべきは?
授乳姿を見られることに抵抗があるママもいれば、逆に気にしないママもいます。どちらが正しくどちらが間違っているわけでもありません。両方とも尊重されるべきです。授乳はママと赤ちゃんにとって大切な時間です。ママの気持ちを第一に考えてあげれば良いのです。
義母とのこのやり取りを通じて、私は自分の気持ちを大切にし、他人の価値観を尊重することの重要性を学びました。ママたちがストレスなく、安心して育児できるように、周囲の理解が深まることを願っています。
(ファンファン福岡公式ライター / sunsun)