「家族や友人より、恋人が最優先」「恋人のことばかり考えて、仕事も家のことも手に付かない」と思うことはありませんか?もし当てはまる場合、あなたは共依存恋愛、つまり特定の相手に過剰に依存する傾向が強いかもしれません。
一見悪いことには見えませんが、あまりにその傾向が強すぎると、生活するうえでストレスがかかることもあります。今回は、共依存恋愛の特徴やその末路を解説します。
共依存恋愛とは

「共依存恋愛」とは、特定の人に過剰に依存した恋愛のことです。
「相手のことが大好き」「ずっと考えてしまう」というのは恋愛中によくある感情でしょう。しかし、過剰に依存すると、ほかのことを考えられなくなったり、必要以上に束縛してしまったりすることがあります。
「恋人なしでは生きていけない」「恋人を優先するあまり生活や仕事が適当になる」という方は、共依存恋愛の傾向があるかもしれません。
あなたは大丈夫?共依存恋愛のチェックリスト

ここでは、あなたが共依存恋愛に当てはまるか確認しましょう。以下チェックリストにいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
・恋人なしでは自分は生きていけないと思う
・家族や友人との時間よりも恋人の時間が大事
・「私には存在価値がない」と自己否定感を感じやすい
・恋人のことを束縛したい
・恋人にひどいことをされても、耐えたい
・恋人に決めてもらわなければ、自分のことを決められない
・恋人から期待通りの反応がなければ、落ち込んだりイライラしたりしてしまう
・恋人には、自分以外の異性と会ったり興味を持ったりしてほしくない
・恋人のスマートフォンやパソコンを覗き見したい
・自分がいなければ、恋人もダメになってしまうと思う
いかがでしょうか?チェックリストに6つ以上当てはまった方は、共依存恋愛の傾向が強いかもしれません。
共依存恋愛をする男女の特徴

ここでは、共依存恋愛の特徴を説明します。以下のような傾向があれば、あなたや彼は共依存恋愛の傾向が強いといえるでしょう。
恋人を最優先にする
共依存恋愛のカップルは、恋人と過ごすことを最優先にします。確かに恋人は大切な存在ではありますが、共依存が強すぎる場合は恋愛を最優先にするあまり、家族や友人との時間をおろそかにしたり仕事に手がつかなくなったりします。
生活をするうえでは、恋人が常に最優先にはなりません。時には家族との時間を優先したり、大事な仕事があるときは仕事に専念したりするのが自然です。
相手がいなければ不安になる
共依存恋愛の傾向がある方は、相手がいなければ不安になりやすいという特徴があります。
どんなカップルでも喧嘩や別れがあるのは普通のことで、落ち込むこともあるでしょう。しかし、仲が悪くなったときに日常生活がまともに送れないほど不安になったり、過度な体調不良になったりするのは共依存恋愛の傾向が強すぎるといえるでしょう。
喧嘩や別れで多少落ち込むことがあっても、しばらくしたら立ち直れるのが自然な状態です。
自己肯定感が低い
共依存恋愛の傾向がある方は、自己肯定感が低い傾向があります。恋人に尽くしたり、「相手に必要とされている」と認識したりすることで、自分の価値を確認するためです。
そのため、共依存恋愛の傾向がある方は、恋人に何かを断られただけでも「私は必要とされていない」「何の価値もない」と思いがちです。
相手を束縛したい
恋人ができると、多少なりとも束縛したい気持ちはあるもの。しかし、束縛したい気持ちが強すぎる場合は、共依存恋愛の傾向があるかもしれません。
例えば、「相手の予定をすべて把握したい」「相手のスマートフォンやパソコンを覗き見したい」という感情は、過剰な束縛心といえるでしょう。付き合っていても、相手との一定の距離感があるのが健全な状態です。
カップルの関係性は続けられる?共依存恋愛を続けた末路

共依存恋愛は、相手に依存しすぎることでさまざまなリスクがあります。ここでは、共依存恋愛を続けることによる末路を紹介します。
恋人しか信用しなくなる
共依存恋愛のカップルは相手が最優先となるため、恋人のことしか信用できなくなる傾向があります。恋人だけでなく家族や職場の人、さまざまな人の意見に耳を傾けることが自然ですが、恋人への思いが強すぎるあまりに他人の意見を聞かなくなることがあります。
もし恋人があなたを間違った道に誘導しても、気づけなくなるかもしれません。あなたがまわりの人の意見を聞かないあまり、友人や家族が離れていったり恋人と共倒れになったりする可能性もあります。
短期間で別れる
共依存恋愛のカップルは、お互いへの思いが強すぎる一方で、「相手から必要とされていない」と感じたらすぐ別れる傾向があります。
ほかの異性に優しくされて「彼よりももっと私のことを必要としている人がいた」と気が付いたら、すぐ恋人を乗り換えてしまうことも。長く付き合っていると、相手と距離感ができたり、多少疎遠になることも十分ありえます。すぐに別れる決断をするのではなく、心に余裕を持って判断する姿勢が大切です。
不安だらけの生活になる
共依存恋愛の方は、相手のことを常に考える傾向があるため、常に不安を抱えやすい傾向があります。
例えば、彼からの連絡がしばらくないときに「ほかの女性と会っているんじゃないか」「私より優先するものがあるのか」などといった感情になってしまいます。共依存恋愛が強過ぎて、毎日不安を抱えて落ち着かない日々を過ごすことにしんどくなってくるかもしれません。家のことや仕事にも手がつかなくなってくるでしょう。
共依存恋愛の抜け出し方

共依存恋愛は、傾向が強すぎると毎日がストレスになりがちです。「自分は共依存恋愛の傾向があるかもしれない」と思う方は、以下の方法で抜け出せないか考えてみましょう。
没頭できることを探す
共依存恋愛の傾向が強い場合は、仕事や趣味など何か没頭できることを探しましょう。時間に余白ができるとつい恋人のことばかり考えて、仕事に手がつかなくなることがあります。
恋人のことを少し忘れて何か没頭できることを見つけると、共依存恋愛から抜け出しやすくなります。
恋人だけを最優先にしない
共依存恋愛は、恋人のことが最優先になってしまいがち。しかし、家族や友達と過ごすのも大切な時間です。先に友達との予定が決まっているなら恋人との約束は別の日にするなど、恋人以外との時間を大切にしましょう。
また、例えば夜中にもかかわらず「今から会いに来て」と言われても、すぐに反応しないようにしましょう。あなたの健康な生活があったうえで、恋人との時間を楽しむことが大切です。
共依存恋愛は自身で気づけたら改善できる

共依存恋愛は気づかないうちに、恋人以外のことがおろそかになる可能性があります。しかし、「自分は共依存恋愛かもしれない」と気が付けば、改善に向けて行動や意識を変えることは可能です。
恋人は大切な存在ですが、家族や友人、家のことや仕事を犠牲にしてまで尽くす必要はありません。あなたの生活や家族・友人との関係があったうえで、恋人との時間を楽しむことを意識してみてください。
(ファンファン福岡公式ライター / Asumi)
