2人目出産後、母が大変だろうと手伝いにきてくれました。ですが私と母は仲が悪いわけではありませんが、少し性格が合いません。母が帰宅後に爆発し、座椅子を蹴とばした結果が左親指の粉砕骨折。皆さんは爆発しても座椅子を蹴りとばさないようにしてくださいね。
2人目出産後、母が手伝いに
私の母は思ったことはなんでも口に出し、人を傷つける言葉を平気で言う人でした。そんな母が苦手で高校は他県に行き、母と距離をとることに。母と離れて暮らして10年。帰省で2日、3日一緒に過ごすのはとくに問題無かったので母が苦手だということをすっかり忘れていました。
2人目出産する前に母から「産まれたら手伝いに行くよ」と提案してくれました。夫の仕事も忙しく、産後に1人で新生児と2歳の息子を見るのは大変だと思い、「ありがとう」とお願いしました。母も嬉しそうでした。
退院のタイミングで母は片道3時間かかる他府県から来てくれました。最初は機嫌よく息子の子守をしてくれ、家事もほぼすべてしてくれました。ですが、2週間経った頃から母も疲れてきたのか愚痴が増えました。
「朝ごはんできたよ」と母が起こしにきてくれましたが、授乳で夜中あまり寝れてない私、
「眠いから後で食べる」と答えると大きなため息のあとに
「いつまでも片付かんわ」と小声だけど聞こえる一言。
重たい身体を起こして
「やっぱり食べるわ」と無理やり身体を起こして食べに行きました。母は疲れてくると心無い言葉を発することが増えるので、できるだけ母の怒りをかわないように気をつけていました。
もう限界! 頼むから帰って
どれだけ気をつかっても日々の家事や育児手伝いに母もイライラ。どんどん増えていった小言。
「いつまで寝るの」
「洗濯干しといて」
「息子君わがままやね」
「うるさい!」など息子にまで文句を言いだしました。
さすがに耐えられなくなった私は
「お母さん、ありがとう。3週間も家事に育児を手伝ってくれて助かったわ。お母さんが疲れてない?」と笑顔で質問。
「疲れたわ!」と怒った態度で答え
「なら、もう大丈夫だから帰ってゆっくり休んで」と伝えました。
チラっとこちらを見て
「そう、もう疲れたから明日帰るわ」と翌日は笑顔で
「またなにかあったら呼んでね」と帰っていきました。「二度と呼ばんわ!!」と心の中で叫びました。
眠り続ける夫にイライラが爆発
その日の夜、母との生活にも2人目出産にも疲れ切っていた私。
授乳もあるので普段は赤ちゃんと2人で寝ていましたが「ゆっくり寝たい」とお願いしてその日は赤ちゃんを夫にお願いして息子と寝ることに。
「泣いたら授乳するから教えて」とお願いして息子と寝室に。夜中、娘の泣き声が聞こえますが、一向に呼びにきません。気になって見に行ったら夫はグーグー爆睡中。
この瞬間、イライラが一気に爆発!
「泣いてるの気づかんといつまで寝とるねん」と近くにあった座椅子を力いっぱい蹴り飛ばしました。その声と音にビックリして起きた夫。
ちょうど座椅子の骨組みにあたったのか左足親指はすごく腫れてそれを見た夫はビックリ。
「大丈夫?」とすごく焦って保冷剤など用意してくれました。足は痛く授乳だけして
「ごめん。寝るわ。明日病院行くから」と夫に伝えてとりあえずその日は寝ることに。
まさかの結果に後悔
次の日もとても痛い足。「骨折だろうな」と整形外科に向かいました。レントゲンをとってもらい結果を聞きに診察室に。
「これは骨が粉砕してますね。紹介状を書くので大きな病院に行ってください」と先生からの言葉にビックリ!
「えっ? 骨折じゃないのですか?」と聞くと
「粉砕してるからね。結構大変な手術になると思いますよ」とレントゲンを見ている先生も驚いている様子。骨折は骨折でも骨がバラバラになっていたのです。
その後は大きな病院に行って精密な検査をしてもらい、1週間後に手術、手術から2カ月でギブスもとれてリハビリをし、3カ月で元の指に戻りました。
普段はものに当たり散らすことなどしたことが無かった私。夫からは
「次からは蹴るもの考えて蹴ろうね」と笑いながら言われました。こんなダメな行動も笑い飛ばしてくれる優しい夫。次はないです。2度とものには当たらないと誓いました。
(ファンファン福岡公式ライター / ししへび)