幼稚園に通う息子のバス仲間とハロウィンパーティーを企画し、子どもだけなく大人も仮装することになりました。しかし途中参加で入ってきた友人パパのゾンビ姿がリアルすぎて、今まで笑っていた子どもたちの顔が凍りついてしまいました。
お菓子交換だけでなく、仮装をして楽しむことに
ちょうど10月に入ったばかりの頃でハロウィンの話で盛り上がり、イベント好きのママからの
「ハロウィンパーティーしようよ!」の提案に、一同賛同しハロウィンパーティーを開催することになりました。
ハロウィンパーティーが決まったと同時に、パーティーの内容を詰めることになりました。お菓子交換のお菓子の値段はいくらくらいにするのか? ゲームは何をするのか? 仮装はするのか? など、話し合った結果、限られた時間の中なのでお菓子交換をして、仮装してみんなで写真を撮ろう、ということになりました。
お互いびっくりさせたいから、仮装するキャラクターは当日まで内緒です。息子に
「ハロウィンパーティーをするのに、キャラクターに変身するんだけど何のキャラクターになりたい?」と聞いてみたら
「ピカチュウ!」というので急いでネットで購入しました。衣装が届くと息子は速攻着替えて鏡を見てニコニコ顔です。
「早くハロウィンパーティーの日にならないかな?」と当日を本当に楽しみにしていました。
リアルなゾンビの姿で会場へ
ハロウィンパーティーの当日。幼稚園の帰りに各々自宅で衣装に着替えて、友人マンションのパーティールームに集合しました。息子は念願のピカチュウの衣装を着ていつも以上にテンションが上がっています。
他のお友達も、女の子は憧れのディズニープリンセス、男の子はミニオンズやマリオ、大人もハリーポッターなどのキャラクターになりきっていて、ハロウィンパーティーらしい雰囲気で盛り上がっていました。
各自持ってきたハロウィン用のお菓子を交換して、みんなで食べていた時、パーティールームのドアが急に開いて、ゾンビが入ってきたのです。そのゾンビはパーティールームを借りてくれた友人のパパで、午後から仕事がリモートになるから30分くらいハロウィンパーティーに参加できるかも、とママたちは事前に聞かされていました。
ただ仮装してくるとは聞いてなかったので私たちも少しびっくりしました。ただ… もっとびっくりしたのが子ども達です。楽しく遊んでお菓子を食べている幸せの絶頂の時に、ドアから顔から血が垂れているゾンビが入ってきたことで雰囲気が一変しました。
お菓子を投げてママのところに逃げる子、恐怖からその場で大声で泣き始める子、びっくりしてその場で固まってしまう子、パーティールームの雰囲気が凍りつき、「やばい」と思ったゾンビ役のパパがゾンビのマスクを外し、
「脅かしてごめんね!(友達の子どもの名前)ちゃんのパパです。本当ごめん!」と正体を現しました。
しかし混乱してしまった子ども達はすぐには元には戻らず、しばらく不穏な空気が流れていました。その後パパが用意していたハロウィンのお菓子を子ども達に配ると子ども達も落ち着いてきて、また楽しくお菓子を食べ始めました。
ゾンビと一緒に反省会
子どもがまた遊び始めた時に、友人のパパも交えて反省会を行いました。せっかくハロウィンパーティーを盛り上げようとリモートワーク中にゾンビに仮装して来てくれたのですが、凍りついた空気になってしまった経験をもとに、来年からは子どもが笑ってくれるようなキャラクターに仮装しようという結論になりました。
次の年、友人パパはパウパトロールに仮装して登場したら子ども達は大爆笑で盛り上がり、始終楽しいハロウィンパーティーを過ごせました。
(ファンファン福岡公式ライター/sayuri0718)