夫が初めて1日ワンオペ育児を経験! 次から次に起こる予想外の出来事に唖然

わが家の妻は普段からとても心配性で、1歳息子の育児にかかりっきりです。妻に少しでもリフレッシュしてもらいたく、買って出たワンオペ育児は、イレギュラーだらけの波乱万丈物語でした。

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心配性の妻

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 息子が産まれて約1年経ちますが妻は子どもを預けることもなく、おでかけは基本息子と一緒です。一人で外出するのも美容院、病院のみで長くて3時間ほどで、小走りで帰ってくるぐらい心配性です。

 その為、私は短い時間しかワンオペを経験したことがありませんでした。ただ、3カ月育児休暇を取得したおかげで育児も家事も充分にこなせる自信はありました。ある日妻から
 「大好きなアーティストのライブにいきたい」と相談が。抽選に当たりチケットがとれたようで、すでに興奮気味。私は二つ返事で
 「久しぶりだね遊びにいくのも。一日楽しんでおいで!」と伝えると妻はすごく嬉しそうにしていました。

 ライブ当日、朝6時半にいつものように息子が「飯の時間だぞ」と言わんばかりに起こしてくれます。
 7時に息子の朝食、8時に親も食べ終わり、9時に妻はライブへと出かけていき父と息子の一日がスタートしました。

お着替えは3回以上?!

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 毎日息子は朝寝をします。いつもなら15分とかからず寝るはずが、1時間が過ぎたころにやっと就寝。一息つけると思いきや30分で起きてしまい、しかも寝たりないのかとても不機嫌な息子。

 昼寝に向けて体力を削ろうという魂胆でベランダにプールをだし、大好きな水浴びをしましたが、この選択が間違いでした。

 水浴びを楽しんだので部屋に上げて服とおむつを脱がした瞬間、息子はおしっこをしてしまったのです。床一面に広がり、近くに準備していた洋服も黄金水まみれに。息子は満足そうにし、横目に焦りまくる父はさぞかし滑稽だったでしょう。

 急いで新しい洋服を着せ、父はおしっこの後始末をしていると… カランと嫌な物音がし、見に行くと机の上にあるコップを着替えたばかりの服にぶちまけていました。今度は頭から床までびしょびしょな状況に私は膝から崩れ落ちました。

 再度着替えを済ませ、気が付けば12時過ぎ。お昼のうどんを準備し、食べさせ始めるもここで眠気がピークに達し食事を拒否。
 仕方なく息子の大好きなメロンに変更し、ようやく落ち着いたかと思ったら「もっと食べたい!」と癇癪を起し、メロンの汁をびちゃびちゃ… 本日3回目のお着替えです。

妻のありがたみを再確認

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 なんとか最低限の片付けを済ませお昼寝へ。ものの10分で就寝しそこから2時間寝てくれました。その間に洗い物・洗濯・食事・床掃除と静かに、かつスピーディーに済ませました(育休で一番身についた技術)。さてちょっと休憩だ! と隣に寝転んだ瞬間に息子は起床。外を指差し散歩を要求してきました。

 外出準備するか~なんて思っていたら、ここで悪魔のサイレンが鳴り響きます。洗濯機(乾燥無し)が終わった音です。
 「ごめん息子よ。父に15分くれ」とお願いし、最速で洗濯物を干し終えました。

 焦りながらも支度を終え、息子をベビーカーに。日差しが強い猛暑の中でかけました。目的地は電車が見える息子行きつけの場所。水分とろうね~なんて歩いていると、重大なミスが発覚。

 日焼け止め塗ってない…。妻から「外出するときは日焼け止め!!!」と口を酸っぱく言われていたので、強行突破は後のリスクが大きすぎるなと一度家に戻ることに。息子の全身に日焼け止めを塗りたくり再出発し、炎天下で電車を1時間鑑賞後に帰宅。

 お風呂に入れ、夕食を作り、食べさせているところで妻が帰宅。息子と長時間離れたのは初めてだったので、急いで近寄り、涙目で抱きしめていました。

 「楽しかった?」と私が聞くと、
 「とっても楽しかった。大興奮だった! まぁ半分は息子が気になってたけどね」と言う妻に、
 「大丈夫だったよ! と言いたいところだけど… 今日の話を聞いてくれ」などと育児の大変さを分かち合い、初の長時間ワンオペ大戦争は幕を閉じました。

 子どもの生活にはルーティーンがあり、そこからはみ出たときは水を飲ませるのでさえ大変でした。だからこそ定期的にワンオペを経験し、夫が一日の流れを身体と脳にしみこませる必要があるなと感じた経験でした。

(ファンファン福岡公式ライター/月が好き)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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