泥んこ芋掘り体験! 秋の味覚も堪能しながら食べ物の大切さを学べた子どもたち

わが家は、兄が小学校3年生、妹が1年生の時に友達家族と一緒に芋掘りに行ったことがあります。野菜を育てる環境に触れることで、食事への考え方に変化が生まれる体験ができたのです。

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友人家族のお誘いで芋掘りへ

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 友人家族の誘いで、小学校3年生の兄と1年生の妹を連れて芋掘りへ行くことにしました。自分で長靴や軍手を選んだり、一緒に準備を進め、楽しみにしていた子ども達。

 幼稚園で芋掘り体験をしたことはありましたが、家族で行ったことはなかったため、張り切っている2人をみているだけで私もワクワクしていました。

自然豊な畑でどろんこ芋掘り体験

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 当日、現地へ向かうと自然豊かな畑に到着。個人で畑をしていて、普段は芋掘り体験をしていないため、ビニールシートを破って開けたり、芋のツルを切ったりなど、芋掘りの準備も自分たちで体験しました。

 畑の方が
 「農薬を使っていないから、体に優しいお芋が取れますよー! 虫もいるので、驚かないでね」と説明すると、虫が大好きな兄は大喜び。

 ビニールの下の土を掘って行くと、大きなお芋がたくさん。
 「大きなお芋取れたよー!」
 「いっぱいくっついてる!」といい喜んでいたのですが、土を掘るとたくさん小さな虫も登場。

 「いっぱい虫がいてお芋が取れない〜」と、妹が驚いて泣いしまいました。兄は
 「僕が変わりにとるよ!」
 「この虫達は怖くないよ」と言いながら、妹を助けている姿を見てみんなでほっこり。

 一緒に行った友達家族のにも同じ年の兄妹がいたので、兄は
 「△︎△君のお芋大きいね!」と友達に声をかけたり、妹は
 「こっちの方がたくさんお芋あるよー! ◯︎◯ちゃんも一緒に掘ろう!」と誘ったり、全身泥だらけになりながら、みんなで芋掘りを楽しんでいました。

掘ったお芋でパーティーをしてお腹いっぱいに

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 自然の中で色々な体験を楽しんでいると、畑の人から
 「よし、そろそろ芋掘りをおしまいにしようか!」と声がかかると、子ども達は
 「たくさんとれたね!」
 「楽しかったー!」と大満足の様子でしたが、
 「でも、もうちょっとやりたかったな」と少し寂しそう。

 そんな子ども達に農家の人は、
 「大丈夫! まだ仕事が残ってるよ。一緒に焼き芋を作ろう」と提案。用意してあった焼き芋を作る機械に、自分たちで掘ったお芋を入れて、焼き芋作りの体験もしました。

 その場で、出来立ての焼き芋食べて
 「美味しい!」
 「ふかふかだね!」と喜ぶ子どもたち。さらに、畑の人が作ってくれていたお芋を使ったご飯とお味噌汁も登場。なんと私たちが芋掘りをしている間に、作ってくれていたのです。

 兄は、
 「え! これ僕たちが掘ったお芋? 甘いくて美味しい! お味噌汁あったかくて美味しいね〜」と感動していました。炊き込みご飯が苦手で普段はあまり箸が進まない妹も、
 「こんな炊き込みご飯初めて食べた!」と大喜び。

 みんなで掘ったお芋を使って秋の味覚を満喫した1日に。最後は、お土産に掘ったお芋をもらって帰りました。

食べ物に対する感謝する感謝の心が育った子ども達

 後日、家でもお芋料理を一緒に作りました。
 「たくさん虫がいたねー」
 「どろんこになって楽しかったね!」など、芋掘り体験の思い出を話しながら盛り上がる子ども達。

 いつもは好きなものしか食べなかったり、食べている時に遊んでしまったりする2人ですが、この日は最後まで夢中で食べて、残さず綺麗に完食。 自分で収穫して料理を作ることで、食べ物に対する感謝の気持ちが育ったのかなぁ、と食育の大切さを実感しました。

(ファンファン福岡公式ライター/tera)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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