福岡の「当たり前」にびっくり! 驚いた「福岡あるある」

 福岡県民の間ではごく普通のことでありながら、他県の人に指摘されて初めて気付く、地域ならではの「福岡あるある」。
 東京から福岡に引っ越してきた私が驚いた、福岡だけの当たり前「福岡あるある」について紹介します。

目次

福岡県民はホークスファンであること当たり前

提供:写真AC

 福岡のプロ野球チームと言えば、福岡ソフトバンクホークス。
 福岡のホークス愛は強烈で野球中継の実況・解説はホークスサイド。ニュースや情報番組では毎日ホークスの様子を伝えるコーナーがあります。東京では特定の球団のコーナーを見ることはあまりなかっただけに驚きました。


 一方で他球団のファンの思いは複雑。
 「え? ホークスファンじゃないの?」と念を押すように聞き返されそれが悪いことのような言い方をされる場合も少なくありません。
 「福岡県民はホークスファンであることが当たり前」というような決めつけられ方に、他球団ファンの私としては複雑な思いをした経験が多々あります。
 東京にいた頃は、どの球団のファンであれ、気にせず普通に話すことができたのですが、福岡に引っ越してきてからは躊躇するようになってしまいました。

とんこつラーメン以外はラーメンに非ず!?

提供:写真AC

 九州や福岡のソウルフードと言えば、とんこつラーメン。そしてラーメンとして認められているのも、とんこつラーメンのみ。醤油ラーメンや味噌ラーメンなどに対しては、「あれはラーメンじゃなか!」と断言する人がいるほどです。

 ここ数年でいろいろな味のラーメン店が増えてきたものの、私が引っ越してきたばかりの頃はとんこつラーメン店ばかり。とんこつラーメンは確かに美味しいとは思いますが、たまには醤油や味噌も食べたいというのが正直な気持ち。やっと探し当てた醤油ラーメンのお店での感動と味わいは今でも忘れられません。

大盛りキャベツを無料提供!福岡の焼き鳥店

提供:写真AC

 福岡の街に多い焼き鳥店。ほかの地域の焼き鳥店と違うのは、最初に大盛りのザク切りキャベツが無料で提供されるところです。このキャベツは食べ放題となっており、食べ終わると追加してもらえます。


 初めてキャベツが出てきたときは「何でキャベツ?」と驚きましたが、今では他県のお店に行ったときに物足りなさを感じるほど当たり前なことになりました。
 福岡では焼き鳥のメニューもバラエティに富んでいます。鶏肉メニューだけでなく豚バラや牛サガリといった肉類、ホタテやししゃも、イカゲソなどの魚介類、白ネギやピーマン、椎茸といった野菜など、工夫を凝らしたメニューが充実。ほかの地域の焼き鳥店ではなかなか見られないメニューも楽しめます。

福岡県民の体育には「ヤーッ!」が欠かせない

提供:写真AC

 福岡の子ども達は、膝を抱えて座るいわゆる「体育座り」から立ち上がる時、必ず「ヤーッ!」と叫んで立ち上がります。

 私は娘の運動会で初めてこの様子を見てびっくり。娘は特に疑問に思うことなく順応できたようですが、私は見慣れたとは言え自分の中にはない習慣。福岡で育ってきた人にとってはごく当たり前なことのようですが、「福岡だけの習慣だよ」と伝えると結構激しく驚かれます。

 福岡県民の間では当たり前、でも他県の人から指摘されて初めて気付く「福岡あるある」。
 東京から引っ越してきた私が特に強く感じたのは、福岡県民の「地元愛」の強さです。それは他県から来た人間だからこそ分かることなのかも知れません。
 「福岡」のこれからと、これ以上変わってほしくない適度な都会さと豊かな自然が魅力的な福岡の姿を、この先も見守っていきたいと思っています。

(ファンファン福岡公式ライター/Natsuki)

あわせて読みたい
博多駅構内に漂うあま~~い匂いの正体は何? 博多駅に降り立ったら、なにやら「あま~~い」匂いがしませんか? 出典:ファンファン福岡 ■街の匂いってありますよね みなさんは「街の匂い」って意識したことありま...
あわせて読みたい
路線バスが高速道路を走る!?福岡の日常に他県民が驚愕 福岡の常識「路線バスが高速道路を走る」は、他県では非常識? 出典:ファンファン福岡 ■博多駅発~ヤフオク!ドーム行バス車内にて… 今やその人気が全国区になりつつあ...
あわせて読みたい
福岡人なら絶対知ってる!聞くだけでテンションが上がる歌 「この歌は、福岡人なら絶対知ってる!」という歌、ありますよね~。 出典:ファンファン福岡 ■福岡人なら誰でも歌える“いざゆけ若鷹軍団” ♪玄界灘の~潮風に~♪ 今や福...

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次