「そんなところなめないで!」1歳半の娘が口に入れたとんでもないものに絶叫

小さな子は何でも口に入れます。それは探索のため、モノを理解するために必要な過程です。が、しかし! そんなものまで口に入れるんかよっ! と突っ込みたくなるものを私の娘はなめていました…。みなさんは、子育て中のハプニングでビックリした体験はありますか?

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子どもはなんでもかんでも口に入れる

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 「目についたモノをなんでも口に入れる」これは小さな子どものあるあるです。
 1歳半の娘も、生まれてからなんでもかんでも口に入れています。おもちゃはもちろん、お皿や大人用のお箸・髪の毛・哺乳瓶の底などなど。まぁここまでは許せる範囲です。

 数カ月経つと、口にするモノのレベルもUPしていきます。机や壁、ホコリや床に落ちている昨日のご飯粒など。親からしたら「そんなもの食べんといてー!」と思うようなモノをどんどん口に入れていきます。

 なぜ、子どもはなんでも口に入れるのか? それは、「探索行動の一環」と呼ばれていて、口で確かめて自分の周りの世界を研究・探索しているようなのです。成長の過程だということはよくわかります。でも親としては「お腹壊さへん? 大丈夫?」「汚いよ!」という心配ばかりが頭に浮かび、ついつい注意してしまうのです。

娘と行った公園で事件が

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 ある寒い日の朝、私と娘は近くの公園へ出かけました。2月の凍えるような寒い時期だったので、周りには誰もいません。お外が大好きな娘は、その日もパワー全開で元気に走り回っていました。

 ふと、ベンチのところへ行くと何やら触っています。前日が大雨だったのでベンチにはたくさんの水たまりがあったのです。震える寒さの中、娘は水たまりで楽しそうに遊び始めました。最初は
 「もうやめときなー」と注意するくらいにしていました。

 水遊びはだんだんエスカレートしていき、今度は水たまりに寝そべる始末。
 「やめてー! 風邪ひく―!」といい、抱っこして移動させるも全力でイヤがり、また水たまりのあるベンチへ向かって走って行きました。

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 そうしているうちに、今度はマンホールの上で遊び始めました。しばらく様子を見ていると、何やらペチャペチャという音が聞こえてきます。
 「んん?」と不思議に思った私は、娘の顔を見るため正面へまわります。なんと娘はマンホールに溜まっている雨水を手ですくい、ペチャペチャとなめていたのです。

 「ぎゃーーー!」まさかの事態にびっくり。急いでなめるのを止めさせその場を離れようとしました。しかし、娘は楽しそうに水たまりで遊んでいます。無理やり止めさせるのは、本当に正しいことなのか… 娘が雨水を飲まないように注意しながら遊ぶ様子をしばらく観察してみることにしたのです。

 思えば今まで「ダメ!」と止めるばかりで、娘の表情に目を向けていなかったかもしれません。ニコニコと笑顔で遊ぶ娘を見ながら「子育て中ってハプニングだらけだけど、振り返って見たらかけがえのない大切な思い出になるよな…」とふと思ったのです。

子育てには、ハプニングがつきもの!

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 子育てにハプニングはつきものです。オムツ交換での失敗や予想外のいたずら、お出かけ中の冷や汗をかく出来事など。毎日毎日、本当に大変ですよね。私の娘は好奇心旺盛でなんでも口に入れてしまうので目を離せなくて大変でした。マンホールに溜まった雨水だってなめちゃうくらいです。これは、子育てハプニングの中でも上位を争う出来事となりました。

 でも、こうやって子どもは自分で世界を研究し開拓していくのです。なんでもかんでも「ダメ!」というのは、その探求心にフタをしてしまっていることになるかもしれないなと思いました。

 「鉛筆やクレヨンを少しぐらいなめても大丈夫!」「靴裏をちょっとなめたっていい!」なんでもかんでも頭ごなしに注意するのをやめ、本人が楽しいならいいかと肩の力を抜いて子育てできるようになりました。

 幸い娘はお腹を壊すことはありませんでしたが、マンホールの上に溜まった雨水を飲むことは危ないですし、もちろん洗剤やタバコなど害のあるものを口にするのは危険です。
 ただ、しっかり子どもを観察したうえで、本当に危ないモノでなければ子どものやりたいようにさせることも時には必要かなと感じました。みなさんはどんな子育てハプニングがありますか?

(ファンファン福岡公式ライター/ami)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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