おいしさの質が違う! フルーツサンド【ウィズサンドイッチ】

 福岡市地下鉄薬院大通駅から、浄水通り(中央区浄水通)へ7分ほど歩いた場所にある青果店「GO-MARU(ゴーマル)」(同)。その一角で間借り営業をしている小さなサンドイッチ専門店「WITH SANDWICH(ウィズサンドイッチ)」を訪ねました。

出典:https://fanfunfukuoka.aumo.jp

 「WITH SANDWICH」は青果店「GO-MARU」の一角で営まれています。

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 GO-MARUのオーナーと知り合いでよく野菜を買いに来ていたんですが、この店で扱う野菜が珍しく、多くは無農薬野菜を扱うなど、とても面白かったんですね。そして何よりおいしい! そのおいしさをもっとたくさんの人に知ってほしいと思ったんです。僕、この店の人間じゃないのにね」と笑う「WITH SANDWICH」店主の山崎貴博さん。

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 そこで作ったのが自慢のフルーツサンドイッチ。果物のおいしさが違う上、「バックヤードもなく店頭にあるだけ。売り切れたら店終い」というスタイルもウケて、オープン時間前からお目当てのフルーツサンドイッチを待つ客もいるほどです。

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 「サンドイッチの主役は、旬の果物。パンは脇役に徹するようにしたかった」と山崎さん。そこでパンを妹夫婦が営む「ブーランジェリー麦畑」(早良区有田)に特注。「果物の食感を邪魔しないやわらかさの生地で、しかもおいしい耳のあるパンをと細かくオーダーしましたが、満足のいくものができました」と話します。なお、同店のフルーツサンドイッチは、ブーランジェリー麦畑でも販売しています。

 しっとりソフトな白い耳を持つ薄切りの食パンに挟まれるのは、厳選された果物と独自の配合をした「特製クリーム」。抹茶やチョコのクリームを作ったこともあったそうですが、果物のおいしさや甘さを邪魔していると感じ、シンプルなクリームに落ち着きました。果物の種類によってヨーグルトを混ぜたり、配合を変えているそうです。  こだわりのクリームは、夏はダレやすいので保冷剤や保冷バッグを持参するのがよさそうです。余談ですが、この日は大きなタッパーを持参し、フルーツサンドイッチがつぶれないように並べ、タッパーの上下を保冷剤で挟んで帰りました。

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 この時季の人気は、みずみずしくて甘さが際立つ「長崎産メロン深江グリーン」(税込み420円)や鮮やかな緑が映える「NZ産キウイ」(330円)、早い時間に売り切れ続出の「宮崎完熟マンゴー」(650円)など。  その日の「熟していておいしい果物」を使うので、毎日何が並ぶかはお楽しみ。夏の盛りは、桃やシャインマスカットのフルーツサンドイッチを考えているそうです。インスタグラムに日々のラインナップが紹介されるのでチェックしてください。

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 定番人気の「焼きりんごとアールグレイクリーム」(360円)をテークアウトし、さっそくいただきました。アールグレイの茶葉がクリームに練り込まれていて、袋を開けると紅茶の香りがふんわり。  そして、ほどよく食感を残して焼かれたりんごがぎっしりで、食べ応えも十分! ピンクのグラデーションが上品な色合い。アールグレイ風味のクリームがりんごの甘さを引き立てています。

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 平日は7、8種類のフルーツサンドイッチが並んでいて、週末はこれに総菜サンドイッチが加わります。総菜サンドイッチの具材は週替わりで、「さばのガーリックオイル」(480円)などです。

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 一時、手作りのリヤカーで天神エリアで実験販売もしてみたとか。「とても喜ばれたのですが、リヤカーに冷蔵ケースが置けず、夏はこのスタイルは難しいですね。涼しくなる秋口には、また天神に出没するかもしれません」。  近い将来には、間借りから店舗を構えることも考えているそうで、今後も目が離せませんね。

ウィズサンドイッチ

住所:福岡市中央区浄水通3-40 HILLS浄水1階 GO-MARU 内 電話:092-753-9135(GO-MARU) 営業:11:00頃~売り切れまで(GO-MARUの営業時間10:00~19:00) 月曜休 インスタグラム @with_sandwich

ウィズ サンドイッチ

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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