義実家で食事をしている最中に、義父から急に「家をリフォームする」と宣言されました。自分たちには関係ない話と思っていたら、なんと義両親は同居を前提としたリフォームを行おうとしていたのです。絶対に同居したくない私がどう断ろうかと思っていると、夫は意外な反応をしました。
マンションに住む義両親
義両親は分譲マンションに住んでいます。2LDKという間取りで、夫が実家を出るまでは、2つの個室は夫と義妹の部屋、義両親はリビングの一角を部屋代わりにしていました。
「実家は狭くて窮屈だった」と夫が言う通り、決して広くはありません。とは言え、義実家に行くときはダイニングで食事するだけなので、特に問題に感じたことはなかったです。
リフォームを検討
結婚して1年ほど経った頃。
「ごはんを食べにきなさい」と誘われたので、義実家に向かいました。当時は月に1回ほど一緒に食事をしており、その日も深いことは考えず義両親の家にお邪魔することに。
義両親がテイクアウトした料理を食べ終わり、私たちが持参したデザートを食べていると、義父が突然
「ここをリフォームするつもりだ」と言い出したのです。
同居するためにリフォーム？！
義父の発言を聞いても、
「そうなんですね」という言葉しか出てきませんでした。義実家はトイレが壊れかけていたり、壁紙が剥がれていたりしたので、リフォームしても不思議ではないと思っていたのです。
相槌を打ちながらデザートを食べていると、義父に
「どんな台所が良いと思う？」と聞かれました。私に聞かれても… と思いながら、
「広いキッチンは素敵だと思いますね」と答えると、
「たしかに、広ければ2人で使えるな！」という返答が。
まさか… と思っていると、
「いずれ同居しても使いやすそうだ」と言われたのです。どう断るべきか悩んでいると、夫が
「同居はあり得ない」と拒否しました。
「こっちだってすぐ同居するつもりはない。でもいずれ…」と義父が続けましたが、
「将来的にも無理」と夫は譲りません。夫は普段から
「育ててくれた恩があるから親孝行しないと」と言っていたので、同居を拒否したことに驚きましたが、私としても同居は断固拒否なので、心の中で夫にエールを送りました。
義母は
「子どもが生まれたら面倒見てあげるよ」と言い、義父は
「俺が先に死んで母さんがひとりになったら可哀想だろ？」などと言っていましたが、夫の気持ちは変わらなかったようです。
「何を言われても同居はない」と言い切った夫に促されて帰宅することに。帰りの車の中で夫は同居が嫌な理由を話してくれました。義母が干渉してくるのが目に見えること、狭い家でプライバシーが守れるとは思えないことなどが理由だったそうです。
その頃、私は義母に陰で嫁いびりをされていました。義父からは直接いびられることはありませんでしたが… 私の兄の仕事に対して「底辺」と言うなど、身内を見下す発言が。そんな義両親と同居するつもりはなかったので、夫が同居反対であることに私はホッとしました。
リフォームの話は保留に
夫が首を縦に振らなかったので、義両親はしばらくリフォームしないことに決めたようです。今回は夫のおかげで、同居の話が進むことはありませんでした。現在、嫁いびりが原因で私たちは義両親に距離を置くことを宣言しています。
けれども、ときどき夫に
「今後どうするつもりだ」という連絡がきているそうです。これから先、義両親に何かあった場合は再び同居の話が出てくるでしょう。そのときも夫には絶対断ってもらおうと思っています。
（ファンファン福岡公式ライター／水素）
