大分県臼杵市が市政20周年を迎えるにあたり、「うすき食文化祭2024」を11月23日(祝・土)と24日(日)の2日間にわたって開催します。臼杵の豊かな食材を活かした食品や加工品の販売、ステージイベントやミニコンサートなど、多彩な催しが市内外から訪れる人々を楽しませます。
臼杵市の20年の歩みとユネスコ「食文化創造都市」登録の背景
臼杵市は平成17年1月1日に、旧臼杵市と旧野津町の合併によって誕生しました。以降、両地域の伝統・特性を引き継ぎながら、新たな歴史を紡ぎ、地域活力の向上に取り組んできました。
臼杵市は2021年11月、その豊かな食文化が評価され、ユネスコの創造都市ネットワーク(食文化分野)に加盟しました。臼杵の食文化には以下の特徴があります。
- 江戸時代に藩の財政難から生まれた郷土料理
- 住職が修行で体得した料理を振る舞う精進料理
- 新鮮なため薄く引けない厚めのふぐ刺し
- 400年以上続く発酵文化の醤油と味噌
- 地元の魚料理にあうように作られた地酒
- こだわりの土づくりから始まる野菜
- 藩主・稲葉家伝承の本膳料理
この食文化は、地域の歴史と自然が紡ぐ独自の魅力を持ち、訪問者に「本物」の体験を提供します。
うすき食文化祭2024を彩る主なイベント
ステージイベント
マーク・パンサーさん、ダイノジ大谷さん、板井麻衣子さんといった著名人が登場。トークショーや音楽イベントを展開します。さらに、子どもたちのダンスパフォーマンスやお菓子まき、大抽選会も実施されます。
食文化屋台
山形県鶴岡市と、3つの海外ユネスコ食文化創造都市から料理人を招き、それぞれの両輪人が作る各都市の郷土料理を販売します。普段味わえない現地の食文化を堪能できる貴重な機会です。
うすき酒場
市内の酒造会社4社が参加する出張販売会も行われます。角打ちスタイルで、一杯から地酒を楽しめるほか、相性抜群のおつまみも提供されます。
そのほか、ミニコンサートやワークショップなど、多様なイベントが盛りだくさんです。
イベント概要
イベント名:うすき食文化祭2024
開催日:2024年11月23日(祝・土)・24日(日)
主催:臼杵食文化創造都市推進協議会、臼杵市
問合せ先:臼杵市産業観光課 食文化創造都市推進室
TEL:0972-63-1111(内線5680)
受付時間:平日 8:30~17:15
臼杵市政20周年を祝う「うすき食文化祭2024」。この記念イベントを通して、地域の歴史と伝統に触れながら、臼杵の豊かな食文化をぜひ現地で体験してください。