福岡県では近年、豪雨災害が相次いでいます。災害は「とき」「ところ」「ひと」を選びません。いざというときに慌てることのないよう、災害時の行動について考えておきましょう。
逃げ遅れゼロへ! 「警戒レベル4」で危険な場所から全員避難!
災害時にとるべき行動を示したのが「警戒レベル」です。 警戒レベル1、2は気象庁から発表、警戒レベル3、4、5は住んでいる市町村から発令されます。
避難の仕方について考える
今、災害が起きたら、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難が必要です。これまでと同じ避難の仕方では「密」状態を招きやすく、感染のリスクが高まってしまいます。避難した場所での「密」状態を防ぐため、避難先の検討が大切に。前もって考え、いざというときに備えましょう。
1.在宅避難
自宅で安全を確保できる場合は、在宅避難を検討しましょう。ハザードマップで自宅周辺の状況を確認しましょう。
2.身近な避難所への避難
市町村や自治会などが災害時に開設する避難所を確認しておきましょう。
3.分散避難
安全が確保できる親戚や知人宅、ホテルなどへの避難も検討しましょう。
豪雨時の屋外の移動は車も含め危険です。やむを得ず車中泊をする場合は、周囲の安全確認を十分に行ってください。
備蓄品や非常時持ち出し袋の準備を
災害発生に備えて、少なくとも3日分、できれば1週間分の食料や飲料水を備蓄しましょう。非常時にすぐに持ち出せるよう持ち出し袋も準備を。家庭の状況によって必要な物は違います。今年は新型コロナウイルス感染症への備えも考えましょう。
備蓄品例 □ 飲料水=大人1人1日あたり3Lが目安。給水用の袋・容器も準備を □ 食料=お米、レトルト食品、缶詰、カップ麺など □ 燃料=カセットコンロなど。予備のカセットボンベも多めに。安全に保管を □ 衣類=下着、上着、毛布など □ 工具類=スコップ、ロープ、カッターなど □ その他=皿・コップ、食品用ラップ、歯磨きセット、ろうそくなどの照明、新聞紙、ガムテープなど
非常時持ち出し袋 □ 貴重品 □ 避難グッズ(懐中電灯など) □ 情報グッズ(携帯ラジオ、充電器など) □ 飲料水・非常食 □ 救急用品・衛生用品 □ 生活用品(タオル、ナイフなど)
★コロナ対策も忘れずに 避難所でも不足している可能性があります。できるだけ携行しましょう。 □ マスク □ 体温計 □ 消毒液 □ せっけん
福岡県消防防災指導課
電話:092-643-3113
※2020.7.10掲載