唐人町商店街の一角にある「海鮮食堂 サカナとごはん 凪(なぎ)」(福岡市中央区)は11月でオープン1周年。「“映えるえび天丼”がすごい」とSNSで話題になっています。おなかをすかせて、早速調査してきました! ※表示価格は税込み。
ランチ時には行列が。1年足らずで唐人町の人気店に
福岡市地下鉄唐人町駅から商店街を3分ほど歩いた路地に、2023年11月にオープンした同店。魚と丼を描いたかわいいイラストのちょうちんが目印です。ランチ時は店の前に行列ができるほどの人気ぶりとか。
同店は、長浜市場で働く野口哲生さんが家族と一緒に営んでいます。焼き魚の定食は、お手ごろ価格の880円から。「毎朝、新鮮な魚を市場から仕入れているのでこの価格で提供できます」と野口さんは話します。
えび天4本がそそり立つ! “映えるえび天丼”を実食
魅力的なメニューの一番下に、お目当てのえび天丼を発見。価格はなんと税込み1,100円です。早速、注文すると運ばれてきたその姿にびっくり。大ぶりのえび天がそそり立っています。まるで「えびタワー」のようで、思わず写真を撮りたくなるのも納得です。「若い人はもちろん、年配の人も写真を撮っていますよ(笑)」と野口さん。
みそ汁と漬物、冷ややっこが付いてきます。みそ汁の具はワカメとタマネギ、豆腐、小ネギ。丼の隣には天ぷらをのせるための取り皿もありました。なるほど、皿に移した方が食べやすいですね。
えび天丼は20cmを優に超える高さです。「えび天5本だけで天丼を作りたかったのですが、妻が野菜を入れた方が絶対にいいと言って…。ちょうど母からふた付きの器をもらったので、ふたを背当てにして天ぷらを並べてみたらバランスが良く、この形に落ち着きました。偶然の産物です」と野口さんはにっこり。
揚げ立てのうちに、大きなえび天をパクリ。衣はサクッと香ばしく、えびはプリッとした食感で食べ応えがあります。蜂蜜入りの甘じょっぱい自家製ダレは天ぷらとベストマッチです。
えび天の迫力に目を奪われて気付くのが遅れますが、野菜の天ぷらも魅力的なラインアップ。この日はタマネギ、カボチャ、大葉、ナス、ピーマン、エリンギの6種類が豪快に盛られていました。季節によってサツマイモやレンコンなどに変わるとか。福岡県産のおいしい野菜はどれも大きくカットされていて、揚げ衣が素材のうまみを引き立てます。野菜が甘い♡
野菜天の半分を取り皿に移すと、自家製ダレと刻みのりがかかったご飯がようやくお目見え。天丼用に福岡県産米を少し固めに炊いているとか。天ぷらからジュワッと広がる甘いタレがご飯によく合います。かなりのボリュームですがいろいろな野菜の味も楽しめて飽きずにパクパク食べられます。
「目玉商品として作ったえび天丼が、まさかこんなに反響があるとは。今ではSNSで見たと言って海外や遠方から来る人も多くなりました。今日は長崎県の壱岐から来てくれたお客さんもいますよ」と野口さん。見た目だけではなく、ボリューム、味の3拍子がそろった“映えるえび天丼”。これで1,100円はコスパ最高です!
新鮮な海鮮を使った海鮮丼や鯛のあらだき定食もおすすめ
カウンターは7席、小上がりに2テーブル。ランチ時はすぐに満席になるそうです。夜はお酒を飲みながら、旬の海鮮をゆっくり楽しめますよ!
「えび天丼ばかり注目されますが、海鮮丼や鯛のあらだき定食もおいしいですよ」と野口さん。ホタテやサーモン、うに、いくら、エビなどが豪華に盛られた海鮮丼もえび天丼同様、“映える”ので要チェックです。野口さんが厳選して仕入れた新鮮な海鮮もぜひ!
海鮮食堂 サカナとごはん 凪
住所 福岡市中央区唐人町1-3-4 シャンテアサカ 1階
電話 092-406-2607