福岡【久留米エリア】日帰り旅(1)「くるめウス」「柳坂曽根の櫨並木」 ~ファンファン調査隊~

 福岡県久留米市は筑後地域の商業の中心地でありながら豊かな自然も魅力です。福岡市内から車で約50分。筑後川の恵みに育まれた歴史と文化芸術が息づく街、久留米エリアで日帰り旅をしませんか。編集部注目のスポットを3編に分けて紹介します! 

目次

防災を学び、生き物にも出合える! 【筑後川防災施設 くるめウス】

「筑後川防災施設 くるめウス」

 水害への備えを中心に筑後川について多角的に伝える施設です。昭和28(1953)年の大水害から50年の節目である2003年に開館しました。

筑後川の歴史も紹介

 災害時に防災拠点の役割を果たすほか、平常時は水防災、河川愛護の意識啓発のための学習会、資料展示がされています。

ジオラマ水槽「筑後川の仲間たち」

 筑後川流域を再現したジオラマ水槽に上流、中流、下流、河口の生き物たちが泳いでいました。

コイにおやつをあげられます

 筑後川に生息する淡水魚約100種類のうちウナギ、ナマズ、ムツゴロウなど20~30種類が展示されています。宇宙飛行士向井千秋さんと宇宙へ行ったヒメダカの子孫たち「宇宙メダカ」も泳いでいますよ。

(左上から時計回りに)スッポン、ナマズ、ウナギ、トビハゼ

 “久留米生まれのバラ色のタナゴ”クルメウスもいます! 筑後川で捕獲されたタナゴが標本になったことから付けられた名前です。和名は「ニッポンバラタナゴ」。子どもを産む春になるとオスの腹部がきれいなバラ色になるそうです。

「クルメウス」。「ニッポンバラタナゴ」の別名(提供:くるめウス)

 同館では子ども向けの工作イベントなども定期的に開催されています。「夏場は川遊び、カヌー体験ができます。11月9日(土)はマルシェ『ぐるめウスwithキッチンカー』、11月26日(火)は子ども向けの川の清掃イベントを予定しています」と館長の川嶋睦己さん。

 筑後川の河川敷沿いに位置しているので、山を背景にのどかな美観が広がっています。周辺の散歩もおすすめです。

筑後川の河川敷でひと休み

筑後川防災施設 くるめウス

住所 久留米市新合川1-1-3
電話 0942-45-5042  
営業 9:30〜17:00
入館料 無料
定休 月曜(祝日の場合は翌平日)、12月30日~1月3日、10月の最終火曜
駐車場 普通車20台、バス1台、身障者用2台

約1.2km続くハゼの並木道 11月中旬ごろには紅葉が見頃に【柳坂曽根の櫨並木】

 昭和39(1964)年に福岡県の天然記念物に指定されました。「伊吉ハゼ」を中心とした約260本ものハゼの木々が約1.2kmにわたって植えられています。ハゼの実は和ろうそくの原料として有名!

 11月16日(土)〜24日(日)には「柳坂ハゼ祭り」を開催。露店やキッチンカーも出店します♪

柳坂曽根の櫨並木

住所 久留米市山本町豊田(柳坂曽根)
電話 090-4486-9960
駐車場 臨時駐車場、山本運動広場、緑化流通センター

日帰り旅(2)に続く↓↓↓

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

「ファンファン福岡/サブクリップ」(福岡都市圏内配布、福岡市地下鉄駅駅設置)紙面に掲載した話題、編集部員が突撃取材した話題などを紹介します!

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